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【完全保存版】リーバイスビッグeの年代を見極める方法!知らないと損する価値判定のコツ

【完全保存版】リーバイスビッグeの年代を見極める方法!知らないと損する価値判定のコツ
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リーバイスビッグe 年代について調べているあなたは、ヴィンテージジーンズの価値を正しく理解したいと考えているのではないでしょうか。リーバイスのビッグEモデルは、1970年から1973年という短い期間に製造されたヴィンテージジーンズの代表格で、その希少性と独特な特徴から現在でも高い人気を誇っています。

この記事では、リーバイスビッグEの正確な製造年代から、復刻版との見分け方、価値判定のポイントまで、徹底的に調査した情報をお伝えします。赤タブの「E」が大文字になっているだけでなく、ステッチの違いやボタンの刻印など、知っているとグッと差がつく判別方法も詳しく解説していきます。

この記事のポイント
✓ リーバイスビッグEの正確な製造年代(1970-1973年)がわかる
✓ 赤タブ以外での確実な見分け方を習得できる
✓ 復刻版と本物の違いを見極められるようになる
✓ ビッグEの市場価値と査定ポイントが理解できる

リーバイスビッグeの年代と特徴の基礎知識

  1. リーバイスビッグeの年代は1970年から1973年まで
  2. リーバイスビッグeの最大の特徴は赤タブの大文字「E」表記
  3. リーバイスビッグeには3つの種類がある
  4. リーバイスビッグeと66前期の見分け方は赤耳のステッチ
  5. リーバイスビッグeの復刻版と本物の違いは細部のディテール
  6. リーバイスビッグeの価値は年代とコンディションで決まる

リーバイスビッグeの年代は1970年から1973年まで

【リーバイス】リーバイスビッグeの年代は1970年から1973年まで

リーバイスビッグEの正確な製造年代は、1970年から1973年までの約3年間という短期間に限定されています。この短い製造期間こそが、現在のビッグEモデルの希少性を生み出している最大の要因となっているのです。

ビッグEモデルが登場する前は、1960年代後半まで「501XX」というロットナンバーが使用されていました。しかし、1967年頃からロットナンバー末尾の「XX」が外され、現在と同じ「501」表記に変更されました。この変更と同時期に、様々なディテールのアップデートが行われたのです。

📊 リーバイス501の年代別変遷

時期モデル名主な特徴
~1965年501XXロットナンバーにXX表記
1966~1967年501-501過渡期モデル
1967~1969年501TYPEタイプ表記
1970~1973年501ビッグE赤タブの「E」が大文字
1973~1976年501 66前期赤タブの「e」が小文字

この期間中に製造されたジーンズのみが、真の「ビッグE」と呼べるヴィンテージなのです。製造期間が短いため、現存する個体数も限られており、コレクターの間では特に価値の高いモデルとして位置づけられています。

特に注目すべきは、1973年を境に赤タブの表記が大文字の「LEVI’S」から小文字の「LeVI’S」に変更されたことです。この変更により、ビッグEモデルは文字通り「大文字のE表記の最終モデル」となったのです。

リーバイスビッグeの最大の特徴は赤タブの大文字「E」表記

【リーバイス】リーバイスビッグeの最大の特徴は赤タブの大文字「E」表記

リーバイスビッグEの最も分かりやすい識別ポイントは、バックポケットの赤タブに織り込まれた「LEVI’S」の「E」が大文字になっていることです。この特徴こそが「ビッグE」という愛称の由来となっています。

赤タブは1936年にリーバイスが他社製品との差別化を図るために導入したアイコン的存在です。当初は表面のみに文字が入っていましたが、1950年代前半からは裏面にも「LEVI’S」の文字と登録商標を示す「®」マークが追加されました。

🔍 赤タブの表記変遷

年代表記備考
1936~1950年代前半片面のみ表記裏は無地
1950年代前半~1960年代中頃均等VVのL右が同じ幅
1960年代後半~1973年不均等V + 大文字EビッグEの特徴
1973年以降不均等V + 小文字eスモールe

ビッグEモデルの赤タブには、もう一つ重要な特徴があります。それは「V」の形状が左右非対称になっていることです。具体的には、「V」の左側が太く、右側が細いという「不均等V」と呼ばれる字体が使用されています。

この不均等Vは1960年代後半頃から採用され始めたデザインで、それまでの左右対称の「均等V」とは明確に区別されます。つまり、ビッグEモデルを見分けるためには、「大文字のE」と「不均等V」の両方を確認する必要があるのです。

また、赤タブの織り込み方法にも時代的特徴があります。ビッグEモデルでは、タブの両面に文字が織り込まれており、折り目の部分には「®」マークが刺繍されています。この登録商標マークは、1950年代以降に普及したシンボルで、年代判定の重要な手がかりとなります。

リーバイスビッグeには3つの種類がある

【リーバイス】リーバイスビッグeには3つの種類がある

リーバイスビッグEモデルと一口に言っても、実は3つの異なるタイプが存在します。これらの違いを理解することで、より正確な年代判定と価値評価が可能になります。

まず理解しておくべきは、ビッグEという呼称は、1970年から1973年という限定された期間に製造されたモデル全般を指すということです。この期間内でも、製造時期や工場の違いによって、微細なディテールの違いが存在するのです。

🎯 ビッグEモデルの分類

タイプ特徴希少度
初期型(1970年頃)501XXからの移行期的特徴★★★★★
中期型(1971~1972年)最も標準的なビッグE★★★★☆
後期型(1972~1973年)66前期への移行準備期★★★☆☆

初期型ビッグEは、501XXモデルからの移行期にあたるため、一部にXXモデルの特徴を残している場合があります。例えば、アーキュエイトステッチの色がまだイエローに近い個体や、隠しリベットが残っている場合があります。これらの特徴を持つ初期型は、コレクターの間では特に価値が高いとされています。

中期型ビッグEは、最もスタンダードなビッグEの特徴を備えたモデルです。アーキュエイトステッチは金茶色に統一され、ステッチのピッチも倍増されています。また、トップボタン脇のV字ステッチが2本の平行ステッチに変更されているのも、この時期の特徴です。

後期型ビッグEは、1973年の66前期モデルへの移行を控えた時期の製品で、一部に次世代モデルの要素が取り入れられ始めています。例えば、内側のケアラベルの表記内容に変化が見られたり、生地の織り方に微妙な違いが生じている場合があります。

これらの違いを見分けるには、赤タブだけでなく、ボタンの刻印、ステッチの形状、パッチのデザインなど、複数の要素を総合的に判断する必要があります。

リーバイスビッグeと66前期の見分け方は赤耳のステッチ

【リーバイス】リーバイスビッグeと66前期の見分け方は赤耳のステッチ

赤タブが欠損している場合でも、赤耳(セルビッジ)部分のステッチの違いを確認することで、ビッグEと66前期を確実に見分けることができます。この方法は、ヴィンテージデニム通の間ではよく知られた判別テクニックです。

赤耳とは、デニム生地の端に見える赤い糸のラインのことで、旧式の織機で織られた証拠となります。この赤耳部分のステッチ構造に、年代による明確な違いがあるのです。

🔧 赤耳ステッチの違い

モデル赤耳脇のステッチ詳細
ビッグEシングル × シングル両側ともシングルステッチ
66前期シングル × チェーン片側がチェーンステッチ
66後期以降チェーン × チェーン両側ともチェーンステッチ

ビッグEモデルでは、赤耳の両脇がシングルステッチ×シングルステッチの構造になっています。シングルステッチとは、一本の糸で直線的に縫われた最もシンプルなステッチ方法です。この時代は、まだ製造工程が比較的シンプルで、手間をかけた丁寧な作りが特徴でした。

一方、66前期モデルでは、赤耳の片側がチェーンステッチに変更されています。チェーンステッチは、糸が鎖状に連結された縫製方法で、より強度が高く、伸縮性にも優れています。この変更は、ジーンズの耐久性向上を目的とした改良の一環でした。

実際の確認方法は以下の通りです:

  1. 赤耳を見つける:インサイドシームの縫い代部分に赤いラインを確認
  2. ステッチを観察:赤耳の両脇に施されている縫製を詳しく見る
  3. ステッチの種類を判別:直線的ならシングル、鎖状ならチェーン

この判別方法は、パッチや赤タブが欠損している場合でも確実に年代を特定できるため、中古品の購入時や査定時に非常に有効です。ただし、移行期には例外的な個体も存在するため、他の特徴と併せて総合的に判断することが重要です。

リーバイスビッグeの復刻版と本物の違いは細部のディテール

【リーバイス】リーバイスビッグeの復刻版と本物の違いは細部のディテール

現在市場に流通している「ビッグE」には、オリジナルのヴィンテージと復刻版(レプリカ)の2種類が存在します。復刻版と本物を見分けるポイントは、細部のディテールと経年変化の質にあります。

リーバイス・ヴィンテージ・クロージング(LVC)をはじめ、多くのメーカーがビッグEの復刻版を製造していますが、完全に同じものを作ることは技術的・コスト的に困難です。そこで、注意深く観察すれば区別できる違いが生まれるのです。

本物と復刻版の主な違い

項目オリジナル復刻版
生地の質感コーンミルズ社製の独特な風合い現代の織機による均質な質感
色落ちの質深みのある自然な色落ちやや人工的な色落ち
ボタンの質感真鍮の重厚感と経年変化新しい金属の光沢感
ステッチの不均一さ手作業による微細な不揃い機械による均一なステッチ
全体的な風合い数十年の歴史による重み新品特有の硬さ

生地の質感は最も重要な判別ポイントです。オリジナルのビッグEは、ノースキャロライナ州のコーンミルズ社が独占的に供給していた特別なデニム生地を使用しています。この生地は「XX(ダブルエクシード)」と呼ばれる最高ランクのもので、現代では再現が困難な独特な風合いを持っています。

経年変化の質も重要な要素です。50年以上の月日を経たオリジナルは、洗濯による自然な色落ち、着用による摩擦跡、金属パーツの酸化など、人工的には作り出せない変化を見せています。特に「土落ち」と呼ばれる茶色がかった色落ちは、オリジナルの大きな特徴の一つです。

復刻版を見分ける際は、以下のポイントに注目してください:

  • 新品すぎる外観:あまりにも状態が良すぎる場合は復刻版の可能性
  • 均一すぎる仕上がり:現代の機械製造による完璧すぎるディテール
  • 価格の安さ:オリジナルと比べて極端に安い場合は要注意
  • 販売店の信頼性:正規の古着店や信頼できる販売者から購入する

リーバイスビッグeの価値は年代とコンディションで決まる

【リーバイス】リーバイスビッグeの価値は年代とコンディションで決まる

リーバイスビッグEの市場価値は、製造年代の希少性とコンディションの良さによって大きく左右されます。一般的に、古い年代でコンディションが良好なものほど高値で取引されています。

現在の市場では、ビッグEモデルの買取価格は5万円から10万円程度が相場とされていますが、コンディションや希少性によってはそれ以上の値段がつくことも珍しくありません。

💰 ビッグE市場価値の決定要因

要因影響度詳細
コンディション★★★★★色残り・ダメージの有無
製造年代★★★★☆1970年に近いほど価値大
サイズ★★★☆☆需要の高いサイズ
付属品★★★☆☆タグ・パッチの有無
希少性★★☆☆☆特殊な仕様の個体

コンディションは価値判定の最重要要素です。デニムの色がどの程度残っているか(「色残り何割」という表現で評価)、ダメージやリペア跡があるかないかで、価格は大きく変動します。「10割色残り」で「ノーダメージ」の個体は、デッドストック品として最高値で取引されます。

色落ちの質も重要なポイントです。青い色落ちよりも茶色がかった「土落ち」の方が、一般的にはやや評価が下がる傾向にあります。しかし、自然な経年変化として土落ちを好むコレクターも多く、一概に価値が低いとは言えません。

査定時のポイントとして以下が挙げられます:


高価買取につながる要素

  • ✅ 色残り8割以上
  • ✅ 大きなダメージがない
  • ✅ オリジナルのタグ・パッチが残っている
  • ✅ 適切な保管状態
  • ✅ 人気サイズ(W32-34程度)

減額要因となる要素

  • ❌ 大幅な色落ち(5割以下)
  • ❌ 穴あき・破れのダメージ
  • ❌ 素人によるリペア跡
  • ❌ カビ・変色・異臭
  • ❌ 極端なサイズ(W28以下、W38以上)

投資的観点から見ると、ビッグEモデルは製造から50年以上が経過しているにも関わらず、価値を維持し続けている稀有なアイテムです。今後も希少性は増していくと予想されるため、良質な個体を適正価格で入手できれば、長期的な価値保全も期待できるでしょう。

リーバイスビッグeの年代判別と活用方法

【リーバイス】リーバイスビッグeの価値は年代とコンディションで決まる
  1. リーバイスビッグeの年代判別はトップボタンの刻印も重要
  2. リーバイスビッグeのジャケットも同時期に製造されていた
  3. リーバイスビッグeの現行品は復刻版のみ
  4. リーバイスビッグeいつまで製造されたかは1973年が境目
  5. リーバイスタグの年代判別方法は複数ある
  6. 66ビッグeと呼ばれるモデルの年代は存在しない
  7. まとめ:リーバイスビッグeの年代を正しく理解することで価値ある一本を見つけられる

リーバイスビッグeの年代判別はトップボタンの刻印も重要

【リーバイス】リーバイスビッグeの年代判別はトップボタンの刻印も重要

リーバイスビッグEの年代を正確に判別するには、トップボタン裏の刻印番号も重要な手がかりとなります。この刻印は生産工場の識別番号と考えられており、年代判定の補助的な要素として活用できます。

ビッグEモデルのトップボタンには、主に「2」「4」「6」「8」「16」などの数字が刻印されています。これらの番号は、リーバイスの製造工場や品質管理のための識別コードとして使用されていました。

🏭 トップボタン刻印と工場の関係

刻印番号推定工場・時期特徴
2初期工場1970年頃の初期型に多い
4中期工場標準的なビッグE仕様
6主力工場最も多く見られる刻印
8後期工場1972-73年頃に多い
16特別工場限定的な製造

ただし、これらの刻印番号だけで確定的な年代判定はできません。なぜなら、同じ番号が複数の時期にわたって使用されていたり、工場間での製造移管があったためです。あくまでも他の特徴と組み合わせて判断する材料の一つとして考えるべきです。

刻印の確認方法は以下の手順で行います:

  1. トップボタンを確認:ウエストバンドの中央部分のボタン
  2. ボタンを外す:慎重に取り外して裏面を観察
  3. 刻印を読み取る:拡大鏡があると確認しやすい
  4. 他の特徴と照合:赤タブ、ステッチ、パッチと総合判断

興味深いことに、66前期以降のモデルでは刻印「6」が基本となります。これは、ビッグEから66前期への移行期における製造体制の変更を反映していると考えられます。つまり、「6」以外の刻印があるボタンは、ビッグEモデルである可能性が高いということになります。

また、ボタン自体の質感や色合いも年代判定の参考になります。オリジナルのビッグEモデルでは、真鍮製の重厚なボタンが使用されており、50年以上の歳月による独特な酸化や摩耗が見られます。復刻版では、この経年変化を完全に再現することは困難です。

リーバイスビッグeのジャケットも同時期に製造されていた

【リーバイス】リーバイスビッグeのジャケットも同時期に製造されていた

リーバイス501ビッグEと同時期に、デニムジャケットでもビッグE表記のモデルが製造されていました。これらのジャケットも現在では高い価値を持つヴィンテージアイテムとして取り扱われています。

ビッグEジャケットの代表的なモデルは「507XX」や「70505」です。これらのジャケットも、ジーンズと同様に赤タブの「E」が大文字になっており、同じ1970年から1973年の期間に製造されました。

👕 ビッグEジャケットの主要モデル

モデル名特徴希少度
507XX ビッグEセカンドタイプの最終型★★★★★
70505 ビッグEサードタイプの初期型★★★★☆
70506 ビッグE特殊仕様モデル★★★★★

507XX ビッグEは、セカンドタイプと呼ばれるデニムジャケットの最終型にあたります。胸ポケットにはプリーツがあり、全体的にシルエットがタイトなのが特徴です。このモデルは製造期間が短く、現存数も限られているため、特に高い価値を持っています。

70505 ビッグEは、サードタイプの初期型で、現在のデニムジャケットの原型となったモデルです。胸ポケットのプリーツが廃止され、よりシンプルなデザインになりました。ビッグEの70505は、ジャケットコレクターの間では特に人気が高いモデルです。

ジャケットの年代判定においても、ジーンズと同様の方法が使用できます:


ジャケットの年代判定ポイント

  • 🔍 赤タブの「E」が大文字
  • 🔍 ボタンの刻印番号
  • 🔍 内側のケアラベルの有無
  • 🔍 ポケットの形状と仕様
  • 🔍 全体的な色落ちの質

ビッグEジャケットの市場価値は、ジーンズよりもさらに高い場合があります。特に507XX ビッグEのようなレアモデルは、コンディションが良ければ10万円を超える価格で取引されることも珍しくありません。

ジャケットとジーンズをセットで揃えることを「セットアップ」と呼び、コレクターの間では特に価値の高いコレクションとされています。同じ年代、同じ工場で製造されたセットアップは、ヴィンテージデニムの最高峰として位置づけられているのです。

リーバイスビッグeの現行品は復刻版のみ

【リーバイス】リーバイスビッグeの現行品は復刻版のみ

現在市場で入手できるリーバイスビッグEは、**すべて復刻版(レプリカ)**です。オリジナルのビッグEは1973年に製造が終了しており、50年以上前の製品のため、新品で購入することは不可能です。

リーバイス・ヴィンテージ・クロージング(LVC)や日本の複数のメーカーが、ビッグEモデルの復刻版を製造していますが、これらは「復刻」「レプリカ」「リプロダクト」などと呼ばれ、オリジナルとは明確に区別されています。

🏪 主要な復刻版メーカー

メーカー特徴価格帯
Levi’s Vintage Clothing (LVC)公式復刻版、高い再現度3-5万円
WAREHOUSE日本製、細部までこだわり4-6万円
STUDIO D’ARTISAN独自解釈の復刻版3-4万円
FULLCOUNTオリジナル要素を加えた復刻3-5万円
SUGAR CANE忠実な再現を目指した復刻3-4万円

LVCの復刻版は、リーバイス公式が手がけているため、最も忠実にオリジナルを再現していると評価されています。ただし、現代の製造技術や法的制約により、完全に同じものを作ることは不可能です。

日本の復刻メーカーは、それぞれ独自の研究と解釈に基づいて復刻版を製造しています。中には、オリジナル以上の品質を目指すメーカーもあり、復刻版として独自の価値を持っています。

復刻版を購入する際の注意点:


復刻版購入時のチェックポイント

  • ✅ 「復刻」「レプリカ」の明記があるか
  • ✅ 適正な価格設定(オリジナルより安い)
  • ✅ メーカーの信頼性と実績
  • ✅ 返品・交換ポリシーの確認
  • ✅ サイズ感の確認(現代的な調整がされている場合あり)

復刻版は「オリジナルの代替品」として楽しむものです。投資価値を期待するのではなく、ビッグEのデザインや雰囲気を現代的に楽しむためのアイテムとして考えるのが適切でしょう。

リーバイスビッグeいつまで製造されたかは1973年が境目

【リーバイス】リーバイスビッグeいつまで製造されたかは1973年が境目

リーバイスビッグEの製造終了時期は、1973年が明確な境目となっています。この年を境に、赤タブの表記が大文字の「LEVI’S」から小文字の「LeVI’S」に変更され、ビッグEモデルの時代は終わりを迎えました。

1973年という年は、リーバイスの歴史において重要な転換点でした。この時期には、赤タブの変更だけでなく、様々なディテールの変更も同時に行われています。

📅 1973年前後の主な変更点

変更内容変更前(ビッグE)変更後(66前期)
赤タブ表記LEVI’S(大文字E)LeVI’S(小文字e)
内側タグケアインストラクション無し取り扱い表示タグ追加
生地収縮率表記なし8%または10%と明記
バックポケットシングルステッチチェーンステッチへ移行

興味深いことに、1973年は移行期にあたるため、厳密には同年内でもビッグEと66前期の両方が製造されていました。つまり、1973年前半に製造されたものはビッグE、後半に製造されたものは66前期という具合に、同じ年でも異なる仕様が混在していたのです。

この移行期の存在により、1973年製のリーバイスを正確に判別するには、複数の特徴を総合的に確認する必要があります:

  1. 赤タブの表記:最も確実な判別方法
  2. 内側のケアタグ:66前期から追加された要素
  3. バックポケットのステッチ:移行期には混在
  4. ボタンの刻印:工場によって異なる

季節による製造の違いも重要です。一般的に、春夏シーズン向けの製品は年初から製造が開始され、秋冬シーズン向けは年の後半に製造されます。したがって、1973年前半製造の春夏向け製品にはビッグEが多く、後半製造の秋冬向け製品には66前期が多いと推測されます。

この製造終了の背景には、リーバイスの事業拡大と効率化があります。1970年代に入ると、ジーンズの人気が急激に高まり、大量生産体制の構築が急務となりました。ビッグEから66前期への移行は、この大量生産体制への適応の一環だったと考えられています。

リーバイスタグの年代判別方法は複数ある

【リーバイス】リーバイスタグの年代判別方法は複数ある

リーバイスの年代を判別する方法は、赤タブ以外にも複数のタグや表示を組み合わせて行うことができます。これらの情報を総合的に分析することで、より正確な年代判定が可能になります。

まず重要なのはウエストバンド内側の紙パッチです。ビッグEモデルでは、「501」という表記のみがシンプルに印刷されており、その上下や前後に他の文字が入っていません。このシンプルな表記は、ビッグEモデルの期間中だけの特徴です。

🏷️ 各種タグによる年代判別

タグの種類ビッグE期の特徴判別のポイント
紙パッチ「501」のみの表記上下に追加表記なし
ケアラベル存在しない66前期から追加
サイズタグW×L表記現在と同じ形式
品質表示アメリカ製表記“MADE IN USA”

ケアラベルの有無は、非常に重要な判別ポイントです。ビッグEモデルには内側にケアラベル(取り扱い表示タグ)が付いていません。これは、当時はまだ衣類への取り扱い表示が義務化されていなかったためです。

66前期以降では、「CARE INSTRUCTIONS INSIDE GARMENT(衣類の内側に取り扱い表示)」というスタンプが紙パッチに押され、実際に内側にケアラベルが縫い付けられるようになりました。

品質表示タグも年代判定の手がかりになります。ビッグEモデルでは「MADE IN USA」の表記がありますが、後年のモデルでは製造国が多様化していきます。また、生地の品質表示や洗濯方法の指示なども、時代と共に詳細化されていきます。

サイズタグの形式も変遷があります:


サイズ表記の変遷

  • 📏 ビッグE期:W32×L32などの現在と同じ形式
  • 📏 それ以前:32×32など「×」マークなしの表記
  • 📏 それ以降:追加情報(股下など)の併記

これらのタグ情報は、個体によって残存状況が異なります。長年の着用や洗濯により消失している場合も多いため、複数の判別方法を組み合わせて総合的に判断することが重要です。

タグの保存状態も価値判定の重要な要素です。オリジナルのタグが良好な状態で残っている個体は、コレクター価値が高く評価されます。特に、紙パッチが破れずに残っているビッグEは、希少価値が高いとされています。

66ビッグeと呼ばれるモデルの年代は存在しない

【リーバイス】66ビッグeと呼ばれるモデルの年代は存在しない

「66ビッグE」という呼称を耳にすることがありますが、厳密には存在しないモデル名です。これは、ビッグEモデルと66前期モデルの特徴が混同されて生まれた誤った呼び方と考えられます。

正確な分類では、1973年を境にビッグEモデルが終了し、66前期(スモールeモデル)が開始されます。つまり、ビッグEは66前期より前のモデルであり、「66ビッグE」という組み合わせは論理的に成り立たないのです。

🚫 誤った呼称と正しい分類

誤った呼称正しい分類年代
66ビッグEビッグE1970-1973年
66ビッグE66前期1973-1976年
66後期ビッグE66後期1977-1979年

この混同が生じる理由はいくつか考えられます:

1. フラッシャーの誤解 66前期以降のモデルに付いているフラッシャー(紙ラベル)には「©1966」という表記があります。これを見て「1966年製造」と勘違いし、同時期にビッグEがあったと誤認するケースがあります。しかし、この「©1966」はラベルデザインの著作権年を示すものであり、製造年ではありません。

2. 移行期の特殊個体 1973年の移行期には、一部にビッグEの特徴を残しながら66前期の要素も含む個体が存在しました。これらの特殊な個体を「66ビッグE」と呼んでしまうケースがあります。

3. 販売者の知識不足 中古品販売において、正確な知識を持たない販売者が「66ビッグE」という存在しないカテゴリーで商品を出品することがあります。

正しい理解のためには、以下の分類を覚えておくことが重要です:


正確な年代分類

  • ✅ 501XX(~1965年)
  • ✅ 501ビッグE(1970~1973年)
  • ✅ 501 66前期(1973~1976年)
  • ✅ 501 66後期(1977~1979年)
  • ✅ 501 赤耳(1980~1986年)

購入や査定の際は、「66ビッグE」という表記を見かけたら、実際の年代や特徴を詳しく確認することをおすすめします。正しい知識を持つことで、適正な価格での取引が可能になります。

まとめ:リーバイスビッグeの年代を正しく理解することで価値ある一本を見つけられる

【リーバイス】まとめ:リーバイスビッグeの年代を正しく理解することで価値ある一本を見つけられる

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. リーバイスビッグEの製造年代は1970年から1973年までの3年間に限定される
  2. 最大の特徴は赤タブの「LEVI’S」で「E」が大文字表記になっていること
  3. 赤タブがなくても赤耳のステッチ(シングル×シングル)で判別可能である
  4. ビッグEには初期・中期・後期の3つのタイプが存在する
  5. 1973年を境に66前期(スモールe)モデルに移行した
  6. トップボタンの刻印「2」「4」「6」「8」「16」も年代判定の手がかりになる
  7. 現在入手できるビッグEはすべて復刻版(レプリカ)である
  8. ジャケット(507XX、70505など)にもビッグE仕様が存在する
  9. 市場価値は5万円から10万円程度でコンディションに大きく左右される
  10. 復刻版と本物の違いは生地の質感と経年変化の質で見分けられる
  11. 内側にケアラベルがないことがビッグEの特徴の一つである
  12. 紙パッチには「501」のみが表記され上下に追加文字がない
  13. 「66ビッグE」という呼称は存在しない誤った分類である
  14. 移行期の1973年には同年内でも仕様が混在していた
  15. 色落ちの質(土落ち・青落ち)によって評価が変わる
  16. デッドストック品(未使用品)は最高価値を持つ
  17. セットアップ(ジャケット+ジーンズ)は特に高い価値を持つ
  18. 正確な知識により適正価格での売買が可能になる

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト

  1. https://www.mylevis501.com/2016/12/vtg-levis-bige-redtab.html
  2. https://www.leon.jp/fashions/6526
  3. https://www.nakymavideo.com/shopdetail/432029320.shtml
  4. https://frioteka.com.ar/ctg/search/similarImageSearchResultView/?ctgItemCd=25647239
  5. https://www.etsy.com/jp/listing/1084991818/vintage-1960s-levis-big-e-flare-tapestry
  6. https://obsfuneralandcremation.com/index.php/shop/detail/5219881
  7. https://www.etsy.com/jp/listing/980532699/vintage-1960s-miss-levis-cartoon-print
  8. https://kanteikyoku.jp/store/ichikawa/news/466440/
  9. https://www.artcorp.co.zw/?g=101599683031510&mod=d3380293&uri=pin.php?info/343259252
  10. https://www.reddit.com/r/VintageLevis/comments/ic9l63/how_to_date_levis_big_e_without_patch_or_care_tag/?tl=ja
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