赤タブ リーバイス 偽物見分け方を知りたい方は、きっと本物のリーバイスを手に入れたいと考えているはずです。しかし、リーバイスの人気が高いからこそ、市場には精巧な偽物が多数出回っており、見分けることは決して簡単ではありません。特に赤タブは最も重要な判別ポイントの一つですが、偽物製造業者も巧妙に模倣してくるため、正確な知識が必要です。
本記事では、赤タブの特徴から始まり、パッチ、ボタン裏の刻印、内タグ、リベット、ステッチまで、リーバイス偽物を見抜くための全ての要素を網羅的に解説しています。さらに、501XX、ビッグE、66前期・後期といった人気モデル別の見分け方や、フリマアプリでの購入時の注意点まで、実践的な情報も豊富に盛り込みました。徹底的に調査してどこよりもわかりやすくまとめ、独自の考察も交えた完全ガイドとなっています。
この記事のポイント |
---|
✅ 赤タブの刺繍や文字の違いで偽物を確実に見抜く方法 |
✅ パッチとボタン裏刻印による年代判定と真贋確認テクニック |
✅ 501XX・ビッグE・66モデル別の偽物見分け方の具体例 |
✅ フリマアプリやオークションでの安全な購入方法と対策 |
赤タブから始まるリーバイス偽物見分け方の基本テクニック
- 赤タブの刺繍と文字で偽物を見抜く方法
- パッチの質感と表記が本物と偽物の決定的な違い
- ボタン裏の刻印番号で真贋を確実に判定する技術
- リベットの刻印や細部の縫製で違いを発見するコツ
- 内タグの表記や情報で真贋を確認する手順
- 年代別モデルの特徴を理解して偽物を回避する方法
赤タブの刺繍と文字で偽物を見抜く方法
リーバイスの象徴である赤タブは、偽物を見分ける最も重要なポイントの一つです。本物の赤タブには「LEVI’S」のロゴが刺繍されており、その品質や文字の形状が偽物との決定的な違いとなります。
🔍 赤タブのサイズと配置の確認方法
まず赤タブのサイズに注目する必要があります。偽物の場合、本物と比較してサイズが微妙に異なることが多く、この違いを見極めることで真贋判定が可能になります。本物と偽物を並べて比較すると、この違いが明確に現れます。
チェックポイント | 本物の特徴 | 偽物の特徴 |
---|---|---|
サイズ | 正確なサイズで統一 | 微妙に大きさが異なる |
刺繍の質 | 高品質で均一 | 雑で不均等 |
フォント | 正確なフォント | 微妙に異なるフォント |
Rマーク | 正確に表示 | 不正確や欠損 |
📝 「ビッグE」表記の年代判別法
1971年より前のモデルのジーンズのみ、Levi’s表記に大文字のE(「ビッグE」)を使用しています。もし購入したジーンズが1971年以降のモデルで「ビッグE」表記があるものは偽物の可能性が非常に高いと考えられます。この年代判別は確実性の高い判定方法の一つです。
また、赤タブの「LEVI’S」の文字にも注目すべきです。本物の場合、フォントや縫い目の質が非常に高いのが特徴で、偽物ではフォントが微妙に異なったり、縫製が雑だったりすることが多いようです。特に「R」マークが正確に表示されているかどうかも重要なチェックポイントです。
🔢 赤タブの番号表記の確認
本物の赤タブには横に番号が入っていることがありますが、偽物にはこの番号がないケースも見られます。比べてみると、本物には番号が入っているのに対し、偽物にはない例が多く報告されています。取り外してみないと判りませんが、この番号の有無も偽物判別の重要な手がかりとなります。
パッチの質感と表記が本物と偽物の決定的な違い
リーバイスの後ろのベルト部分に貼られているレザーパッチも、真贋判定の重要なポイントです。本物のリーバイスはどれもレザーパッチがほぼ同じデザインで、高品質の素材を使用しています。
🎯 パッチの材質と質感の判別テクニック
本物のパッチには若干きめの粗さがあり、柔らかく擦り切れている特徴があります。偽物の多くは安価な革や代替品を使っているため、何かに覆われているような、またはプラスチックのような触り心地があるかもしれません。本物のパッチの素材はなめらか過ぎず、硬すぎないのが特徴です。
パッチの種類 | 使用期間 | 特徴 |
---|---|---|
革パッチ | ~1958年頃 | 鹿革使用、「Every Garment Guaranteed」表記 |
紙パッチ(ギャラ入り) | 1958年~62年頃 | 「Every Garment Guaranteed」表記あり |
紙パッチ(ギャラ無し) | 1962年以降 | 「Every Garment Guaranteed」表記なし |
📊 パッチのデザインと印字の精度
パッチのデザインに間違いがないかも確認が必要です。本物のリーバイスジーンズには、モデル・スタイルそしてウェスト、股下のサイズが黒色で表示されています。これは先にラベル部分を製造し、その後ジーンズにつけてから記載するためです。パッチが中心からずれていたり、スペルに誤りのあるものは偽物の可能性が高いでしょう。
偽物の中には、パッチにある型やウエストサイズ等が刻印ではなく、マジックで書いたようになっているケースもあるようです。このような特徴も偽物を見分ける手がかりになります。さらに、パッチの色もチェックポイントです。本物のレザーパッチの色はどのジーンズも同じで、薄すぎず、また濃すぎない色であり、洗っても色あせることはありません。
🔄 年代によるパッチデザインの変遷
パッチのデザインは年代によって変わるので、同じ年代のもの同士を比べることも大切です。90年代レギュラーモデルと偽物のパッチの違いでは、本物と偽物の決定的な違いがよくわかります。年代を正確に把握することで、より精度の高い真贋判定が可能になります。
ボタン裏の刻印番号で真贋を確実に判定する技術
トップボタンの裏側に刻印されている番号は、リーバイスの偽物を見分ける決定的なポイントの一つです。この刻印には工場番号や製造年を示す情報が含まれており、本物と偽物を見分けるための重要な手がかりとなります。
⚙️ ボタン素材と表面刻印の特徴
全てのリーバイス製品は一番上のボタンが銅か銀で作られており、年月を経てもすり減ったり色あせることはありません。長い年月の間にボタンのデザインは何度か変わりましたが、本物のボタンには必ず表側に「LEVI STRAUSS & CO」と刻まれています。
年代 | ボタン裏刻印の特徴 | 判別ポイント |
---|---|---|
50~70年代 | A、D、E、F、J、K、L、O、S、W、2、4、5、6、8 | アルファベット単体が多い |
60~80年代 | 10、12、14、16、17、20 | 2桁数字 |
80~2000年代初期 | 524、555、553、544など | 3桁数字(5から始まるのはリーバイス社) |
復刻モデル | J22などアルファベット+数字 | 日本企画はJから始まる |
🏭 工場番号による年代と製造地の特定
トップボタンの裏側には3桁または4桁の番号(コード)が刻印されており、この番号はジーンズの内側にある白い取扱い表示タグに記された番号と合致しているはずです。コードが見当たらない場合は模造品の可能性があります。
特に注目すべきは、偽物のリーバイス501では、ボタン裏の「544」の刻印がないことが偽物と判断できるポイントだとされています。また、555工場は人気モデルを数多く製造していたバレンシア工場(96~03年、最後のアメリカ製)のため、この刻印があるものは特に価値が高いとされています。
⚠️ 偽物によくある刻印パターン
偽物の501ではトップボタン裏の刻印が「501」になっていることが多いとのことです。ただし1980~90年代の一部のレギュラーに限り501刻印が存在するため、年代やモデルによる違いも把握しておく必要があります。近年のリーバイス製品のコードはたいてい3桁または4桁ですが、ビンテージジーンズは桁数が異なる場合もあります。
リベットの刻印や細部の縫製で違いを発見するコツ
リーバイスのジーンズには、ポケット部分などにリベット(鋲)が使用されていますが、このリベットの刻印も偽物を見分ける重要なポイントです。また、縫製の質や細部のディテールにも注目することで、本物と偽物の違いを見分けることができます。
🔩 リベットの刻印内容と配置
本物のリーバイスのリベットには表裏両側に「LS & CO. S.F.」と刻まれており、これはリーバイ・ストラウスと本社所在地のサンフランシスコを略したものです。刻印が簡素であったり本来のものと異なっているジーンズは偽物かもしれません。
リベット裏に「544」の刻印があるかどうかが本物と偽物を見分けるポイントであると指摘されています。偽物のリベットにはこの刻印がなく、これだけで偽物だと判断できるとのことです。
🧵 縫製品質による判別方法
縫製箇所 | 本物の特徴 | 偽物の特徴 |
---|---|---|
アーキュエットステッチ | 正確で均等 | 間隔が不均一 |
全体の縫い目 | きれいで均一 | 粗い、糸の太さが不均一 |
インシームダブルステッチ | 内側の縫い目が二重 | 仕様が異なる |
裾シングルステッチ | 裾が一重に縫製 | 仕様の違い |
リーバイスは大変厳しい基準に基づいて品質管理をしているため、縫い目や金属加工に欠陥があれば、偽物の疑いがあるか、またはリーバイス社に返品して検査してもらう必要があるかもしれません。特にバックポケットのアーキュエット(弓形)ステッチは、リーバイスの伝統的なデザインの一つで、これが正確かどうかを確認するのも偽物を見分けるポイントです。
🏷️ 隠しリベットの年代判別
1937年から1966年まで使用された隠しリベットは、ヴィンテージモデルの重要な特徴です。外側から見るとバックポケットの付け根にリベットが見えないが、内側を見るとリベットがあるというのが隠しリベットです。この仕様があるかないかで、年代を特定することができます。
内タグの表記や情報で真贋を確認する手順
リーバイスジーンズの内側にある取扱い表示タグ(内タグ)は、本物と偽物を見分ける重要な手がかりとなります。内タグには製造国、素材、サイズなどの情報が記載されており、これらの情報の正確さや表記のされ方で真贋を判断できます。
📅 内タグによる製造年月の特定方法
内タグに記載されている情報をチェックしましょう。本物のリーバイス内タグには、製造年月や工場番号、製品番号などが正確に記載されています。内タグの下の数列を見れば「544 1196」とあるので、裏のリベットの刻印が「544」で、アメリカ製の1996年製11月ということがわかります。
時期 | 内タグの特徴 | 判別ポイント |
---|---|---|
1974年~ | 初期の内タグ登場 | 数字の羅列、3行構成 |
1980年後半~1991年 | 7行構成 | 工場番号6行目、製造年月7行目 |
1991年~1994年 | ペラペラで薄い生地 | 2行の数字列 |
1995年~2003年 | 現代的な内タグ | わかりやすい表記 |
🌐 製造国と流通経路の確認
内タグのデザインや素材も重要なポイントです。本物の内タグは繊細な作りで、その質感も良好です。偽物の場合は内タグの印刷が粗かったり、情報が不正確であったりすることが多いようです。
偽物の内タグには製造年の表記がなかったり、サイズ表記がなかったりすることがあるとのことです。本物の内タグにはサイズ表記がないものは絶対にないとされています。また、年代によって内タグのデザインや情報の記載方法が異なるため、特定の年代のリーバイスを購入する際には、その年代の内タグの特徴を知っておくことも大切です。
⚠️ 偽物内タグの典型的な特徴
偽物の場合、品質タグの裏側の製造は93年12月になっているのに、リーバイスがこのタグを採用したのは95年です、といった矛盾点が見られます。95年はどちらのラベルも存在しますが、93年にこのラベルはあり得ません。また、偽物はサイズ表記がないものが多く、この点も判別の手がかりになります。
年代別モデルの特徴を理解して偽物を回避する方法
リーバイスのヴィンテージモデルは年代によって特徴的なディテールが異なります。これらの年代別特徴を理解することで、偽物を効果的に見抜くことができるようになります。
📈 ヴィンテージの定義と価値判断
一般的に製造から30年以上経過した「価値が高いもの」をヴィンテージとして扱いますが、現代のスピード感を持ってすると20年以上経過した「価値が高いもの」もヴィンテージとして括っても間違いではないと考えられます。リーバイス501のラストバレンシア、ラストサンアントニオのデッドストックが今やヴィンテージとしての価値が上がっているところを見ても、この定義は妥当でしょう。
年代区分 | 主要モデル | 特徴的ディテール |
---|---|---|
1940年代後半~1966年 | 501XX | 隠しリベット、V字ステッチ、革パッチ |
1966年~1973年 | 501 ビッグE | 大文字E、不均等V、紙パッチ |
1973年~1981年 | 501 66前期・後期 | シングル/チェーンステッチ、ボタン裏6 |
1981年~1986年 | 501 赤耳 | セルビッジ、ボタン裏524 |
🔍 復刻モデルとの見分け方
ヴィンテージリーバイスの内タグには無く復刻や現行だけにある表記は日本語の文字、電話番号です。この記載があれば復刻もしくは現行となります。もし内タグが取れていたり意図的に切られている場合はボタン裏の刻印で判断します。
アルファベットと数字の組み合わせ(例:J22)や数字4ケタの刻印は復刻モデルの特徴です。特に多いのがアルファベットJと数字の組み合わせで日本企画がそれに該当し、逆にヴィンテージリーバイスには存在しません。
📊 年代判別の総合的なアプローチ
年代判別には複数の要素を総合的に判断することが重要です。パッチ、タブ、ボタン裏刻印、ステッチ、リベットなどの情報を組み合わせて判定することで、より正確な年代特定が可能になります。一つの要素だけに頼らず、複数のポイントを確認することが偽物を見抜く鍵となります。
リーバイス偽物見分け方の実践的な応用テクニック
- 501XXモデルの偽物を見抜く年代別特徴の活用法
- ビッグEモデルの復刻と偽物を区別する決定的ポイント
- 66前期・後期モデルの見分け方と偽物の傾向
- 赤耳(セルビッチ)モデルの真贋判定テクニック
- フリマアプリやオークションでの偽物リスク対策
- 価値の高いヴィンテージモデルを安全に購入する方法
- まとめ:赤タブ リーバイス 偽物見分け方の完全ガイド
501XXモデルの偽物を見抜く年代別特徴の活用法
リーバイス501XXは最も人気のあるモデルであり、それだけに偽物も多く出回っています。501XXの偽物を見分けるには、年代別の特徴を理解することが重要です。
🏭 501XXの製造年代による分類
1980年頃から2003年米国自社工場閉鎖までの米国製Levi’s501は、大きく3つのモデルに分類されています。「80」(ハチマル:80年頃~87年頃)、「87」(ハチナナ:88年頃~93年頃)、「93」(キューサン:94年頃~03年)の3つです。それぞれ紙パッチの特徴が異なり、識別の重要な手がかりとなります。
モデル名 | 製造期間 | パッチ特徴 | その他の特徴 |
---|---|---|---|
80モデル | 80年頃~87年頃 | Care~文字が黒スタンプ | – |
87モデル | 88年頃~93年頃 | 501の文字が赤字かつロゴタグ | – |
93モデル | 94年頃~03年 | 501の文字が黒太字かつ刺繍タグ | – |
🅱️ ビッグEの年代限定性
1971年より前のモデルのジーンズのみ、Levi’s表記に大文字のE(「ビッグE」)を使用しています。もし購入したジーンズが1971年以降のモデルにもかかわらず「ビッグE」表記があるものは偽物の可能性が非常に高いです。この年代判別は確実性の高い判定方法として活用できます。
偽物の501はトップボタン裏の刻印が「501」になっていることが多いとのことです。ただし、80~90年代の一部のレギュラーに限り501刻印が存在するので注意が必要です。また、偽物の501はリベット裏に「544」の刻印がないことが偽物だと判断できるポイントだと指摘されています。本物のリベットには「544」の刻印があるとのことです。
🔧 内タグとボタン刻印の整合性確認
90年代のリーバイス501の「偽物」として、内タグとトップボタン裏の刻印に矛盾があるケースが紹介されています。内タグには「522」エルパソ工場製とあるのに、ボタン裏は「552」サンアンジェロとなっているといった例です。こうした矛盾点は、本物のパーツが付け替えられている可能性もありますが、注意が必要です。
501の偽物を見分けるには、これらの年代別特徴を踏まえた上で、赤タブ、パッチ、ボタン裏の刻印、内タグなどの各ポイントを総合的に判断することが大切です。
ビッグEモデルの復刻と偽物を区別する決定的ポイント
リーバイス505は、501と並んで人気のあるモデルで、ストレートフィットが特徴です。505の偽物を見分けるには、ポケットの形状やステッチに特に注目することが重要です。
👖 505モデル特有のディテール
505のバックポケットは特徴的な形状をしており、本物はデザインが統一されています。バックポケットのアーキュエットステッチ(弓形のステッチ)は、リーバイスの伝統的なデザインの一つで、これが正確かどうかを確認するのも偽物を見分けるポイントです。偽物の場合、ステッチの間隔が不均一だったり、形状が本物と微妙に異なったりすることがあります。
確認箇所 | 本物の特徴 | 偽物の特徴 |
---|---|---|
バックポケット形状 | 統一されたデザイン | 形状が微妙に異なる |
アーキュエットステッチ | 正確で均等 | 間隔が不均一 |
フロントポケット | 一定の形状とステッチ | 本物と異なる |
🔍 511モデルの判別ポイント
リーバイス511はスリムフィットのジーンズとして人気のモデルです。511の偽物を見分けるには、特にタグとボタンの違いに注目することが重要です。内タグの表記内容と配置をチェックしましょう。リーバイス511の内タグは国によって表記が異なることがあり、国内流通品と海外からの輸入品では内タグの大きさや表記言語が異なる場合があります。
これは必ずしも偽物とは限らず、生産国や流通経路によって異なる場合があります。たとえば「ベトナム製」と書かれたリーバイス511は、正規品である可能性もあります。ただし、表記内容に不自然な点がある場合や、本物のリーバイスのタグとは明らかに異なる場合は、偽物の可能性を疑ったほうが良いでしょう。
🎯 550モデルの真贋判定
リーバイス550はリラックスフィットが特徴のジーンズモデルで、特にその快適な履き心地から人気があります。550の偽物を見分けるには、特にパッチとトップボタンの刻印に注目することが重要です。本物のパッチにはサイズ表記がきちんと記載されています。偽物の場合、サイズ表記がなかったり不明確だったりすることがあります。
66前期・後期モデルの見分け方と偽物の傾向
66モデルは1973年~1981年頃に製造されたモデルで、前期と後期に分類されます。このモデルは比較的流通数が多く、リーズナブルな価格で手に入るため、偽物製造業者も狙いやすいモデルとなっています。
📊 66前期(1973~1978年頃)の特徴
66前期は紙パッチに「CARE INSTRUCTIONS INSIDE GARMENT」という文字が黒のスタンプで押してあることが特徴です。後期モデルからはスタンプではなく印刷に変わるため、この違いが重要な判別ポイントとなります。また、バックポケット裏のステッチがシングルステッチであることも、66前期の特徴です。
判別要素 | 66前期 | 66後期 |
---|---|---|
パッチ印字 | 黒スタンプ | 印刷 |
バックポケット裏ステッチ | シングル | チェーン |
ボタン裏刻印 | 基本的に6 | 基本的に6 |
🎨 66後期(1978年~1980年頃)の特徴
66後期の見分け方は、バックポケット裏のステッチがシングルステッチからチェーンステッチへ変わっているかどうかです。また、紙パッチの「CARE INSTRUCTIONS INSIDE GARMENT」表記がスタンプから黒印字に変わります。
これらの特徴を理解することで、66前期と後期の区別だけでなく、偽物かどうかの判定も可能になります。偽物の場合、これらの年代別特徴が正確に再現されていないケースが多いため、細かいディテールの確認が重要です。
⚠️ 偽物66モデルの典型的な特徴
偽物の66モデルでは、年代と仕様の整合性が取れていないケースがよく見られます。例えば、パッチが66前期の仕様なのにバックポケット裏がチェーンステッチになっていたり、内タグの製造年とパッチの仕様が合致していなかったりすることがあります。こうした矛盾点を見つけることで、偽物を効果的に見抜くことができます。
赤耳(セルビッチ)モデルの真贋判定テクニック
赤耳(セルビッジ)モデルは1981年代~1987年頃に製造された、最後のヴィンテージリーバイスと呼ばれているモデルです。このモデルの真贋判定には特別な注意が必要です。
🧵 赤耳の基本的な特徴
ヒップポケット裏はチェーンステッチで両端に縫われた閂止めステッチがあります。収縮率が10%表記でボタン裏刻印は524のエルパソ工場が多く流通しておりますが555のバレンシア製も存在します。明確な縦落ちが無いのも特徴です。
確認ポイント | 本物の特徴 | 確認方法 |
---|---|---|
ヒップポケット裏 | チェーンステッチ+閂止めステッチ | 内側を確認 |
収縮率表記 | 10%表記 | 内タグチェック |
ボタン裏刻印 | 524(エルパソ)・555(バレンシア) | ボタン裏確認 |
色落ち特徴 | 明確な縦落ちなし | 全体の色落ちパターン |
🔍 セルビッジ(赤耳)の確認方法
赤耳があるかどうかを確認するためには、ジーンズの内側を見る必要があります。内側のステッチが赤色であれば、赤耳があるということになります。赤耳は1986年頃まで使用されていましたが、ヴィンテージリーバイスとしての価値が高いとされるのは、1970年代中盤までのモデル(66モデルまで)です。
💰 赤耳モデルの価値変遷
90年代は2000円程度で購入できた赤耳も今や状態次第では高価買取となっており、タンスの奥に眠っている赤耳があれば価値を確認してみる価値があります。この価値上昇により、偽物も増えているため、より慎重な判定が必要になっています。
フリマアプリやオークションでの偽物リスク対策
フリマアプリやネットオークションでのリーバイス購入は便利である一方、偽物のリスクも高まります。ここでは、そのリスクと対策について解説します。
⚠️ フリマアプリの偽物リスク実態
コピー品を入手してしまう方の多くがそのような場所で購入しており、手元に届くまでコピー品であることに気づかないケースが増えています。画像や概要文だけで真贋を判断するのはプロでも難しいため、こうしたプラットフォームでの購入はできる限り控えるのがおすすめです。
リスク要因 | 対策方法 |
---|---|
出品者の信頼性 | 評価・レビューの確認 |
商品写真の質 | 重要部分の写真要求 |
価格の妥当性 | 市場価格との比較 |
商品説明の詳細度 | モデル番号・製造年の確認 |
🛡️ 安全な購入のための対策方法
どうしてもフリマアプリやネットオークションで購入したい場合は、いくつかの対策を講じることが重要です。まず、出品者の評価やレビューをチェックしましょう。過去に多くの取引があり、高評価を得ている出品者は比較的信頼できる可能性が高いです。
商品の写真をよく確認することも大切です。本物のリーバイスの特徴(赤タブ、パッチ、ボタン裏の刻印など)がはっきりと写っているか確認しましょう。写真が不鮮明だったり、重要な部分が隠れていたりする場合は、出品者に追加の写真を依頼するのも一つの方法です。
💡 購入前のチェックリスト
購入前に出品者に質問することも有効です。例えば、「いつ購入したのか」「購入した店舗はどこか」「正規品の証明(レシートなど)はあるか」といった質問を通じて、出品者の信頼性を判断する材料にしましょう。
価格も重要な判断材料です。定価より安いものは基本的に中古品かコピー品のどちらかの場合がほとんどとのことです。あまりにも市場価格より安い商品は注意が必要です。
価値の高いヴィンテージモデルを安全に購入する方法
本物のリーバイスを確実に手に入れるには、信頼性の高い店舗で購入することが重要です。偽物リスクを避けるための購入先について解説します。
🏪 信頼できる購入先の選び方
最も安全な購入先は、リーバイスの正規販売店や直営店です。リーバイスの公式ウェブサイトには正規の販売店やアウトレットストアの一覧が掲載されています。確実に100%本物のジーンズを入手するには、正規の店舗で購入するのが一番良い方法とされています。
購入先タイプ | 安全度 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
正規直営店 | ★★★★★ | 100%本物保証 | ヴィンテージ品なし |
大手百貨店 | ★★★★☆ | 信頼性高い | 価格が高い |
専門古着店 | ★★★☆☆ | 品揃え豊富 | 知識が必要 |
フリマアプリ | ★☆☆☆☆ | 価格が安い | 偽物リスク高 |
🔍 真贋鑑定サービスの活用
スニーカーやアパレルの真贋鑑定サービスと提携している買取店も安心です。「フェイクバスターズ」などの真贋鑑定サイトと提携している買取店は、コピー品の取り扱い防止のサポートを受けているため、偽物を販売している可能性が極めて低いとされています。
また、リーバイス専門の古着店や信頼できる古着店で購入するのもおすすめです。これらの店舗は真贋に関する知識が豊富で、偽物を販売するリスクが低いです。購入先の口コミや評判も参考にしましょう。実際に購入した人の評価や感想は、店舗の信頼性を判断する上で役立ちます。
💰 価格と品質のバランス
安心して本物のリーバイスを購入するには、これらの信頼性の高い店舗を選ぶことが大切です。少し高価になることもありますが、偽物を購入するリスクを考えれば、価値のある選択だと言えるでしょう。特に高額なヴィンテージモデルを購入する際は、信頼性を最優先に考えるべきです。
まとめ:赤タブ リーバイス 偽物見分け方の完全ガイド
最後に記事のポイントをまとめます。
- 赤タブの刺繍と文字が偽物判別の最重要ポイントである
- パッチの質感と表記内容で本物と偽物を確実に見分けられる
- ボタン裏の刻印番号は工場番号と製造年を示す重要な証拠である
- **リベットの刻印「LS & CO. S.F.」**があるかで真贋を判定できる
- 内タグの製造年月と工場番号の整合性確認が必須である
- 501XXモデルは隠しリベットとV字ステッチが特徴的である
- ビッグEモデルは1971年以前の年代限定表記である
- 66前期・後期モデルはステッチとパッチ印字で区別できる
- 赤耳モデルはチェーンステッチと閂止めステッチが特徴である
- フリマアプリでの購入は偽物リスクが非常に高い
- 正規販売店や専門古着店での購入が最も安全である
- 復刻モデルは日本語表記やJ22などの刻印で判別できる
- 年代別特徴の知識が偽物を見抜く基礎となる
- 複数要素の総合判断が正確な真贋判定には不可欠である
- 価格が異常に安い商品は偽物の可能性が高い
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://www.wikihow.jp/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%81%BD%E7%89%A9%E3%82%92%E8%A6%8B%E6%8A%9C%E3%81%8F
- https://levi-fun.com/levis-nisemono-miwake-kata/
- https://ameblo.jp/kenken696969/entry-12706016717.html
- https://furugideikoka-web.com/how-to-spot-real-vs-fake-levis-an-ultimate-guide/
- https://vintege-collection.hatenablog.com/entry/2022/12/26/213023
- https://pescosan076.com/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B9550%E3%81%AE%E7%89%B9%E5%BE%B4%E3%81%8B%E3%82%89%E5%81%BD%E7%89%A9%E3%81%AE%E8%A6%8B%E5%88%86%E3%81%91%E6%96%B9%E3%81%BE%E3%81%A7%EF%BC%81%E5%8F%A4/
- https://lifeonline.jp/how-to-identify-levis-vintage
- https://note.com/vintajin/n/n943224780ae4
- https://kaitorisatei.info/bwn/how-to-levis-vintage
- https://www.tiktok.com/discover/%E8%B5%A4%E3%82%BF%E3%83%96-%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B9-%E5%81%BD%E7%89%A9%E8%A6%8B%E5%88%86%E3%81%91%E6%96%B9
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