コンバース偽物の見分け方を完全解説！CT70やオールスターの偽物を見抜く15のチェックポイントと購入時の注意点

コンバースのスニーカーは世界中で愛されているクラシックなアイテムですが、その人気の高さゆえに偽物も数多く出回っています。特に日本では正規販売されていないCT70（チャックテイラー70）や海外限定モデルについては、個人輸入や並行輸入品を購入する際に偽物を掴まされるリスクが高まっています。

この記事では、徹底的に調査したコンバース偽物の見分け方について、どこよりもわかりやすくまとめました。シリアルナンバーの確認方法から、ヒールパッチのデザインの違い、製造番号の見方まで、実際の偽物と本物を比較した情報をもとに詳しく解説します。また、購入時の注意点や返金方法についても独自の考察を交えて紹介しています。

この記事のポイント
✅ シリアルナンバーが左右で同じ場合は100%偽物と判断できる
✅ ヒールパッチのデザインで本物と偽物を確実に見分けられる
✅ 製造番号や商品コードから偽物の可能性を判断できる
✅ 購入先の特徴から偽物販売者を事前に見抜ける

コンバース偽物の見分け方の基本チェックポイント

シリアルナンバーが左右で同じなら偽物確定
ヒールパッチのデザインで本物と偽物を判別する方法
製造番号の左右相違から偽物の可能性を探る手法
商品コードが「690」から始まる場合の判断基準
商品と箱の製造番号が違う場合の見極め方
ソールの高さやQRコードでは判断できない理由

シリアルナンバーが左右で同じなら偽物確定

コンバース偽物の見分け方で最も確実な方法は、シリアルナンバーの確認です。シュータン（ベロ）の裏に記載されている13桁の英数字を左右で比較することで、100%の精度で偽物を判別できます。

本物のコンバースは、左右のシリアルナンバーが必ず異なる仕様になっています。これは製造工程で個体ごとに異なる番号が割り当てられるためです。偽物は製造コストを抑えるため、同じシリアルナンバーを左右に使い回しているケースがほとんどです。

シリアルナンバーは基本的に前半8桁（生産ロットナンバー）と後半5桁（木型ナンバー）に分かれています。本物の場合、前半の生産ロットナンバーは左右で同じですが、後半の木型ナンバーが左右で異なります。ただし、稀に前半も異なる場合がありますが、これは流通過程で別の商品の左右が混在した可能性があります。

2023年以降のモデルでは、従来のパターンとは異なるランダムなシリアルナンバーが使用されることもあります。しかし、どのパターンでも左右で同一のシリアルナンバーになることは絶対にありません。

もしシリアルナンバーが左右で同じ場合は、他のチェックポイントを確認する必要もなく、即座に偽物と判断できます。購入前にこの点を必ず確認することで、偽物を掴まされるリスクを大幅に減らせるでしょう。

ヒールパッチのデザインで本物と偽物を判別する方法

🎯 ヒールパッチの特徴比較表

項目	本物の特徴	偽物の特徴
星マークの位置	中央の星と文字の位置が正確	星の位置がずれている
文字のバランス	「ALL」「STAR」「Chuck」「Taylor」の配置が整っている	文字間の間隔や位置が不自然
デザインの統一性	全ての本物で同一デザイン	複数の偽物パターンが存在

ヒールパッチの確認は、コンバース偽物の見分け方において非常に有効な方法です。本物のヒールパッチは個体差がなく、全て同じデザインで統一されているため、偽物との違いが明確に現れます。

偽物のヒールパッチには主に3つのパターンが確認されています。1つ目は「ALLの右側のLまで星の先端が伸びている」タイプで、2つ目は「Taylorの文字と中央の星の位置が近い」タイプです。3つ目は「中央の星の上の先端が枠線と近く、Chuckのkが中央の星と近い」パターンがあります。

本物のヒールパッチは箱のデザインと同じ仕様になっており、星マークの絵柄・大きさ・位置、文字のフォントなどが厳密に管理されています。偽物はこれらの要素が微妙にずれており、特に星の位置関係や文字のバランスに不自然さが現れます。

なお、本物でも「CONVERSE ALL STAR」の文字の太さが若干異なる場合がありますが、星の位置関係は必ず同じです。また、2018年以前のモデルでは異なるデザインのヒールパッチが使用されている場合があるため、製造年月の確認も重要です。

ヒールパッチの確認は比較的簡単で、写真でも判別しやすいため、オンライン購入時にも活用できる見分け方といえるでしょう。

製造番号の左右相違から偽物の可能性を探る手法

📊 製造番号の構成と意味

部分	構成	意味	例
前半2文字	英数字	製造国・工場	9Z（ベトナム）、8E（中国）
中央4桁	数字	製造年月	2208（2022年8月）
後半3文字	英数字	流通経路	BQ7（韓国）、M88（アメリカ）

製造番号による偽物の見分け方は、コンバースの品質管理システムを理解することから始まります。製造番号は「9Z 2208 BQ7」のような形式で記載され、両足のシュータン裏に同一のものが記載されるのが正常です。

左右で製造番号が異なる場合、偽物の可能性が高まりますが、100%偽物とは断言できません。なぜなら、複数の流通経路を経る過程で、本物の2足の商品が左右入れ違いで箱に入ってしまう可能性がゼロではないからです。コンバース直営店でも、店頭展示品をしまう際に別の箱に入れてしまうケースが考えられます。

製造番号から読み取れる情報は非常に有用です。前半の2文字は製造国や工場を示し、9A・9K・9Zなどはベトナム製、8E・8Sなどは中国製を表します。中央の4桁は製造年月で、「2205」なら2022年5月製造を意味します。後半の3文字は流通経路を表し、BQ7は韓国流通、M88はアメリカ流通などを示します。

偽物の多くは製造番号の設定が適当で、左右で異なる番号が記載されているケースが頻繁に見られます。ただし、製造番号の相違だけで偽物と判断するのではなく、他のチェックポイントと組み合わせて総合的に判断することが重要です。

正規ルートで流通された商品であれば、製造番号は基本的に同じになるため、この点を理解しておくことで偽物を見抜く精度を高められるでしょう。

商品コードが「690」から始まる場合の判断基準

🌏 商品コードの地域別特徴

商品コード	流通地域	偽物リスク	判断基準
8887556〜	日本・韓国・アメリカ	低	本物の可能性が高い
19443〜	特殊モデル・限定品	非常に低	ほぼ本物
88695〜	旧型番（2018年以前）	低	製造年月要確認
690〜	中国流通	やや高	他項目と合わせて判断

商品コードによる偽物の見分け方では、「690」から始まる商品に特に注意が必要です。中国流通のCT70は国際規格に基づいて「690」から始まる商品コードが使用されており、本物偽物に関わらず「690」の表記となります。

日本国内で出回っている本物は「88」もしくは「19」から始まっている商品が多く、「690」から始まっているものは偽物の比率が少しだけ高い傾向があります。しかし、これはあくまで傾向であり、「88」から始まっている偽物も存在しますし、「690」から始まっている本物も確実に存在します。

2019年以降製造のCT70の黒カラーでは、本物の多くが「8887556」から始まる商品コードを使用しています。一方、黒カラー以外の特殊モデルでは「19443」から始まることが多く、この商品コードの偽物はほとんど確認されていません。

中国流通（製造番号の最後が”L68″）の場合、商品タグ自体が最初からスニーカーに付いていないことが多く、箱の商品コードのみで判断する必要があります。また、中国で偽物が作られる場合、同じ中国の箱の「690」を参考に作られるため、当然偽物も「690」の箱が多くなります。

商品コードだけで偽物を断定するのは危険ですが、「690」から始まっている場合は、シリアルナンバー、製造番号、ヒールパッチなどを特に注意深く確認することをおすすめします。

商品と箱の製造番号が違う場合の見極め方

💼 製造番号不一致のケース分析

ケース	原因	偽物の可能性	対処法
直営店購入品	ほぼ発生しない	極めて低	他項目で確認
並行輸入品	流通過程での混在	中程度	総合的に判断
個人輸入品	梱包時のミス	中程度	複数項目で確認
フリマサイト	意図的な操作の可能性	高	慎重に検討

商品と箱の製造番号が異なる場合の見分け方は、購入経路を考慮した判断が重要です。コンバース直営店で購入した場合、商品と箱で製造番号が違うということはほぼありませんが、複数の流通経路を経ていたり、店頭に飾られていた場合は稀に発生する可能性があります。

偽物の多くは製造番号の管理が杜撰で、商品と箱で異なる製造番号が記載されているケースが頻繁に見られます。特に、商品の製造番号と箱の製造番号が大きく異なる場合（製造年月が数ヶ月以上ずれている場合など）は、偽物の可能性が高いと考えられます。

ただし、本物でも流通過程で箱と商品が入れ替わってしまうケースがあります。例えば、セレクトショップで複数の商品を扱っている際に、梱包時に間違って別の箱に入れてしまったり、返品・交換の際に箱が混在したりする可能性があります。

箱の商品コードについては、本来の商品コードのシールの上に別のシールが張られていることもあります。上に張ってあるシールの下に本来のシールが薄く見える場合があるため、可能であればこちらも確認することが重要です。

製造番号の不一致だけで偽物と断定するのではなく、シリアルナンバーやヒールパッチ、購入先の信頼性などと合わせて総合的に判断することが、正確な見分け方につながるでしょう。

ソールの高さやQRコードでは判断できない理由

⚠️ 判定困難な項目とその理由

項目	判定困難な理由	本物の特徴	注意点
ソールの高さ	測り方で結果が変わる	約3〜4cm（測定条件による）	サイズによっても異なる
QRコード	本物でも読み込めない場合多数	各国公式サイトに誘導	カメラ性能にも依存
インソールの色	本物でも複数色存在	白+黒、グレー+グレーなど	個体差が大きい
縫製の品質	本物でも個体差あり	むしろ本物の方が雑な場合も	手作業による差

ソールの高さによる偽物の見分け方は、測定条件によって結果が大きく変わるため推奨できません。インターネット上では「CT70の本物はソールの高さが約4cmある」という情報が散見されますが、この数値は測り方次第で約3cmにもなり得ます。

ソールの高さは、地面に置いて測るか台に置いて測るか、定規をあてる角度、目盛りを見る角度などによって大きく変わります。また、CT70はサイズが小さくなるとソールは若干低くなり、27cmサイズと22.5cmサイズでは約0.5cmの差があります。このように、測定条件やサイズによって変動要素が多いため、正確な判別には向きません。

QRコードについても、本物でも読み込めないことが多々あります。読み込めた場合は言語選択画面に移動し、各国のコンバース公式ページが表示されますが、本物でも読み込めるものと読み込めないものがあり、スマートフォンのカメラ性能にも左右されます。

インソールの色は同じカラーの本物でもバラバラです。本物と偽物でインソールの裏の色が違う場合もありますが、本物同士でも色が異なることが多いため、判定基準としては不適切です。また、最近の偽物はソールを厚く作っているため、厚みでの判別も困難になっています。

縫製の品質についても、本物でも個体差があり、むしろ本物の方がサイドステッチや縫い目が雑な場合が多く見られます。海外製品は縫い目が雑になっている場合も多く、「この粗さがアンティーク感があっていい」という評価もあるほどです。

コンバース偽物の見分け方を実践する際の注意点

偽物販売者の典型的な特徴を知って事前に回避する方法
メルカリやAmazonで偽物を購入した場合の返金手順
CT70の生産国と正規流通ルートの理解が重要な理由
箱や商品の個体差を理解して誤判定を避ける方法
2024年以降の仕様変更を考慮した見分け方の更新
信頼できる購入先の選び方と価格相場の把握
まとめ：コンバース偽物の見分け方で確実に本物を手に入れる

偽物販売者の典型的な特徴を知って事前に回避する方法

🚨 偽物販売者の特徴一覧

プラットフォーム	怪しい特徴	具体例	対処法
メルカリShops	新品を1万円以下で大量出品	複数サイズを同価格で販売	価格が安すぎる出品は避ける
フリマサイト	本物の画像を無断使用	同じ商品画像で複数出品	画像の出所を確認
Amazon	新規出品者で評価なし	出品者情報が初期テンプレート	出品者の実績を確認
全般	StockXタグで信頼性演出	偽のプレートやタグを添付	タグの有無で判断しない

偽物販売者の見極めは、コンバース偽物の見分け方における重要な予防策です。メルカリShopsで新品を1万円以下で出品している業者の99.9%は偽物を販売している可能性が高いとされています。

偽物販売者は信頼性を演出するために様々な手法を使います。撮影日や名前の立て札を載せたり、StockXのプレートやタグをつけたりして正規品であることをアピールしますが、これらは簡単に偽造できるため判断材料としては不適切です。

Amazonでは、ステータスが「新規出品者」で購入者からの評価がまだついていない業者や、出品者情報が初期のテンプレートのままの業者に注意が必要です。これらの業者は偽物を販売後、アカウントを削除して逃げる可能性があります。

興味深いことに、フリマサイトでは出品者の評価は関係ありません。高評価の業者でも偽物を販売している可能性があるため、商品自体の確認が最も重要です。事前に販売者の特徴を把握することで、偽物を購入するリスクを大幅に減らせるでしょう。

メルカリやAmazonで偽物を購入した場合の返金手順

💰 返金手順の比較表

プラットフォーム	返金の容易さ	必要な証拠	処理期間	成功率
Amazon	非常に簡単	商品画像	即日〜3日	ほぼ100%
メルカリ	やや複雑	詳細な説明と画像	1週間〜2週間	80%程度

Amazonでの返金手順は比較的簡単で、購入者保護が手厚いシステムが整っています。偽物を受け取った場合、注文履歴から「返品・交換」を選択し、理由として「商品に不具合または損傷がある」を選択します。

Amazonの場合、偽物であることを説明する際は「仕様が説明と異なる」「品質に問題がある」などの表現を使用し、具体的な相違点を明記することが重要です。多くの場合、商品を返送することなく即座に返金が行われ、「返送は不要、そちらで処分してください」という対応を受けることもあります。

メルカリでの返金は、取引メッセージで出品者に直接連絡する必要があります。偽物である根拠を明確に示し、シリアルナンバーの相違やヒールパッチの違いなど、具体的な証拠を写真付きで提示することが重要です。出品者が返金に応じない場合は、メルカリ事務局に「商品に問題がある」として報告できます。

どちらのプラットフォームでも、購入前に商品の詳細画像を保存しておくことをおすすめします。また、受け取った商品の問題点を詳細に撮影し、証拠として残しておくことで、返金交渉を有利に進められます。

返金が成功した場合でも、偽物業者の情報を他の購入者と共有することで、被害の拡大を防げるかもしれません。ただし、誹謗中傷にならないよう事実のみを報告することが大切です。

CT70の生産国と正規流通ルートの理解が重要な理由

🌍 CT70の生産国別特徴

生産国	製造期間	製造番号の特徴	流通地域	偽物のリスク
ベトナム	2018年まで主流	9A、9K、9Zで始まる	全世界	中程度
中国	2018年以降増加	8E、8Sで始まる	主に中国・アジア	やや高
インドネシア	2025年以降確認	6Sで始まる	新作・限定モデル	不明

CT70の生産国の理解は、偽物の見分け方において重要な基礎知識です。CT70は現在「ベトナム」「中国」「インドネシア」の3か国で製造されており、生産された国が違うだけでデザイン・形・商品コードは同じです。

中国は偽物ブランドで有名なため「中国語で書かれているから偽物」と誤解される方もいますが、CT70は中国製の本物も確実に存在します。むしろ最近は中国製の方が多く出回っている印象で、中国製だからといって偽物と決めつけることは適切ではありません。

2025年製造のモデルからは「MADE IN INDONESIA（インドネシア製）」と表記された商品も確認されており、新作や限定モデルでインドネシア製の場合もあるようです。生産国が違っても、デザインや商品コードは共通で、品質自体も同じはずです。

正規流通ルートについても理解が必要です。日本ではコンバースジャパンが独自に展開しており、アメリカ仕様のCT70は商標権の関係で正規ルートでは入手できません。そのため、日本で流通するCT70の多くは韓国などからの並行輸入品となります。

この背景を理解することで、「中国製だから偽物」「並行輸入品だから怪しい」といった誤った先入観を持たずに、適切な判断基準で偽物を見分けられるようになるでしょう。

箱や商品の個体差を理解して誤判定を避ける方法

📦 個体差の理解が重要な項目

項目	個体差の程度	誤判定しやすいポイント	正しい判断方法
ロゴマークの位置	わずかにズレることあり	位置が微妙に違う	大きなズレでなければ問題なし
縫い目の位置	手作業のためバラつきあり	交差点の位置が違う	明らかに粗悪でなければ正常
インソールの色	同じ品番でも複数色	色が違うと偽物と誤認	色だけでは判断しない
靴箱のラベル	デザインが複数パターン	ラベルが見慣れないもの	商品コードを重視

コンバース偽物の見分け方において、個体差の理解は誤判定を避けるために極めて重要です。同じ品番、同じサイズ、同じカラーの商品でも、機械で作られているとはいえ細かな違いが存在します。

個体差が現れやすい箇所として、ロゴマークのデザインされた位置の微妙なズレ、つま先のテカリ具合の違い、縫い目の位置のズレ、ソールのゴムの溶接具合の差、シリアルナンバーの印字の滲みなどがあります。これらは製造工程における正常な範囲内の差であり、偽物の証拠ではありません。

靴箱のラベルについても、バーコードの長さや商品コードの文字の大きさ、インクの濃さなどが違う場合が多々あります。特殊な品番やカラーでは、ラベルにスニーカーの画像がない場合も多く、ラベルのデザインで判断するのは危険です。

重要なのは、明らかに品質が劣る場合や、許容範囲を超えた差がある場合にのみ偽物を疑うことです。微妙な違いだけで偽物と判断してしまうと、本物を偽物と誤認してしまう可能性があります。

Amazonでは本来のコンバースの靴箱ではなく、白い靴箱に入った状態で届く場合もありますが、これはAmazonの再梱包サービスによるもので、中身は本物です。このような例からも、外観だけでなく商品自体の確認が重要であることがわかります。

2024年以降の仕様変更を考慮した見分け方の更新

🔄 2024年以降の仕様変更点

変更項目	従来の仕様	2024年以降の仕様	見分け方への影響
内側ステッチ	かかとにあて布あり	あて布が無い場合もある	「あて布がない=偽物」は間違い
サイドステッチ	サイドにあて布あり	あて布が無い場合もある	縫製の簡素化は正常
シリアルナンバー	従来パターン	ランダムパターン増加	新パターンも正規仕様
生産国表記	ベトナム・中国のみ	インドネシア追加	3か国すべて正規

2024年以降のコンバース偽物の見分け方では、仕様変更を考慮した判断が必要になっています。製造工程の効率化や材料費削減の影響で、従来の本物とは異なる仕様の正規品も登場しています。

最も大きな変更点は、内側のステッチ（あて布）の有無です。2024年製造以降だと、内側からステッチが無くなり、シンプルな作りになっている場合があります。以前はかかとにもあて布がありましたが、現在はサイドのあて布も無くなっている場合があります。

この変更は耐久性や履き心地にほぼ影響しないため、コスト削減や効率化の一環と考えられます。従来の「あて布がない=偽物」という判断基準は、2024年以降は適用できない場合があります。

シリアルナンバーについても、2023年以降は従来の生産ロットナンバーと木型ナンバーの組み合わせではなく、バラバラなパターンが増えています。また、数字の「0」に斜線が入っているパターンも見かけるようになりました。

生産国についても、2025年製造から「インドネシア製」が確認されており、新作や限定モデルでインドネシア製の場合もあります。これらの変更を知らずに偽物と判断してしまうことがないよう、最新の情報を把握しておくことが重要です。

常に情報をアップデートし、時代に合わせた見分け方を身につけることで、正確な判定ができるようになるでしょう。

信頼できる購入先の選び方と価格相場の把握

💯 購入先の信頼性ランキング

購入先	信頼性	価格相場	メリット	デメリット
海外公式ストア	★★★★★	定価	100%本物保証	直接発送不可
認定セレクトショップ	★★★★☆	定価〜1.5倍	実物確認可能	在庫限定
Amazon（高評価出品者）	★★★☆☆	1.3倍〜2倍	返品保証あり	偽物リスクあり
フリマサイト	★★☆☆☆	0.8倍〜1.8倍	価格交渉可能	偽物リスク高

信頼できる購入先の選択は、コンバース偽物の見分け方と同じくらい重要な要素です。最も安全なのは海外のコンバース公式ストアでの購入ですが、日本への直接発送はできない場合が多いため、転送サービスの利用が必要になります。

認定セレクトショップでの購入は、実物を確認できるメリットがあります。SSENSE、Farfetch、韓国や香港のセレクトショップなどは実績があり、比較的安心して購入できます。ただし、在庫が限定的で、希望のサイズやカラーが見つからない可能性があります。

価格相場の把握も重要な判断材料です。CT70の一般的な相場は2万円〜3万円程度で、極端に安い商品（1万円以下）は偽物の可能性が高いとされています。一方で、希少なカラーや限定モデルは5万円を超える場合もあり、価格だけで真贋を判断するのは困難です。

Amazonでの購入では、出品者の評価と実績を必ず確認しましょう。評価が95%以上で、コンバース関連商品の販売実績が豊富な出品者を選ぶことで、偽物のリスクを減らせます。また、「Amazonの他の出品者」から信頼できる業者を選択することも可能です。

フリマサイトでの購入は最もリスクが高いため、十分な知識と注意が必要です。出品者とのやり取りで専門知識があるかを確認し、詳細な商品画像を要求することで、ある程度のリスク回避ができるでしょう。

まとめ：コンバース偽物の見分け方で確実に本物を手に入れる

最後に記事のポイントをまとめます。

シリアルナンバーが左右で同じ場合は100%偽物と断定できる
ヒールパッチのデザインは本物で統一されており確実な判別基準となる
製造番号が左右で異なる場合は偽物の可能性が高いが100%ではない
商品コードが「690」から始まる場合は中国流通で注意が必要だが本物も存在する
商品と箱の製造番号が違う場合は流通過程での混在の可能性もある
ソールの高さやQRコードは測定条件により変動するため判定基準として不適切である
メルカリShopsで1万円以下の新品は99.9%偽物の可能性が高い
フリマサイトでは本物画像を使用して偽物を販売するケースが多い
Amazonの新規出品者で評価なしの業者は警戒が必要である
StockXタグやプレートは簡単に偽造できるため信頼性の証明にならない
Amazon返金は比較的簡単で購入者保護が手厚い
メルカリ返金は具体的な証拠と詳細な説明が必要である
CT70はベトナム・中国・インドネシアの3か国で正規製造されている
中国製だからといって偽物ではなく正規品も多数存在する
2024年以降は内側ステッチがない仕様も正規品として登場している
個体差による微妙な違いは正常範囲内で偽物の証拠ではない
価格相場は2万円〜3万円程度で極端に安い商品は偽物の可能性が高い
海外公式ストアでの購入が最も安全だが転送サービスが必要である
認定セレクトショップでは実物確認ができるメリットがある
複数のチェックポイントを組み合わせた総合判断が最も正確である

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

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