リーバイス カスタマイズ 料金について気になっている方にとって、正確な価格情報を把握することは重要です。リーバイスの公式カスタマイズサービス「The Levi’s® TAILOR SHOP」では、刺繍からダメージ加工、リペア、アップサイクルまで幅広いサービスを提供していますが、それぞれの料金体系は複雑で分かりにくいのが現状です。
そこで今回は、リーバイスのテーラーショップで提供されている全サービスの料金を徹底調査し、どこよりも詳しくまとめました。実際の利用者の体験談も交えながら、カスタマイズにかかる具体的な費用から、料金を抑えるコツ、さらには利用時の注意点まで、リーバイスカスタマイズに関するあらゆる疑問にお答えします。
この記事のポイント |
---|
✅ リーバイス カスタマイズの全サービス料金一覧と価格帯 |
✅ 刺繍・ダメージ加工・リペア・アップサイクルの詳細料金 |
✅ テーラーショップの利用方法と事前予約のコツ |
✅ 料金を抑える方法と複数カスタマイズ時の注意点 |
リーバイス カスタマイズの料金体系と基本サービス
- リーバイス カスタマイズの料金は500円から9,900円まで幅広く設定
- テーラーショップで受けられる4つの基本サービスと価格帯
- 刺繍カスタマイズの料金は500円からでコスパ抜群
- ダメージ加工とリペアの料金は1,100円から始まる
- シルエット変更の料金は3,300円以上で本格的
- アップサイクルサービスは4,400円から新しい命を吹き込む
リーバイス カスタマイズの料金は500円から9,900円まで幅広く設定
リーバイスのテーラーショップでは、加工内容によって料金が500円から9,900円までと幅広い価格設定となっています。最も手頃な価格で利用できるのは手刺繍の500円からで、最も高額なのはトラッカージャケットの背面パネリングで9,900円となります。
料金設定の特徴として、加工の複雑さと所要時間に応じて価格が決まるシステムが採用されています。例えば、簡単な文字の機械刺繍であれば550円程度で済みますが、手の込んだダメージ加工やシルエット変更になると数千円から1万円近くかかる場合もあります。
また、複数のカスタマイズを組み合わせると料金は加算される仕組みになっています。実際の利用者の例では、テーパード加工5,000円とウォッシュ500円を組み合わせて合計5,500円かかったケースや、ダメージ加工3か所とリペアで6,600円かかったケースなどが報告されています。
📊 料金帯別サービス一覧
料金帯 | 主なサービス | 具体例 |
---|---|---|
500円~1,000円 | 手刺繍、ウォッシュ | 文字刺繍、基本洗い加工 |
1,100円~3,000円 | ダメージ加工、裾上げ、スタッズ | リップ加工、チェーンステッチ |
3,300円~7,000円 | ウエスト詰め、テーパード | シルエット変更系 |
4,400円~9,900円 | アップサイクル、パネリング | トートバッグ作成、背面加工 |
料金の支払いは基本的に前払い制となっており、オーダー時に見積もりを確認して支払いを済ませる必要があります。クレジットカードや電子マネーなど、一般的なリーバイス店舗と同様の決済方法が利用できると考えられますが、事前に確認しておくと安心でしょう。
なお、料金には消費税が含まれている表示となっているため、表示価格以外の追加費用は基本的に発生しません。ただし、特殊な加工や想定以上に時間がかかる作業については、事前に追加料金の説明があるシステムになっています。
テーラーショップで受けられる4つの基本サービスと価格帯
リーバイスのテーラーショップでは、「カスタマイズ」「オルターレーション」「リペア」「アップサイクル」の4つの基本サービスが提供されています。それぞれのサービスには明確な料金体系が設定されており、利用目的に応じて選択することができます。
カスタマイズサービスは、デニムに装飾を加えるメニューで、刺繍、ワッペン、ダメージ加工、ペイントなどが含まれます。料金は最も幅広く、500円の手刺繍から数千円のダメージ加工まで様々です。このサービスは個性を表現したい方に最適で、オリジナルデザインの作成も可能です。
オルターレーション(お直し)サービスは、デニムの形状を変更するメニューで、裾上げ、ウエスト詰め、テーパード加工などが該当します。料金は880円から7,700円程度で、体型に合わせたフィッティングを重視する方におすすめです。
🎯 4つの基本サービス詳細
サービス名 | 内容 | 料金範囲 | 代表的メニュー |
---|---|---|---|
カスタマイズ | 装飾・加工 | 500円~9,900円 | 刺繍、ワッペン、ダメージ |
オルターレーション | 形状変更 | 880円~7,700円 | 裾上げ、ウエスト詰め |
リペア | 修理・補修 | 1,000円~ | 穴補修、パッチ当て |
アップサイクル | 再生・転用 | 4,400円~8,800円 | バッグ・小物作成 |
リペアサービスは、破れや擦り切れを修理するメニューで、1,000円から利用できます。2021年5月からは古いリーバイス製品の持ち込みも可能になり、思い出のデニムを長く使い続けたい方に重宝されています。
アップサイクルサービスは、着なくなったデニムを新しいアイテムに生まれ変わらせるメニューで、4,400円から8,800円の価格帯となっています。トートバッグ、クッションカバー、サコッシュなどの小物を作成でき、環境意識の高い方や記念品を作りたい方に人気です。
これらのサービスは組み合わせて利用することも可能で、例えばリペアとカスタマイズを同時に行うことで、破れた部分を修理しつつオリジナルデザインを加えるといった使い方もできます。ただし、複数サービスを利用する場合は料金が加算されるため、予算を事前に確認しておくことが重要です。
刺繍カスタマイズの料金は500円からでコスパ抜群
刺繍カスタマイズは、リーバイスのテーラーショップで最も人気が高く、コストパフォーマンスに優れたサービスの一つです。料金は手刺繍の500円から始まり、機械刺繍の場合は文字数や大きさに応じて550円から1,100円程度と、気軽に利用できる価格設定となっています。
刺繍サービスには3つのタイプがあり、それぞれ特徴と料金が異なります。最も手頃な**手刺繍(500円~)**は、シンプルなデザインに適しており、職人の手作業による温かみのある仕上がりが特徴です。ただし、複雑なデザインの場合は要相談となり、料金が上がる可能性があります。
**機械刺繍(文字)は550円~**で、文字数や文字サイズによって料金が変動します。アルファベット、カタカナ、ひらがなに対応しており、フォントの種類も豊富に用意されています。**機械刺繍(イラスト)は1,100円~**で、より複雑なデザインや絵柄の刺繍が可能です。
✨ 刺繍サービス料金表
刺繍タイプ | 料金 | 特徴 | 適用例 |
---|---|---|---|
手刺繍 | 500円~ | 手作業、温かみ | シンプルな文字・記号 |
機械刺繍(文字) | 550円~ | 正確、フォント豊富 | 名前、メッセージ |
機械刺繍(イラスト) | 1,100円~ | 複雑なデザイン可 | ロゴ、絵柄 |
ハンドル刺繍 | 1,100円~ | 原宿店限定 | 特殊な質感 |
ハンドル刺繍(1,100円~)は、リーバイス原宿フラッグシップストア限定のサービスで、特殊なミシンを使用した独特の仕上がりが特徴です。他店では受けられない限定サービスとして人気を集めています。
刺繍の位置も自由に選択できるのが大きな魅力で、ポケット上、裾部分、バックポケット、内側など、目立つ場所から隠れた場所まで好みに応じて決められます。刺繍糸の色も豊富に用意されており、デニムの色や雰囲気に合わせてコーディネートすることが可能です。
実際の利用例では、「ウチュウジンなのそろそろバレる」という文字を斜めに入れたカスタマイズや、「MOTHER LAKE」という故郷への思いを込めた刺繍など、個性的で思い出深いカスタマイズが多数報告されています。刺繍は洗濯しても色褪せしにくく、長期間にわたって楽しめるのも大きなメリットです。
ダメージ加工とリペアの料金は1,100円から始まる
ダメージ加工とリペアサービスは、デニムにヴィンテージ感を演出したり、愛用品を長く使い続けたい方に人気のサービスです。どちらも1,100円前後から利用できる手頃な価格設定で、プロの技術による高品質な仕上がりが期待できます。
**ダメージ加工(リップ加工)**は、ジーンズに意図的に傷や擦り切れを作る加工で、**一箇所につき1,100円~**の料金設定となっています。膝、太もも、ポケット周りなど好みの場所に自然な風合いのダメージを入れることができ、サイズや複雑さによって料金が変動します。
リペアサービスについては、2021年5月から古いリーバイス製品の持ち込みも対応可能になり、サービスの幅が大幅に拡がりました。小さな穴や破れなら1,000円程度から修理が可能で、大きなダメージでも5,000円~8,000円程度で対応してもらえます。
⚡ ダメージ加工・リペア料金詳細
サービス内容 | 料金 | 作業内容 | 納期目安 |
---|---|---|---|
ダメージ加工(小) | 1,100円~ | 1箇所の小さなダメージ | 数日~1週間 |
ダメージ加工(大) | 2,000円~ | 1箇所の大きなダメージ | 1~2週間 |
リペア(小) | 1,000円~ | 小さな穴・破れ補修 | 1~2週間 |
リペア(大) | 5,000円~ | 大きな破れ・股部分等 | 2~4週間 |
リペアの方法も複数の選択肢が用意されており、「しっかり補修して隠す」「ダメージを活かしてデザイン風に仕上げる」「横糸を残したリペア」など、仕上がりのイメージに合わせて選択できます。修理に使用する糸の色も指定可能で、目立たせたくない場合は同色、アクセントとして使いたい場合は異なる色を選ぶことができます。
実際の利用例では、10年以上前に購入したヴィンテージクロージングラインのデニムを持ち込んで修理したケースや、ビリビリに破れたバックポケットを5cm角以下のダメージ2箇所で合計8,000円で修理したケースなどが報告されています。
ボタンホールの修理も可能で、1ホールあたりミシンによるリペアが1,000円、手縫いでのリペアが3,000円となっています。手縫いの方が丁寧な仕上がりになりますが、その分料金も高くなるため、予算と仕上がりのバランスを考慮して選択することが重要です。
シルエット変更の料金は3,300円以上で本格的
シルエット変更サービス(オルターレーション)は、デニムの形状を体型やトレンドに合わせて調整する本格的なカスタマイズサービスです。料金は3,300円以上と他のサービスより高めですが、プロのテーラー技術により理想的なフィッティングを実現できます。
最も人気の高いテーパード加工は、裾に向かって細くなるシルエットに仕立て直すサービスで、インシーム(内側縫い目)のみの場合は5,500円~、アウトシーム(外側縫い目)のみも5,500円~、両方を調整するイン・アウトの場合は7,700円~となっています。
ウエスト詰めは3,300円~で、詰める量が多いほど料金が上がる仕組みです。実際の利用例では、古着で購入したメンズサイズのデニムをウエスト9cm詰める大幅な調整で6,600円かかったケースが報告されています。
🔧 シルエット変更サービス一覧
サービス名 | 料金 | 作業内容 | 特徴 |
---|---|---|---|
ウエスト詰め | 3,300円~ | ウエストサイズ調整 | 詰める量で料金変動 |
テーパード(イン) | 5,500円~ | 内側縫い目調整 | すっきりしたライン |
テーパード(アウト) | 5,500円~ | 外側縫い目調整 | よりナチュラルな仕上がり |
テーパード(両方) | 7,700円~ | 内外両方調整 | 最も理想的なシルエット |
センタークリース | 4,400円~ | 中央折り目加工 | ドレッシーな印象 |
フレア加工 | 7,700円~ | 裾広がりデザイン | レトロな雰囲気 |
センタークリースは、パンツの中央に折り目を入れてドレッシーな印象にするサービスで、フロントのみ4,400円~、バックのみ4,400円~、フロント・バック両方で6,600円~となっています。ビジネスシーンでも使えるような上品な仕上がりを求める方に人気です。
フレアシルエットへの変更は7,700円~で、裾が広がるレトロなデザインに仕立て直すサービスです。70年代風のファッションを楽しみたい方や、個性的なシルエットを求める方に適しています。
シルエット変更は技術的に高度な作業が必要なため、納期も1週間から1か月程度と長めに設定されています。特に大幅な調整が必要な場合は、事前にテーラーとしっかり相談し、理想の仕上がりイメージを共有しておくことが重要です。
料金が高めではありますが、一般的な裾上げとは次元の違う仕上がりを実現できるため、長く愛用できる一本を作りたい方には十分に価値のあるサービスといえるでしょう。
アップサイクルサービスは4,400円から新しい命を吹き込む
アップサイクルサービスは、着なくなったリーバイス製品を全く新しいアイテムに生まれ変わらせる環境配慮型のサービスです。料金は4,400円から8,800円と幅があり、作成するアイテムの種類や複雑さによって価格が決まります。
このサービスは、リーバイスが掲げる**”Buy Better, Wear Longer”(良いものを、長く着よう)**というテーマの一環として提供されており、持続可能なファッションへの取り組みを具現化したものです。穴が開いて穿けなくなったジーンズや、サイズが合わなくなったデニムジャケットなどを、日常で使える実用的なアイテムに再生できます。
作成可能なアイテムは5種類用意されており、それぞれ異なる用途と価格設定となっています。最も手頃なのは巾着とサコッシュで4,400円、最も高価なのはトートバッグで8,800円です。いずれも自分のリーバイス製品を持ち込む必要があり、思い出の詰まったデニムを新しい形で継続使用できます。
♻️ アップサイクルメニュー詳細
アイテム名 | 料金 | サイズ・特徴 | 用途 |
---|---|---|---|
巾着 | 4,400円 | 小物入れサイズ | ランチバッグ、小物収納 |
サコッシュ | 4,400円 | 斜めがけ可能 | お出かけ、ちょっとした外出 |
クラッチバッグ | 6,600円 | 手持ちタイプ | パーティー、フォーマル |
クッションカバー | 6,600円 | 座布団・枕カバー | インテリア、リラックス |
トートバッグ | 8,800円 | 大容量タイプ | 通勤、買い物、旅行 |
アップサイクルの際は、どの部分をどのように活かしたいかをテーラーと相談できます。例えば、バックポケットの特徴的なステッチをトートバッグの前面に配置したり、ブランドタグをポイントとして残したりなど、デニムならではの要素を活かしたデザインにすることが可能です。
実際の作業では、元のデニムの状態や希望するアイテムの仕様によって最適な部分を選択して使用します。色褪せや経年変化も含めて一つのデザイン要素として取り入れるため、世界に一つだけのオリジナルアイテムが完成します。
料金には材料費と加工費が含まれているため、追加費用は基本的に発生しません。ただし、特殊な要望がある場合や、元のデニムの状態によっては追加料金が発生する可能性があるため、事前の相談で確認しておくことが重要です。
アップサイクルは納期が1か月程度かかる場合が多いため、余裕を持ったスケジュールで依頼することをおすすめします。完成品は新品のアイテムとは異なる独特の風合いと愛着を持った、特別な意味を持つアイテムとして長く使い続けることができるでしょう。
リーバイス カスタマイズの料金を抑えるコツと利用方法
- テーラーショップが利用できる店舗は全国4か所限定
- 持ち込み商品でもカスタマイズ可能で料金は変わらない
- 納期は内容により当日から1か月以上かかる場合がある
- 事前予約で確実にサービスを受けられる
- 複数のカスタマイズを組み合わせると料金が加算される仕組み
- 裾上げのスタイルは5種類から選択可能で価格も異なる
- まとめ:リーバイス カスタマイズの料金と賢い利用方法
テーラーショップが利用できる店舗は全国4か所限定
リーバイスのテーラーショップは、全国でわずか4店舗という限られた場所でのみサービスを提供しています。2025年9月現在、東京に2店舗、大阪、福岡、京都、名古屋、横浜にそれぞれ1店舗ずつ設置されており、地域によってはアクセスに時間がかかる場合があります。
各店舗には専門技術を持ったマスターテーラーが在籍していますが、テーラーの人数は店舗によって異なります。例えば、原宿フラッグシップストアには3名のテーラースタッフが在籍しているという情報がありますが、他の店舗の詳細は公開されていない場合が多いようです。
テーラーが不在の場合はサービスを受けられないという制限があるため、遠方から訪問する際は特に注意が必要です。せっかく時間をかけて店舗に行ったのに、テーラーが不在でサービスを受けられないという事態を避けるためには、事前の確認が欠かせません。
🏪 テーラーショップ設置店舗一覧
店舗名 | 住所 | 電話番号 | アクセス |
---|---|---|---|
原宿フラッグシップストア | 東京都渋谷区神宮前6-16-12 | 03-6427-6107 | JR原宿駅徒歩5分 |
新宿店 | 東京都新宿区新宿3-29-12 | 03-5363-4501 | JR新宿駅東口徒歩3分 |
大阪店 | 大阪府大阪市中央区西心斎橋1-6-8 | 06-6241-8134 | 地下鉄心斎橋駅徒歩3分 |
福岡天神店 | 福岡県福岡市中央区天神2-5-16 | 092-738-2005 | 地下鉄天神駅直結 |
京都店 | 京都府京都市中京区新京極通 | 075-212-8750 | 阪急河原町駅徒歩5分 |
みなとみらい東急スクエア店 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-9 | 045-227-6020 | みなとみらい駅直結 |
名古屋ゼロゲート店 | 愛知県名古屋市中区栄3-28-11 | 052-212-7100 | 地下鉄栄駅徒歩5分 |
ららぽーと福岡店 | 福岡県福岡市博多区那珂6-23-1 | 092-710-0340 | JR竹下駅徒歩9分 |
店舗選びの際は、アクセスの良さと営業時間を考慮することが重要です。東京の店舗は交通の便が良い反面、混雑しやすい傾向があります。一方、地方の店舗は比較的空いていることが多く、じっくり相談しやすい環境が期待できます。
また、原宿フラッグシップストア限定のハンドル刺繍など、店舗によって提供できるサービスに違いがある場合もあります。特定のサービスを希望する場合は、事前に各店舗に確認しておくことをおすすめします。
営業時間も店舗によって異なるため、訪問前に公式サイトや電話で最新情報を確認することが大切です。一般的には11:00-21:00の営業時間となっていますが、土日祝日は10:00から営業する店舗もあります。
遠方から訪問する場合は、宅配便での受け取りも可能(送料着払い)ですが、スタッフと話しながら仕上がり確認ができる店舗受け取りの方がおすすめです。特に初回利用の場合は、直接店舗で受け取ることで、仕上がりの詳細を確認し、次回以降のカスタマイズの参考にすることができます。
持ち込み商品でもカスタマイズ可能で料金は変わらない
2021年5月20日(ジーンズの誕生日)以降、リーバイスのテーラーショップでは古いリーバイス製品の持ち込みカスタマイズが可能になりました。これにより、古着で購入したリーバイスや長年愛用しているデニムも、新品と同様の料金でプロの技術によるカスタマイズを受けることができます。
持ち込み可能な商品には一定の制限があり、対象となるのはリーバイス製のジーンズ、トラッカージャケット、デニムシャツの3種類です。これらの条件を満たしていれば、いつ、どこで購入したものでも持ち込み可能で、購入時期やレシートの有無は問われません。
ただし、コラボレーション商品や一部の特殊な商品については、場合によって受け付けられないこともあるため、心配な場合は事前に店舗に確認することをおすすめします。また、元の商品の保証ができないため、現在取り扱いのない商品については慎重な判断が行われる可能性があります。
📦 持ち込み時の注意事項
チェック項目 | 詳細 | 重要度 |
---|---|---|
商品タイプ | ジーンズ、トラッカージャケット、デニムシャツのみ | ★★★ |
ブランド確認 | リーバイス製品であることの確認 | ★★★ |
事前洗濯 | 衛生面と正確な採寸のため必須 | ★★★ |
商品状態 | 極度に劣化したものは受付不可の場合あり | ★★☆ |
デザイン制限 | 希望通りにならない場合もあることの理解 | ★☆☆ |
持ち込み時の重要なポイントとして、事前に洗濯してから持参することが推奨されています。これは衛生面の配慮だけでなく、デニムは洗濯によってサイズが変わることがあるため、正確なカスタマイズを行うために必要な工程です。
料金については、持ち込み商品と新品で差はありません。同じカスタマイズ内容であれば、同じ料金でサービスを受けることができます。これは、リーバイスが掲げる”Buy Better, Wear Longer”の理念に基づいており、良質なデニムを長く使い続けることを推奨する姿勢の表れです。
実際の利用例では、10年以上前に購入したヴィンテージクロージングラインのデニムを持ち込んで修理したケースや、古着屋で購入したメンズサイズのデニムをウエスト詰めしたケースなど、多様な持ち込み商品に対応していることが確認できます。
古着のデニムでも、リーバイス製品であれば多様な裾上げオプションを利用できるため、より自分らしい一本に仕上げることが可能です。シングルステッチ、チェーンステッチ、カットオフ、ダブル、加工残しなど、新品と同様のサービスを受けることができます。
納期は内容により当日から1か月以上かかる場合がある
リーバイスのテーラーショップでは、カスタマイズ内容によって納期が大幅に異なるのが特徴です。簡単な作業であれば当日受け取りも可能ですが、複雑な加工や修理の場合は1か月以上待つ必要があることもあります。
当日受け取りが可能なのは、機械刺繍やワッペン付けなど、比較的簡単な作業に限られます。店舗の混雑状況にもよりますが、平日の午前中など空いている時間帯であれば、数時間で完成することもあります。
一方、1週間から1か月程度かかるのは、ウエスト詰め、テーパード加工、大きなダメージのリペアなどの本格的なカスタマイズです。これらの作業は高度な技術と時間を要するため、相応の期間が必要となります。
⏰ 納期の目安一覧
カスタマイズ内容 | 納期目安 | 備考 |
---|---|---|
機械刺繍(簡単) | 当日~数日 | 混雑状況による |
ワッペン付け | 当日~数日 | 在庫がある場合 |
手刺繍 | 数日~1週間 | デザインの複雑さによる |
裾上げ | 数日~1週間 | 加工方法による |
ウエスト詰め | 1週間~1か月 | 詰める量による |
テーパード加工 | 1週間~1か月 | 調整範囲による |
大きなリペア | 1か月~ | ダメージの程度による |
アップサイクル | 1か月~ | アイテムの種類による |
納期に影響する要因として、店舗の混雑状況、テーラーの技術レベル、カスタマイズの複雑さなどが挙げられます。特にゴールデンウィークや年末年始などの繁忙期は、通常よりも時間がかかる可能性が高くなります。
実際の利用例では、トラッカージャケットの修理に3週間以上かかったケースや、大幅なウエスト調整に約1か月かかったケースなどが報告されています。複雑な作業ほど時間がかかる傾向にあることが分かります。
急ぎで必要な場合は、カスタマイズを依頼する際に必ずスタッフに相談し、納期の調整が可能かどうか確認することをおすすめします。ただし、品質を保つために必要な時間は確保する必要があるため、無理な短縮は期待しない方が良いでしょう。
納期の確認は、オーダーシート作成時に必ず行われますが、作業の進行状況によって前後する場合もあります。完成次第電話で連絡があるため、連絡先を正確に伝えておくことが重要です。
長期間待つことになっても、それだけ丁寧な作業が行われているという証でもあります。リーバイスのテーラーショップでは、一着一着に時間をかけて手作業で仕上げているため、その結果として長く愛用できる高品質なカスタマイズが実現するのです。
事前予約で確実にサービスを受けられる
リーバイスのテーラーショップを利用する際は、事前に電話で予約しておくことを強く推奨します。テーラーショップのサービスは専門技術を持ったマスターテーラーが担当するため、テーラーが不在の場合はサービスを受けられないリスクがあります。
予約システムはアポイントメント制となっており、当日の連絡でも案外予約が取れる場合もありますが、確実にサービスを受けたい場合は、数日前から1週間前程度に予約を入れておくのが安心です。
予約の際は、どのようなカスタマイズを希望しているのか、おおよその内容を伝えておくと良いでしょう。「テーパード加工をしたい」「ダメージの修理をお願いしたい」など、簡単な説明で構いませんが、事前に内容を伝えることで適切なアドバイスや必要な時間の目安を教えてもらえます。
📞 予約時のポイント
確認事項 | 詳細 | 重要度 |
---|---|---|
テーラーの在籍確認 | 希望日時にテーラーがいるか | ★★★ |
カスタマイズ内容 | 希望する加工の概要を説明 | ★★☆ |
持ち込み商品の確認 | リーバイス製品かどうか | ★★☆ |
所要時間の目安 | カウンセリング時間の確認 | ★★☆ |
料金の概算 | おおよその予算感の確認 | ★☆☆ |
持ち込み商品がある場合は、リーバイス製品であることを確認しておきましょう。対象となるのはジーンズ、トラッカージャケット、デニムシャツの3種類で、それ以外の商品は受け付けられない可能性があります。
来店する日時の選択も重要なポイントです。平日の午前中や開店直後は比較的空いていることが多く、じっくりとカウンセリングを受けやすい環境が期待できます。土日祝日は混雑しやすいため、十分な時間を確保して訪問することをおすすめします。
複数のカスタマイズを検討している場合は、予約時にその旨を伝えておくと、より長い時間を確保してもらえる可能性があります。カウンセリングには1つのカスタマイズにつき15分から30分程度かかることが多いため、複数の作業を検討している場合は相応の時間が必要です。
予約なしで来店することも可能ですが、待ち時間が長くなったり、最悪の場合はサービスを受けられないリスクがあります。特に遠方から訪問する場合は、時間とコストを無駄にしないためにも、必ず事前予約をしておくことをおすすめします。
予約の変更やキャンセルが必要になった場合は、できるだけ早めに店舗に連絡することが重要です。他のお客様の迷惑にならないよう、最低でも前日までには連絡するよう心がけましょう。
複数のカスタマイズを組み合わせると料金が加算される仕組み
リーバイスのテーラーショップでは、複数のカスタマイズサービスを同時に利用すると、それぞれの料金が加算される仕組みになっています。一見すると高額に感じるかもしれませんが、プロの技術による高品質な仕上がりを考えれば、合理的な料金設定といえるでしょう。
実際の利用例を見ると、料金の加算システムが明確に分かります。例えば、テーパード加工5,000円とウォッシュ500円を組み合わせて合計5,500円かかったケースや、ダメージ加工とリペア3か所で合計6,600円かかったケースなどが報告されています。
より複雑なカスタマイズになると料金も高額になる傾向があり、刺繍、パッチ変更、スタッズ、ダメージ加工、リペアを組み合わせた場合、総額16,500円かかった例もあります。一方、控えめなカスタマイズに抑えた場合は7,370円で済んだ例もあり、内容次第で料金を調整できることが分かります。
💰 複数カスタマイズの料金例
カスタマイズ内容 | 個別料金 | 合計金額 | 特徴 |
---|---|---|---|
テーパード+ウォッシュ | 5,000円+500円 | 5,500円 | シンプルな組み合わせ |
ダメージ3箇所+リペア | 各1,100円+修理費 | 6,600円 | ダメージ系重視 |
刺繍+スタッズ+パッチ | 各1,650円×複数 | 7,370円 | 装飾系中心 |
総合カスタム(高級) | 各種組み合わせ | 16,500円 | 全部入りタイプ |
料金を抑えるコツとして、最初から全てのカスタマイズを行うのではなく、段階的に追加していく方法があります。まず基本的なカスタマイズを行い、仕上がりを確認してから追加のカスタマイズを検討することで、予算オーバーを防ぐことができます。
また、類似した作業をまとめて依頼することで、効率的にカスタマイズを行える場合もあります。例えば、複数箇所のダメージ加工を同時に行う場合、作業効率が上がることで若干の割引が期待できる可能性もあります(ただし、確実ではないため事前確認が必要)。
予算の設定は非常に重要で、カウンセリング時に「予算は○○円以内で」と明確に伝えることで、その範囲内で最適なカスタマイズプランを提案してもらえます。テーラーは豊富な経験を持っているため、限られた予算内で最大限の効果を得る方法をアドバイスしてくれるでしょう。
支払い方法については前払い制となっており、作業開始前に全額を支払う必要があります。複数のカスタマイズを行う場合は合計金額が高額になることもあるため、クレジットカードなど適切な支払い手段を準備しておくことをおすすめします。
追加料金の発生については基本的にありませんが、作業中に予想以上の時間がかかったり、特殊な対応が必要になった場合は、事前に相談の上で追加料金が発生する可能性があります。透明性の高い料金システムなので、不明な点は必ず事前に確認しておくことが重要です。
裾上げのスタイルは5種類から選択可能で価格も異なる
リーバイスのテーラーショップでは、裾上げだけで5種類のスタイルが用意されており、それぞれ異なる特徴と料金設定となっています。一般的なお直し屋さんとは違い、デニムの特性を活かした専門的な仕上げが可能で、理想のスタイルに合わせて選択できます。
最も手頃な**シングルステッチ(880円~)**は、シンプルな一重縫いでベーシックな仕上がりです。**チェーンステッチ(1,100円~)**は、特殊な縫い目でヴィンテージジーンズの雰囲気を演出でき、デニム愛好家に人気の高い仕上げ方法です。
**カットオフ(1,100円~)**は、裾を切りっぱなしにしてカジュアルでラフな印象を作ります。**ダブル(2,200円~)**は裾を折り返して二重に縫う方法で、きれいめの印象を与えます。**加工残し(2,200円~)**は、元々のデニムの裾の特徴を残した仕上げで、オリジナル性を重視する方に適しています。
🧵 裾上げスタイル詳細比較
スタイル名 | 料金 | 特徴 | 適用シーン |
---|---|---|---|
シングルステッチ | 880円~ | シンプルな一重縫い | カジュアル全般 |
チェーンステッチ | 1,100円~ | ヴィンテージ風の縫い目 | こだわりのカジュアル |
カットオフ | 1,100円~ | 切りっぱなしのラフさ | ストリート系 |
ダブル | 2,200円~ | 二重縫いできれいめ | ビジネスカジュアル |
加工残し | 2,200円~ | オリジナルの特徴保持 | ヴィンテージ重視 |
スタイル選択のポイントとして、普段のコーディネートや使用シーンを考慮することが重要です。カジュアルなスタイルが中心ならカットオフやシングルステッチ、きれいめコーデにも使いたいならダブル、ヴィンテージ感を出したいならチェーンステッチというように、目的に応じた選択ができます。
ノンウォッシュ(洗濯前)のデニムは、洗濯によって縮むため、その点を考慮して裾の長さを決める必要があります。テーラーショップのスタッフは、デニムの素材や加工具合から適切な縮み具合を予測し、理想の長さになるようアドバイスしてくれます。
料金の差は、作業の複雑さと所要時間によって決まります。シンプルなシングルステッチは短時間で済むため価格が抑えられていますが、ダブルや加工残しは手間がかかるため倍以上の料金となっています。
仕上がりの違いも明確で、プロによる裾上げは町のお直し屋さんでの一般的な裾上げとは一線を画します。デニム専用のミシンや技術を使用し、デニムの特性を熟知したテーラーが担当することで、デニムの魅力を引き出す仕上がりになります。
複数本の裾上げを依頼する場合は、それぞれに料金がかかります。ただし、同じスタイルで統一する場合は作業効率が上がるため、若干のサービスが期待できる可能性もあります(要事前確認)。
納期については、裾上げのスタイルによって多少の違いがありますが、一般的には数日から1週間程度となっています。チェーンステッチなど特殊な縫い方の場合は、若干時間がかかることもあるため、急ぎの場合は事前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ:リーバイス カスタマイズの料金と賢い利用方法
最後に記事のポイントをまとめます。
- リーバイス カスタマイズの料金は500円から9,900円まで幅広く設定されている
- 基本サービスは「カスタマイズ」「オルターレーション」「リペア」「アップサイクル」の4種類である
- 刺繍は最もコスパが良く、手刺繍500円から機械刺繍1,100円程度で利用できる
- ダメージ加工とリペアは1,100円から始まり、作業内容により料金が変動する
- シルエット変更は3,300円以上で、テーパード加工は5,500円からの本格的なサービスである
- アップサイクルは4,400円から8,800円で、環境配慮型のサービスとして注目されている
- テーラーショップは全国8店舗で限定的にサービスを提供している
- 2021年5月以降、古いリーバイス製品の持ち込みカスタマイズが可能になった
- 納期は当日から1か月以上まで内容によって大幅に異なる
- 事前予約により確実にサービスを受けることができる
- 複数カスタマイズの組み合わせ時は料金が加算される仕組みである
- 裾上げは5種類のスタイルから選択でき、料金も880円から2,200円まで異なる
- 料金は前払い制で、追加費用は基本的に発生しない透明性の高いシステムである
- プロのテーラー技術により、一般的なお直し屋さんとは次元の違う仕上がりが期待できる
- 予算を事前に設定することで、その範囲内での最適なカスタマイズプランを提案してもらえる
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://levi.jp/pages/tailorshop
- https://levi-fun.com/ribaisu-customize-ryokin/
- https://www.goods-speed.work/entry/levistailorshop
- https://forzastyle.com/articles/-/53510
- https://note.com/ega_tae_note/n/na5caf3561680
- https://kenkenblues.com/levistailorshop-repair/
- https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000046510.html
- https://www.nylon.jp/blog/miri/?p=24547
- https://www.gqjapan.jp/fashion/news/20190413/couture-jeans
- https://more.hpplus.jp/fashion/item/6007/
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