韓国旅行で人気のお土産といえば、日本では手に入らないコンバースのスニーカーですよね。特にCT70(チャックテーラー70)やランスターモーションなどの厚底モデルは、韓国限定デザインや豊富なカラーバリエーションで多くの人を魅力しています。しかし、「韓国コンバースを履いて帰る」という方法を聞いたことがあっても、本当に安全なのか、なぜそうする必要があるのか、詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、韓国コンバースの持ち帰りに関する法律的な背景から実際の税関での対応まで、徹底的に調査した情報をもとに解説します。税関職員への直接の問い合わせ結果や実際に持ち帰った人の体験談も含めて、どこよりもわかりやすくまとめました。さらに、安全に持ち帰るための具体的な方法や注意点、おすすめの購入店舗についても詳しく紹介しています。
この記事のポイント |
---|
✅ 韓国コンバースを履いて帰ることで没収リスクを軽減できる理由 |
✅ 個人使用目的なら1-3足程度は持ち帰れる可能性が高いこと |
✅ 商標権の問題と法律的な背景の詳しい説明 |
✅ 税関での実際の対応と体験談に基づく現実的なアドバイス |
韓国コンバースを履いて帰る方法と安全な持ち帰りテクニック
- 履いて帰ることで没収リスクを軽減できる理由
- 個人使用目的であることをアピールすることが最重要
- 持ち帰る数量は1-3足程度に抑えるのが安全
- 免税手続きをする場合の注意点とコツ
- 実際に持ち帰った人の体験談から学ぶポイント
- 韓国でコンバースを購入できるおすすめ店舗情報
履いて帰ることで没収リスクを軽減できる理由
韓国コンバースを「履いて帰る」という方法が広く知られているのは、個人使用目的であることを税関に対してアピールできるからです。新品のままスーツケースに入れて持ち帰るよりも、実際に履いている状態の方が「自分用として購入した」ことが明確に伝わります。
税関職員への直接の問い合わせによると、「ご自身用のお土産のような形で持ち帰るということであれば、商標権を侵害するとは言えないので日本へ持ち込める可能性は高い」という回答が得られています。履いて帰ることは、まさにこの「自分用のお土産」であることを示す最も分かりやすい方法なのです。
ただし、履いて帰ることが絶対に必要というわけではありません。税関での取り締まりは主に「事業性があるかどうか」を判断基準としており、個人使用目的であれば通常の荷物として持ち帰ることも可能です。履いて帰るのは、より安全性を高めるための一つの手段と考えるのが適切でしょう。
実際の体験談では、「履いて帰った際に空港で『あのコンバース可愛くない?』という声が聞こえてきた」という報告もあり、履いて帰ることで注目を集める可能性もあります。しかし、税関での確認時には個人使用であることが明確になるため、没収されるリスクは大幅に軽減されます。
また、履いて帰る場合でも、元々履いていた靴が必要になることを考慮しておきましょう。韓国で購入したコンバースを履いて帰るなら、日本から持参した靴をスーツケースに入れることになります。荷物のスペースや重量のことも考えて計画を立てることが大切です。
個人使用目的であることをアピールすることが最重要
韓国コンバースの持ち帰りにおいて最も重要なのは「個人使用目的」であることを明確にすることです。税関での判断基準は「事業性があるかどうか」であり、転売や配布を目的とした持ち込みでなければ、商標権侵害として取り締まられる可能性は低くなります。
📊 個人使用目的をアピールする方法
方法 | 効果 | 注意点 |
---|---|---|
履いて帰る | 高い | 元の靴の収納が必要 |
箱やタグを処分 | 中程度 | 完全に処分してよいか確認 |
1-2足に限定 | 高い | 欲しいモデルを厳選する必要 |
サイズを統一 | 中程度 | 自分のサイズに限定 |
個人使用目的であることを示すためには、購入する数量を常識的な範囲に抑えることが重要です。一般的に1-3足程度であれば個人使用として認められる可能性が高いとされています。逆に、同じサイズで複数足購入したり、明らかに自分以外のサイズも含まれていたりすると、転売目的と疑われるリスクが高まります。
税関職員との電話でのやり取りでは、「10足ほど持ち帰ろうとした場合も現場での判断になる。知人に配るなどの明確な内容が認められれば良いが、明らかにならない場合は没収の対象になる場合もある」という回答がありました。これからも分かるように、数量が多くなるほど説明責任が重くなるのです。
また、購入時の行動も重要です。店舗で複数のサイズを試したり、明らかに転売目的と思われる行動を取ったりすると、店舗スタッフからも注意される可能性があります。韓国の店舗でも転売目的の購入者対策が取られており、常識的な範囲での購入を心がけることが大切です。
さらに、SNSでの投稿にも注意が必要です。購入したコンバースを転売する旨の投稿や、大量購入をアピールするような内容は避けるべきでしょう。個人使用目的であることを一貫して示すことが、安全な持ち帰りにつながります。
持ち帰る数量は1-3足程度に抑えるのが安全
韓国コンバースを安全に持ち帰るためには、数量を1-3足程度に抑えることが重要です。この数量であれば、一般的に個人使用目的として認められやすく、税関での取り締まり対象になるリスクを最小限に抑えることができます。
🔢 持ち帰り数量別のリスク評価
数量 | リスクレベル | 税関での対応 | 推奨度 |
---|---|---|---|
1足 | 低い | ほぼ問題なし | ★★★★★ |
2-3足 | 低い | 個人使用として認められやすい | ★★★★☆ |
4-5足 | 中程度 | 説明が求められる可能性 | ★★☆☆☆ |
6足以上 | 高い | 没収されるリスクが高い | ★☆☆☆☆ |
税関職員への問い合わせでは、「一般的にご自身のお土産として1〜3足ほど買った分には取り締まりの対象にならないため、日本へ持ち帰れる可能性は高い」という明確な回答を得ています。この回答は、現場の税関職員の実際の判断基準を反映したものと考えられます。
ただし、何足までなら絶対に大丈夫という明確なラインは存在しません。最終的には現場の税関職員の判断に委ねられるため、同じ数量でも担当者によって対応が異なる可能性があります。より安全を期すなら、できるだけ少ない数量に抑えることが賢明です。
複数足購入する場合は、購入理由を明確にしておくことも大切です。例えば、「家族へのお土産」「色違いで自分用」「季節に応じて使い分け」など、合理的な理由があれば説明しやすくなります。ただし、家族のサイズが明らかに違う場合は、転売目的と疑われる可能性もあるため注意が必要です。
また、購入するモデルにも配慮しましょう。同じモデルの同じカラーを複数足購入するよりも、異なるモデルや色を選ぶ方が個人使用目的であることをアピールしやすくなります。CT70とランスターモーションを1足ずつ、といった組み合わせなら自然な購入パターンと言えるでしょう。
免税手続きをする場合の注意点とコツ
韓国でコンバースを購入する際に免税手続きを行う場合は、特別な注意が必要です。免税手続きには現物の確認が伴う場合があり、この時点で韓国コンバースであることが明確になるためです。しかし、適切な知識があれば免税手続きも安全に行うことができます。
💡 免税手続きの基本ルール
条件 | 手続き内容 | 注意点 |
---|---|---|
70万ウォン以下 | 現物確認不要 | 比較的安全 |
70万ウォン超 | 現物確認必要 | リスクが高まる |
空港での手続き | TAX FREE機械で処理 | 自動化されている |
韓国の免税制度では、70万ウォン以下の商品なら空港で現物を見せる必要がないため、比較的安全に手続きを行えます。一般的なコンバース1-2足であれば、この金額以下に収まることが多いでしょう。ただし、限定モデルや複数足購入する場合は金額が超える可能性もあるため、事前に確認しておくことが大切です。
免税手続きを行った場合でも、日本の空港では特別な手続きは不要です。韓国で完結する手続きのため、日本の税関で追加の確認を求められることは基本的にありません。これは多くの人が心配する点ですが、実際には問題ないケースがほとんどです。
ただし、免税手続きを行うということは購入記録が残ることを意味します。万が一税関で詳しく調べられた場合、購入したことが明確になります。そのため、免税手続きを行う場合は、より一層個人使用目的であることを明確にしておく必要があります。
体験談によると、「免税手続きを行っても問題なく持ち帰れた」という報告が多数あります。店舗でも免税手続きの書類を作成してくれるため、店舗スタッフに相談しながら進めるのが安心です。不安がある場合は、免税手続きを見送るという選択肢もあります。
実際に持ち帰った人の体験談から学ぶポイント
多くの体験談を調査した結果、実際に韓国コンバースを持ち帰った人のほとんどが問題なく通関していることが分かりました。これらの体験談から、安全な持ち帰りのためのポイントを抽出してみましょう。
🗣️ 体験談から分かった成功パターン
- 「普通にコンバースの紙袋持って堂々と帰国してる方々がたくさんいました。税関のスタッフさんも何も言わず」
- 「スーツケースに入れて持ち帰って来ました。ソウル駅でのスーツケース内のチェックも有りませんでした」
- 「私のコンバースはほとんど韓国で買ってますよ。チェックなんかされませんよ」
- 「1〜2足程度であれば持ち帰れているケースもあるようです」
これらの体験談から分かるのは、個人使用目的での少量購入であれば、実際に問題になることは稀だということです。税関では毎日大量の荷物を確認しているため、個人のスニーカー数足に対してそこまで厳密にチェックすることは少ないのが現実のようです。
ただし、成功体験だけでなく、リスクを認識することも重要です。「法律上は韓国で販売されているコンバースは日本に持ち込むことが禁止されていて、特に2021年以降は厳しく取り締まりされるようになりました」という情報もあります。
📝 体験談から学ぶ安全な持ち帰りのコツ
コツ | 根拠となる体験談 | 効果 |
---|---|---|
堂々とした態度 | 「堂々と帰国してる方々がたくさん」 | 不審に思われない |
少量に抑える | 「1〜2足程度であれば問題なし」 | リスク軽減 |
個人使用をアピール | 「自分用で買いました」 | 商業目的でないことを明確化 |
体験談では、履いて帰った人だけでなく、スーツケースに入れて持ち帰った人も多数います。これは、履いて帰ることが絶対条件ではなく、個人使用目的であることの方が重要だということを示しています。
また、「店員さんのお陰で気分がちょっと良かった」という体験談からは、店舗での購入体験も大切だということが分かります。転売目的でないことを店舗でも示すことで、スムーズな購入ができるのです。
韓国でコンバースを購入できるおすすめ店舗情報
韓国でコンバースを購入する際は、正規店での購入を強く推奨します。偽物のリスクを避けるだけでなく、アフターサービスや免税手続きの面でも安心できるからです。以下に、おすすめの店舗をご紹介します。
🏪 おすすめコンバース購入店舗
店舗名 | 特徴 | 立地 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
コンバース直営店(明洞) | 品揃え豊富、正規品確実 | 明洞 | ★★★★★ |
JDスポーツ | 日本未発売モデル多数 | ソウル各地 | ★★★★☆ |
ABCマート Korea | 安心の大手チェーン | 東大門、明洞など | ★★★★☆ |
atmos | スニーカー専門店 | 弘大、明洞 | ★★★☆☆ |
明洞のコンバース直営店は最も人気が高く、多くの日本人観光客が訪れます。ただし、「店内は日本人で激混み」という状況も報告されており、時間に余裕を持って訪問することをおすすめします。サイズ選びに時間をかけたい場合は、混雑の少ない時間帯を狙うのも一つの方法です。
JDスポーツはイギリス発祥のスポーツ用品店で、韓国では日本未発売のモデルやカラーが豊富に揃っています。店舗スタッフの対応も評判が良く、観光客にも親切に対応してくれます。ソウル市内に複数店舗があるため、アクセスしやすい店舗を選んで訪問できます。
ABCマート Koreaは日本でもおなじみの靴専門店ですが、韓国店舗では韓国限定デザインのコンバースも取り扱っています。特に東大門エリアの店舗では、観光客向けのサービスも充実しており、安心してショッピングを楽しめます。
購入時のポイントとしては、事前にお目当てのモデルの在庫状況を確認しておくことが大切です。人気モデルは即完売することも多く、「今月会社の後輩が渡韓したときには この厚底シリーズは全然無かった」という報告もあります。可能であれば、店舗のSNSアカウントをフォローして最新情報をチェックしておきましょう。
韓国コンバースの法律的背景と履いて帰る以外の持ち帰り方法
- 商標権の問題と法律的な背景を詳しく解説
- 税関での実際の対応と現場の判断基準
- 郵送と手持ちでは全く異なる取り扱いルール
- 転売目的と個人使用の決定的な違い
- CT70やランスターなど人気モデル別の注意点
- コンバース以外の韓国限定スニーカーの状況
- まとめ:韓国コンバースを履いて帰る際の完全ガイド
商標権の問題と法律的な背景を詳しく解説
韓国コンバースの持ち帰りに関する問題の根本には、複雑な商標権の事情があります。この背景を理解することで、なぜ「履いて帰る」という方法が推奨されるのか、より深く理解できるでしょう。
📜 コンバースの商標権構造
地域 | 商標権者 | 特徴 | 取り扱いモデル |
---|---|---|---|
日本 | コンバースジャパン(伊藤忠商事) | 独占ライセンス | オールスター等 |
韓国・アメリカ | NIKE(コンバースUSA) | グローバル展開 | CT70、ランスター等 |
日本ではコンバースジャパンが商標権を独占しており、海外で販売されているコンバース商品を「商標権を侵害する物品」として位置づけています。これは、過去の判決「平成22年4月27日言渡しの知的財産高等裁判所の判決」によって確定しています。
この判決では、「アメリカのコンバース社と日本のコンバース社は別の会社なので、コンバースのブランド名やロゴマークを使用して日本で販売することは商標権の侵害にあたる」という判断が下されました。つまり、**韓国で正規に販売されているコンバースも、日本の法律上は「模倣品扱い」**になってしまうのです。
関税法第69条の11項では、「商標権を侵害する物品」の輸入が禁止されています。しかし、重要なのは**「輸入行為」の定義**です。2022年10月の関税法改正により、規制対象となる「輸入行為」は「外国にある者が外国から日本国内に他人をして持ち込ませる行為」と明確に定義されました。
🔍 法改正のポイント
- 規制対象:海外事業者が第三者を通じて日本に持ち込む行為
- 規制対象外:個人が自ら携帯して持ち込む行為(ハンドキャリー)
- 継続適用:事業性のある個人輸入は従来通り規制対象
この法改正により、個人が旅行中に購入して自ら持ち帰る行為は規制対象外であることが明確になりました。税関のFAQでも「旅客が携帯して輸入する場合のような、自ら持ち込む行為は新たな規制の対象とはなりません」と明記されています。
ただし、事業性が認められる場合は別です。「反復継続的に模倣品を携帯して持ち込んでいる等、事業性が認められる旅客の場合は、現行の規制においても取締りの対象であり、この取扱いは制度改正後も変更はありません」とされています。これが、個人使用目的であることを明確にする必要がある理由なのです。
税関での実際の対応と現場の判断基準
税関での実際の対応について、直接問い合わせを行った詳細な記録が非常に参考になります。東京税関業務部総括知的財産調査官との電話でのやり取りから、現場の判断基準が明確になりました。
📞 税関職員との問い合わせ内容(要約)
「現地に旅行に出かけられて旅先で購入し、一般的にご自身のお土産として買い求められて、持ち帰ってくるということでしたら、商標権を侵害するとはならないとは考えられますので、日本へ輸入できる可能性は高いと思われます。」
この回答から分かるのは、税関職員も個人使用目的での持ち帰りは問題視していないということです。ただし、「具体的にその状況を目にしておりませんので、一般論としてお答えしていただいているだけで、最終的には現実を目の前にして判断させていただく」という但し書きもありました。
🎯 現場での判断基準
要素 | 判断ポイント | 対応 |
---|---|---|
数量 | 1-3足程度 | 個人使用として認められやすい |
用途説明 | 明確な説明が可能 | 質問された場合に対応 |
態度 | 堂々とした自然な態度 | 不審に思われない |
梱包状態 | 履いている、または個人荷物として梱包 | 商業目的でないことをアピール |
税関での検査はリスクベースで行われているのが現実です。危険物や大量の商品、明らかに商業目的と思われる荷物を優先的にチェックしており、個人旅行者のスニーカー数足までは詳しく確認しないことが多いのです。
実際の体験談でも、「通常キャリー内の検査はしません」「コンバースやナイキのカスタムはチェックしません」という報告があります。税関での検査は主に以下の項目に重点が置かれています:
- 麻薬、タバコの不正大量持ち込み
- 生肉、根っこの付いた植物の持ち込み
- 偽ブランドバッグ大量持ち込み
コンバースのスニーカーは、これらの重要な検査項目と比べて優先度が低いのが現実です。ただし、10足以上の大量持ち込みや、明らかに商業目的と思われる梱包をしていれば話は別です。
また、税関職員によって判断が分かれる可能性もあります。同じ数量でも、担当者の経験や方針によって対応が異なることもあるため、できるだけリスクを最小限に抑える行動を取ることが重要です。
郵送と手持ちでは全く異なる取り扱いルール
韓国コンバースの持ち帰りにおいて、郵送と手持ちでは全く異なる取り扱いを受けることを理解しておくことが重要です。この違いを知らずに郵送を利用して、商品を没収されてしまうケースも報告されています。
📦 郵送と手持ちの比較
方法 | 取り扱い | リスク | 成功率 |
---|---|---|---|
郵送(EMS、宅配便) | 商業輸入として厳格審査 | 高い(没収の可能性大) | 低い |
手持ち(ハンドキャリー) | 個人携帯品として審査 | 低い(個人使用なら) | 高い |
個人から個人への郵送 | 事業性なしなら可能性あり | 中程度 | 中程度 |
郵送での輸入は「外国にある者が外国から日本国内に他人をして持ち込ませる行為」に該当するため、関税法改正により厳しく規制されています。実際に、「郵便だと没収された業者がいるそうです」という報告や、「Yahoo!ショッピングとかで海外発送のコンバースを買うのは危険」という警告もあります。
一方、**手持ちでの持ち帰りは「個人が自ら持ち込む行為」**として扱われるため、規制対象外となります。これが、「空港でコンバースが没収される」は嘘だと言われる理由です。没収事例のほとんどは郵送による輸入であり、手持ちでの持ち帰りで没収された確実な事例は見つかりませんでした。
🚫 郵送で没収されるケース
- 韓国の店舗から日本へ直送してもらう
- 韓国在住の知人に代理購入を依頼して郵送してもらう(事業性がある場合)
- 海外通販サイトから購入して日本へ配送
ただし、個人から個人への郵送の場合は少し事情が異なります。事業性のない個人からの輸入は認められている場合もありますが、税関で止められた場合は「権利を侵害していないことを証明する意見書や証拠書類を提出する認定手続き」が必要になります。
この手続きは非常に煩雑で、身分証や輸送の経緯に関する書類、荷物の数量などによって税関で判断されます。最悪の場合、輸入が認められずに破棄されてしまう可能性もあるため、個人への郵送であってもリスクは高いと考えるべきでしょう。
アメリカのヤマト運輸の禁制品リストには「Converse『ALL STAR』等のスニーカー」と明記されており、国際宅配便での輸送自体が禁止されているのが現状です。安全に韓国コンバースを入手したいなら、現地での購入と手持ちでの持ち帰りが最も確実な方法と言えるでしょう。
転売目的と個人使用の決定的な違い
韓国コンバースの持ち帰りにおいて、転売目的と個人使用の区別は極めて重要です。この違いを理解し、個人使用であることを明確に示すことが、安全な持ち帰りの鍵となります。
⚖️ 転売目的と個人使用の判断基準
要素 | 転売目的の特徴 | 個人使用の特徴 |
---|---|---|
数量 | 5足以上、特に10足以上 | 1-3足程度 |
サイズ | 複数サイズ、自分以外のサイズ | 自分のサイズのみ |
購入パターン | 同じモデル・色を複数 | 異なるモデル・色 |
梱包状態 | 新品未開封、箱付き | 履いている、箱なし |
行動 | 短時間で大量購入 | 試着してじっくり選択 |
商標権侵害が成立するためには「業として」行われることが条件となっています。「業として」とは事業性があることを意味し、営利目的や反復継続性が認められる場合です。逆に言えば、家庭的・個人的な範囲であれば「業として」に該当しないため、商標権侵害として問うことはできません。
税関職員との電話でも、「知人に配るためということが認めることができれば、権利を侵害しないものとして判断する」という回答がありました。ただし、「そのお話の明確なところが明らかにならない場合は、その主張は認められないということで、権利を侵害するものとして判断する可能性も一方でございます」とも述べられています。
💡 個人使用であることをアピールする具体的な方法
- 購入数量を抑える:常識的な範囲(1-3足)に留める
- 自分のサイズに限定:家族用でも明らかに異なるサイズは避ける
- 試着して選ぶ:店舗で実際に履いて確認する様子を見せる
- 箱やタグを処分:商品として販売する意図がないことを示す
- 自然な購入行動:急いで大量購入せず、観光客らしい行動を取る
転売目的と疑われやすい行動として、「店舗にも、転売ヤーとわかる日本人いたし」という報告があります。このような人たちの存在が規制強化の原因となっているため、個人使用目的の購入者は明確に区別される行動を取ることが重要です。
また、SNSでの発信にも注意が必要です。購入したコンバースをメルカリなどで転売する旨の投稿や、「韓国コンバース買い付け代行します」といった事業性のある投稿は避けるべきです。個人使用目的であることを一貫して示すことが、トラブル回避につながります。
実際の体験談でも、「日本で転売したり、フリマサイトに出品、買取に出すような行為は絶対にNG」と強調されています。韓国で購入したコンバースは、あくまで自分で履くためのものとして扱うことが大切です。
CT70やランスターなど人気モデル別の注意点
韓国で人気の高いコンバースモデルには、それぞれ特有の注意点があります。モデル別の特徴を理解して、より安全な購入と持ち帰りを実現しましょう。
👟 人気モデル別の特徴と注意点
モデル名 | 特徴 | 日本での入手性 | 注意点 |
---|---|---|---|
CT70(チャックテーラー70) | 1960-70年代の復刻版 | 困難 | 最も人気、偽物も多い |
ランスター(Run Star) | JWアンダーソンコラボベース | 不可能 | 厚底で目立ちやすい |
ランスターモーション | 厚底の進化版 | 不可能 | 最新モデル、高価格 |
厚底コンバース | 様々なバリエーション | 一部のみ | スタイルアップ効果で人気 |
CT70(チャックテーラー70)は最も人気が高く、「コンバースの定番モデルとは違い、少し厚手のソールはクッション性が高く履き心地が抜群」と評価されています。ただし、人気の高さゆえに偽物も多く流通しているため、正規店での購入が特に重要です。
CT70の見分け方として、「かかとに配置されたヒールパッチがポイント。『黒タグ』『三ツ星』などと言ったりします」という特徴があります。購入時にはこれらのポイントを確認して、正規品であることを確かめましょう。
**ランスター(Run Star)**は「JWアンダーソンとのコラボで誕生し、大ヒットしたモデルを基にした人気の厚底スニーカー」です。「BLACKPINKのジェニーをはじめ、K-POPアイドルたちが愛用していることで販売直後は1分で完売してしまった」ほどの人気を誇ります。
🎯 ランスターモーションの購入体験談
「119,000₩やったかな。クレカ履歴で1万3143円になってました。※税金還付手続きの書類も店舗で作ってくれます。たぶん2-300円くらい返ってくる。」
厚底モデルは見た目のインパクトが強いため、税関でも目立ちやすい可能性があります。「厚底モデルのような人気商品は目立ちやすく、税関でのチェックが厳しくなる可能性が高い」という指摘もあります。履いて帰る場合でも、「空港で何度も後ろから、あのコンバース可愛くない?あれゴツいと思ってたけど実際履いてる人見るとかわいいね。っていう声が聞こえてきました」という体験談があるように、注目を集めやすいことを覚悟しておきましょう。
在庫状況にも注意が必要です。人気モデルは「SNSなどで話題になったモデルは即完売することも珍しくありません」という状況のため、事前の情報収集が重要です。特に限定カラーや新作は、「今月会社の後輩が渡韓したときには この厚底シリーズは全然無かった」という報告もあるように、タイミングによっては入手困難な場合もあります。
コンバース以外の韓国限定スニーカーの状況
韓国ではコンバース以外にも、日本では入手困難な限定スニーカーが多数販売されています。他ブランドの状況を知ることで、韓国でのスニーカーショッピングをより楽しめるでしょう。
🏃♂️ 韓国で人気の限定スニーカーブランド
ブランド | 限定商品 | 商標権問題 | 持ち帰り難易度 |
---|---|---|---|
NIKE | カスタムモデル | なし | 低い |
アディダス | 韓国限定カラー | なし | 低い |
ニューバランス | 限定コラボ | なし | 低い |
バンズ | アジア限定モデル | なし | 低い |
NIKEのカスタムサービスは韓国でも大人気ですが、「NIKEのカスタムはめちゃくちゃ並ぶらしく」という状況のため、時間に余裕を持って計画することが重要です。ただし、NIKEの場合は商標権の問題がないため、持ち帰りに関しては全く問題ありません。
アディダスも韓国限定のカラーバリエーションやコラボレーションモデルが豊富で、「韓国でいちばん品揃え、在庫のあるコンバースとアディダスの店舗はどこですか?」という質問も多く見られます。商標権の問題がないため、安心して購入・持ち帰りができます。
韓国の東大門エリアは特にスニーカーショッピングのメッカとして知られており、「東大門のアウトレットに売っているコンバースが安い」という情報も多く見られます。ただし、アウトレット商品の場合は、正規品かどうかの確認がより重要になります。
🛍️ 韓国スニーカーショッピングのコツ
- 事前リサーチ:店舗のSNSで在庫情報をチェック
- 複数店舗訪問:在庫状況や価格を比較
- 正規店優先:偽物リスクを避けるため
- 時間配分:人気店は混雑を考慮
- 予算管理:限定品は高価格の場合も
コンバース以外のブランドでは商標権の問題がないため、郵送での購入も可能です。ただし、重量や送料のことを考えると、やはり現地購入が最もお得で確実と言えるでしょう。
まとめ:韓国コンバースを履いて帰る際の完全ガイド
最後に記事のポイントをまとめます。
- 韓国コンバースを履いて帰ることで没収リスクを軽減できる理由は個人使用目的をアピールできるから
- 商標権の問題により韓国コンバースは日本では「模倣品扱い」になるが個人使用なら問題なし
- 税関職員への直接問い合わせでは「1-3足程度なら持ち帰れる可能性が高い」との回答
- 履いて帰ることは必須ではなく個人使用目的であることがより重要
- 持ち帰り数量は1-3足程度に抑えることで安全性が高まる
- 免税手続きは70万ウォン以下なら現物確認不要で比較的安全
- 郵送と手持ちでは全く異なる取り扱いを受け郵送は没収リスクが高い
- 転売目的と個人使用の違いを明確にすることが重要
- CT70やランスターなど人気モデルほど注意深い購入が必要
- 正規店での購入により偽物リスクと商標権問題の両方を回避できる
- 事業性のある持ち込みは従来通り規制対象のため注意が必要
- 実際の体験談では問題なく持ち帰れている人が多数存在する
- 税関での検査は他の重要項目が優先されスニーカーの優先度は低い
- コンバース以外のブランドは商標権問題がなく持ち帰りも郵送も可能
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://storyzakkashop.com/convers/
- https://www.oricon.co.jp/special/65770/
- https://mens-beauty.coetas.jp/converse-korea/
- https://www.iss-ryugakulife.com/useful/30725.html
- https://ameblo.jp/0745780388/entry-12844049373.html
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14267469554
- https://ameblo.jp/himawarinyanco/entry-12811796248.html
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10283371380
- https://sneakers-labo.com/converse/korea-converse-take-home/
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10298628160
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