ニューバランスのスニーカーを愛用している方なら、一度は「加水分解」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。お気に入りのスニーカーのソールが突然ボロボロになったり、ベタベタしてきたりする現象は、実はこの加水分解が原因なのです。特にニューバランスの人気モデルである574、996、1300などのクラシックシリーズには、この問題が避けて通れない場合があります。
しかし、適切な知識と対策を身につければ、加水分解を遅らせることは可能です。また、万が一加水分解が起こってしまった場合でも、修理という選択肢があることをご存知でしょうか。本記事では、ニューバランスの加水分解について、その原因から防止策、そして起こってしまった場合の対処法まで、徹底的に調査した情報をお伝えします。さらに、どのモデルが加水分解しやすく、どのモデルが比較的安全なのかといった、購入前に知っておきたい情報も詳しく解説していきます。
この記事のポイント |
---|
✅ ニューバランスの加水分解が起こる仕組みと原因 |
✅ 加水分解しやすいモデルと加水分解しにくいモデルの見分け方 |
✅ 効果的な加水分解防止策と正しい保管方法 |
✅ 加水分解が起こった場合の修理方法と費用 |
ニューバランスの加水分解とは何か:原因から症状まで完全解説
- ニューバランスの加水分解が起こる仕組みは素材の特性にある
- 加水分解が起こりやすいモデルはENCAPとABZORB搭載モデル
- 加水分解の症状は段階的に進行していく
- 加水分解は製造時から既に始まっている
- 日本の気候は加水分解を促進させやすい環境
- 加水分解しないモデルの特徴はC-CAP技術の採用
ニューバランスの加水分解が起こる仕組みは素材の特性にある
ニューバランスの加水分解について理解するためには、まずその仕組みを知ることが重要です。加水分解とは、水分が作用して起こる分解反応のことを指します。ニューバランスのミッドソールに使用されているPU(ポリウレタン)素材が空気中に含まれている水分と結び付き、時間の経過とともに劣化が進行していく現象なのです。
ポリウレタンは元々分子同士の結合が強くないため、湿気や雨などの水分に触れると結合が切れて、酸とアルコールに分解されていきます。この過程で、ポリウレタンの弾力性が失われ、硬化して脆くなり、最終的にはボロボロと崩れたり、割れたり、接着部分が剥がれたりするのです。
📊 加水分解が起こる条件と要因
要因 | 影響度 | 詳細 |
---|---|---|
水分・湿気 | 高 | 空気中の水分や雨、汗などが主要因 |
高温 | 中 | 熱により分解が促進される |
紫外線 | 中 | 日光により化学反応が進行 |
微生物 | 低 | バクテリアなどが分解を助長 |
保管期間 | 高 | 時間経過により避けられない |
水分以外にも、熱や紫外線、微生物などの影響でも徐々に分解が進みます。特に日本のような高温多湿の環境では、海外と比べて加水分解が起こりやすいとされています。一般的に、海外では10年程度持つ靴も、日本では3〜5年で加水分解の症状が目に見えてくることが多いのです。
なぜニューバランスがポリウレタンを使用するのかと疑問に思われるかもしれませんが、それには理由があります。ポリウレタンは柔軟性、弾力性、防振効果、耐摩耗性、衝撃吸収性など、靴底にとって理想的な特性を数多く備えているからです。また、複雑な形状にも加工しやすく、硬度の種類も豊富で、これらのメリットが弱点を補って余りあると判断されているのです。
加水分解が起こりやすいモデルはENCAPとABZORB搭載モデル
ニューバランスのスニーカーの中でも、特に加水分解が起こりやすいのは**ENCAP(エンキャップ)とABZORB(アブゾーブ)**技術を搭載したモデルです。これらの技術にはポリウレタン素材が使用されているため、将来的に加水分解を起こしてしまうリスクがあります。
ENCAP技術は、EVA素材(エチレン・ビニール・アセテート樹脂)をPU素材(ポリウレタン)で包んだ構造になっています。EVA素材自体は水分に強い合成樹脂でクッション性が高いのですが、それを包むPU素材が加水分解を起こしやすいのです。
🔍 加水分解しやすいニューバランスモデル一覧
モデル名 | 搭載技術 | 加水分解リスク | 特徴 |
---|---|---|---|
M574 | ENCAP | 高 | エントリーモデルとして人気 |
M996 | ENCAP/C-CAP | 中〜高 | 生産国により異なる |
M1300 | ENCAP | 高 | フラッグシップモデル |
M1400 | ENCAP | 高 | スエード使いが特徴的 |
M1500 | ENCAP | 高 | イギリス製が多い |
M998 | ABZORB | 高 | 反発性能に優れる |
M1700 | ABZORB | 高 | 1999年のフラッグシップ |
一方で、ABZORB技術はPU素材を使用した衝撃吸収と反発弾性を備えたクッショニング素材です。M998やM1700などに採用されており、優れたクッション性を提供する反面、やはり加水分解のリスクは避けられません。
スニーカーのミッドソール部分を確認すると、「ENCAP」「ABZORB」といった文字が刻印されていることが多いので、購入前にチェックすることをおすすめします。これらの表記があるモデルは、将来的に加水分解が起こる可能性が高いと考えておいた方が良いでしょう。
加水分解の症状は段階的に進行していく
ニューバランスの加水分解は一夜にして起こるものではなく、段階的に症状が進行していきます。初期症状を見逃さずに対処することで、完全に崩壊する前に修理などの対策を取ることが可能です。
📋 加水分解の進行段階と症状
段階 | 症状 | 対処法 | 緊急度 |
---|---|---|---|
初期 | 表面がわずかにベタつく | 清拭・乾燥対策 | 低 |
中期 | 明らかなベタつき・軽微なひび | 使用頻度を控える | 中 |
後期 | 大きなひび割れ・剥離開始 | 修理を検討 | 高 |
末期 | ボロボロと崩壊・完全剥離 | 修理必須・廃棄検討 | 最高 |
初期段階では、ソール表面がわずかにベタつく程度で、見た目にはほとんど変化がありません。しかし、触ってみると通常とは違う粘着性を感じることがあります。この段階であれば、適切な清拭と乾燥対策により進行を遅らせることが可能です。
中期になると、明らかなベタつきとともに軽微なひび割れが現れ始めます。特にソールの曲がりやすい部分や負荷のかかりやすい箇所から症状が顕著になってきます。この段階では、使用頻度を控えることで急激な悪化を防ぐことができます。
後期に入ると、大きなひび割れやソールの剥離が始まります。歩行時に違和感を感じるようになり、安全性の観点からも修理を真剣に検討する必要があります。末期段階では、ソールがボロボロと崩壊し、完全に剥離してしまうため、もはや履くことは困難になります。
加水分解は製造時から既に始まっている
多くの人が誤解しているのは、加水分解は使用開始から始まると思っていることです。実際には、ポリウレタン素材が工場で製造された時点から既に加水分解のタイマーが動き出しているのです。つまり、新品で購入して一度も履いていない状態でも、時間の経過とともに劣化は進行しているのです。
これは、「新品で購入したのに箱から出したら既にボロボロだった」「メルカリで未使用品を購入したら届いた時には使えない状態だった」といった事例が起こる理由でもあります。保管状態が良好であっても、製造から3年以上経過している商品は、いつ加水分解の症状が現れてもおかしくありません。
⚠️ 購入時の注意点
- 製造年月日の確認(3年以上経過品は要注意)
- 中古品・アウトレット品のリスク認識
- 保管状態の良し悪しによる影響の理解
- メーカー保証の対象外であることの理解
この事実を踏まえると、ニューバランスを購入する際は「2〜3年で履き潰すもの」という前提で選ぶことが重要です。高価なコレクションアイテムとして大切に保管するのではなく、積極的に履いて楽しむことが、結果的に最も長く愛用できる方法と言えるかもしれません。
日本の気候は加水分解を促進させやすい環境
日本特有の高温多湿な気候は、ニューバランスの加水分解を促進させやすい環境と言えます。海外、特に乾燥しているアメリカ本国では比較的加水分解しにくいため、日本での使用には特別な注意が必要です。
🌡️ 日本の気候が加水分解に与える影響
季節 | 湿度 | 温度 | 影響度 | 対策の重要度 |
---|---|---|---|---|
春 | 中 | 中 | 中 | 中 |
梅雨 | 非常に高 | 中 | 非常に高 | 最高 |
夏 | 高 | 高 | 非常に高 | 最高 |
秋 | 中 | 中 | 中 | 中 |
冬 | 低 | 低 | 低 | 低 |
特に梅雨の時期や夏場の高温多湿な環境では、加水分解の進行が著しく早まる可能性があります。この時期には、より入念な湿気対策と適切な保管が必要になります。
また、地域によっても差があり、沖縄や九州南部などの高温多湿地域では、本州と比べてより短期間で加水分解が進行する可能性があります。一方で、北海道や東北地方の寒冷地域では、比較的加水分解の進行が遅い傾向があるようです。
このような気候的要因を理解した上で、季節に応じた保管方法を変えることが、ニューバランスを長持ちさせるための重要なポイントとなります。
加水分解しないモデルの特徴はC-CAP技術の採用
ニューバランスの中にも、加水分解のリスクが低いモデルが存在します。それはC-CAP(シーキャップ)技術を採用したモデルです。C-CAPはEVA素材を圧縮成型した素材で、ベースがEVA素材のため加水分解を起こしません。
C-CAP技術の開発には、日本の月星(現・ムーンスター)が大きく貢献したとされています。月星は当時ニューバランスの代理店として、シューズの開発にもダイレクトに関わっていました。加水分解の問題もよく理解していたため、より耐久性の高い素材の開発に取り組んだのです。
📈 C-CAP搭載モデルの特徴
特徴 | C-CAP | ENCAP/ABZORB |
---|---|---|
主素材 | EVA(圧縮成型) | PU(ポリウレタン) |
加水分解リスク | 非常に低い | 高い |
重量 | 軽い | やや重い |
クッション性 | 良好 | 非常に良好 |
耐久性 | 高い | 3-5年程度 |
価格帯 | 比較的手頃 | 高価格帯が多い |
現在販売されているニューバランスの996(アジア製)の多くは、C-CAP技術を採用しているため加水分解のリスクが低く、長期間安心して使用できます。また、373や565などのモデルも加水分解しないとされており、予算を抑えながら長く愛用したい方にはおすすめです。
ただし、注意が必要なのは同じモデル番号でも生産国や生産時期によって採用技術が異なる場合があることです。特に996のUSA製(アメリカ製)モデルは、オリジナル仕様に忠実に作られているためENCAPを使用しており、加水分解のリスクがあります。購入前には、商品詳細ページの「搭載機能」欄を必ず確認することをおすすめします。
ニューバランスの加水分解対策:防止から修理まで実践的な解決策
- 効果的な加水分解防止策は定期的な使用と適切な保管
- 湿気対策が加水分解防止の最重要ポイント
- 加水分解してしまった場合の修理方法は複数存在する
- ソール交換修理の費用は8,000円から20,000円程度
- 自分でできる応急処置と接着剤による修理方法
- 加水分解しにくいモデルへの買い替えも有効な選択肢
- まとめ:ニューバランスの加水分解は適切な知識で対処可能
効果的な加水分解防止策は定期的な使用と適切な保管
ニューバランスの加水分解を防ぐために最も効果的な方法は、意外にも定期的に履いて歩くことです。多くの人は「大切な靴だから履かずに保管しよう」と考えがちですが、実はこれが加水分解を促進させる原因になってしまいます。
履いて歩くことで靴の中にたまった空気を押し出すことができ、これにより加水分解の原因となる湿気を排出できるのです。空気中の水分と反応して起こる加水分解ですが、適度な使用により内部の空気が入れ替わることで、湿気を逃す効果があります。
🚶 定期的な使用による防止効果
使用頻度 | 効果 | おすすめ度 | 注意点 |
---|---|---|---|
週1回以上 | 高い | ★★★★★ | 過度な使用は摩耗を招く |
月2-3回 | 中程度 | ★★★★☆ | バランスが良い |
月1回程度 | 低い | ★★☆☆☆ | 効果は限定的 |
使用なし | なし | ☆☆☆☆☆ | 加水分解が進行しやすい |
ただし、使用する際は以下の点に注意が必要です。雨の日や湿度の高い日の使用後は、必ず乾燥させてから保管することが重要です。濡れたまま放置すると、かえって加水分解を促進させてしまいます。
適切な保管方法も同様に重要です。高温多湿の場所は絶対に避け、風通しの良い場所での保管を心がけましょう。車の中に放置するのは厳禁です。夏場の車内は60度を超えることもあり、これは加水分解を急激に促進させる環境です。
また、シューズボックスに保管する際は、除湿剤や乾燥剤を活用して湿度をコントロールすることが効果的です。木製のシューズキーパーを使用すると、木材が呼吸をして湿気をコントロールしてくれるため、高価なものでなくても天然木のものを選ぶことをおすすめします。
湿気対策が加水分解防止の最重要ポイント
加水分解の直接的な原因は水分との反応であるため、湿気対策こそが最重要ポイントとなります。日常的な使用から長期保管まで、あらゆる場面で湿気をコントロールすることが、ニューバランスを長持ちさせる秘訣です。
まず、使用後のケアについて詳しく見ていきましょう。汗や蒸れで湿気がたまると加水分解の元になるため、履いた後はすぐに靴箱に入れず、まずは表面の汚れを軽く拭き取り、1時間程度天日干しをすることが推奨されます。
💡 効果的な湿気対策方法
対策方法 | 効果 | コスト | 実施の手軽さ |
---|---|---|---|
天日干し(短時間) | 高 | 無料 | 簡単 |
除湿剤の使用 | 高 | 低 | 簡単 |
木製シューキーパー | 中 | 中 | 簡単 |
新聞紙による吸湿 | 中 | 低 | 簡単 |
防水スプレー | 中 | 低 | 簡単 |
天日干しを行う際は、直射日光に長時間当てるのは避けましょう。ポリウレタンは紫外線や熱にも弱いため、陰干しまたは短時間(30分〜1時間程度)の天日干しに留めることが重要です。
濡れてしまった場合の対処も重要です。表面の水分は必ず拭き取り、中まで濡れた時には新聞紙を軽く丸めて詰めることをおすすめします。新聞紙は2時間ごとに交換すると効果的で、思っているよりも早く水分を吸収してくれます。
長期保管の際は、乾燥剤と共にジップロックなどの密閉袋に入れることで、空気に触れにくくなり加水分解を遅らせることができます。特にスエード素材の場合は、ラップで包むとより効果的ですが、スエード以外の素材ではラップが張り付いて逆効果になる場合があるので注意が必要です。
加水分解してしまった場合の修理方法は複数存在する
残念ながら加水分解が進行してしまった場合でも、諦める必要はありません。ニューバランスには複数の修理選択肢が用意されており、症状の程度や予算に応じて最適な修理方法を選ぶことができます。
まず、ニューバランス公式の修理サービスがあります。これは限られたモデルのみが対象となりますが、純正パーツを使用した高品質な修理を受けることができます。対象モデルには、M1300、M1400、M1500、M996、M576などの人気モデルが含まれています。
🔧 修理方法の種類と特徴
修理方法 | 適用症状 | 費用目安 | 仕上がり品質 | 対応業者 |
---|---|---|---|---|
公式修理サービス | 中程度まで | 高 | 最高 | ニューバランス |
専門修理店 | 軽微〜重度 | 中〜高 | 高 | 靴修理専門店 |
ミッドソール交換 | 重度 | 中 | 高 | 専門修理店 |
オールソール交換 | 最重度 | 高 | 高 | 専門修理店 |
再接着 | 軽微 | 低 | 中 | 一般修理店 |
専門の靴修理店では、より柔軟な対応が可能です。ミッドソール交換では、ボロボロになったポリウレタン素材を加水分解しないEVAスポンジ素材に交換することができ、元の履き心地とは若干異なるものの、長期間安心して使用できるようになります。
オールソール交換は最も本格的な修理で、ソール全体を新しく作り直す方法です。アッパーが良好な状態であれば、ほぼ新品同様の状態に復活させることが可能です。ただし、費用が高額になる場合が多く、新品購入との費用対効果を十分に検討する必要があります。
軽微な症状の場合は、ソールの再接着という比較的簡単な修理で対応できる場合もあります。剥がれた部分を専用の接着剤で再度接着する方法で、費用も抑えられますが、根本的な解決にはならない場合もあります。
ソール交換修理の費用は8,000円から20,000円程度
ニューバランスの加水分解修理における費用は、修理方法や症状の程度によって大きく異なります。一般的な修理費用の相場を把握しておくことで、修理か買い替えかの判断材料にできます。
ミッドソール交換の場合、使用するEVAスポンジの色や厚みによって料金が変動します。最も一般的な白色のEVAスポンジを1層で交換する場合、両足で8,800円程度からとなっています。2層構造にする場合や特殊な色のスポンジを使用する場合は、10,000円〜12,000円程度になることが多いようです。
💰 修理費用の詳細比較
修理内容 | 両足費用 | 期間 | 仕上がり | 耐久性 |
---|---|---|---|---|
ミッドソール交換(1層) | 8,800円〜 | 2-3週間 | 良好 | 高い |
ミッドソール交換(2層) | 9,900円〜 | 2-3週間 | 良好 | 高い |
高機能モデル修理 | 16,500円〜 | 3-4週間 | 高品質 | 非常に高い |
オールソール交換 | 17,600円〜 | 4-5週間 | 最高品質 | 非常に高い |
ソール再接着 | 5,500円〜 | 1週間 | 中程度 | 中程度 |
990シリーズや998などの高機能モデルの場合は、16,500円程度からと料金が上がります。これらのモデルは構造が複雑で、より高度な技術と時間を要するためです。
オールソール交換になると、17,600円〜20,000円程度と高額になりますが、アウトソールを再利用する場合やウェルトの有無によって料金が変わります。新品のニューバランスの価格を考慮すると、アッパーの状態が非常に良好な場合に限って選択する価値があると言えるでしょう。
修理期間も重要な考慮点です。ミッドソール交換では2〜3週間、より複雑なオールソール交換では4〜5週間程度を見込んでおく必要があります。この期間中は履くことができないため、代替の靴を用意しておくことも必要です。
自分でできる応急処置と接着剤による修理方法
専門店での修理を検討する前に、軽微な症状であれば自分でできる応急処置もあります。ただし、これらの方法は一時的な対処法であり、根本的な解決にはならないことを理解した上で実施することが重要です。
最も簡単な応急処置は、ソール用接着剤による再接着です。市販されているソール専用の接着剤を使用して、剥がれた部分を再度接着する方法です。ただし、加水分解が進行している場合は、接着してもすぐに再び剥がれる可能性があります。
🛠️ 自分でできる応急処置方法
処置方法 | 必要なもの | 費用 | 効果持続期間 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
接着剤による再接着 | ソール用接着剤 | 500-1,000円 | 数週間〜数ヶ月 | 低 |
靴底補修材の使用 | 補修材・やすり | 1,000-2,000円 | 1-3ヶ月 | 中 |
テーピングによる固定 | 強力テープ | 300-500円 | 数日〜1週間 | 低 |
接着剤を使用する際の手順は以下の通りです。まず、剥がれた部分の汚れや古い接着剤をきれいに除去します。接着面を軽くやすりで荒らし、接着剤の食いつきを良くします。適量の接着剤を塗布し、しっかりと圧着して24時間以上乾燥させます。
靴底補修材を使用する方法もあります。これは溝が磨り減った部分やひび割れした箇所に補修材を充填して修理する方法です。完全に硬化するまで時間がかかりますが、接着剤よりも耐久性が期待できます。
ただし、これらの応急処置はあくまでも緊急時の対処法であり、安全性を考慮すると早めに専門店での修理を検討することをおすすめします。特に運動時や長時間の歩行時には、突然の破損により怪我をするリスクもあるため注意が必要です。
加水分解しにくいモデルへの買い替えも有効な選択肢
修理費用と新品購入費用を比較検討した結果、加水分解しにくいモデルへの買い替えが最も合理的な選択肢となる場合も多くあります。特に、長期間愛用することを前提とするなら、C-CAP技術を採用したモデルへの変更を検討する価値があります。
現在市販されているニューバランスの中で、加水分解のリスクが低いとされているモデルをまとめると、まず996のアジア製モデルがあります。これらはC-CAP技術を採用しており、価格も比較的手頃でありながら長期間安心して使用できます。
🔄 買い替え推奨モデル比較
モデル | 技術 | 価格帯 | 加水分解リスク | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
CM996(アジア製) | C-CAP | 15,000-18,000円 | 非常に低 | ★★★★★ |
ML373 | C-CAP | 8,000-12,000円 | 非常に低 | ★★★★☆ |
ML565 | C-CAP | 10,000-14,000円 | 非常に低 | ★★★★☆ |
Fresh Foam X 1080 | Fresh Foam | 18,000-20,000円 | 非常に低 | ★★★★★ |
373や565などのモデルも加水分解しないとされており、予算を抑えつつ安心して長期使用したい方には最適です。これらのモデルは、機能面では最新のハイテクモデルに劣る部分もありますが、日常使いには十分な性能を備えています。
最新のテクノロジーを求めるなら、Fresh Foam X 1080などのランニングシューズシリーズもおすすめです。これらは加水分解しない最新素材を使用しており、優れたクッション性と耐久性を両立しています。価格は高めですが、長期使用を考えれば結果的にコストパフォーマンスが良い場合も多いでしょう。
買い替えを検討する際は、以下の点を総合的に判断することが重要です。現在の靴の使用年数、修理費用、新品の価格、使用頻度、今後の使用予定期間などを考慮して、最も合理的な選択肢を選びましょう。
まとめ:ニューバランスの加水分解は適切な知識で対処可能
最後に記事のポイントをまとめます。
- ニューバランスの加水分解はポリウレタン素材が水分と反応して起こる化学現象である
- ENCAP技術とABZORB技術を搭載したモデルが加水分解のリスクが高い
- C-CAP技術を採用したモデルは加水分解のリスクが非常に低い
- 加水分解は製造時から既に始まっており、日本の高温多湿な気候で促進される
- 定期的な使用と適切な保管が最も効果的な防止策である
- 湿気対策が加水分解防止の最重要ポイントとなる
- 加水分解が起こった場合でも複数の修理選択肢が存在する
- ミッドソール交換の費用は8,800円から、オールソール交換は17,600円からが相場
- 軽微な症状なら接着剤による自己修理も可能だが安全性に注意が必要
- 修理費用と新品価格を比較して買い替えも有効な選択肢
- 996のアジア製モデルや373、565は加水分解しにくくおすすめ
- Fresh Foam Xシリーズなど最新モデルも加水分解リスクが低い
- 症状は段階的に進行するため早期発見・早期対処が重要
- 天日干しは短時間に留め、直射日光の長時間照射は避けるべき
- 除湿剤や木製シューキーパーの活用が保管時に効果的
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://shoesmaster-komatsu.com/entry/2024/05/23/060000
- https://www.adi-files.com/new-balance/data/hydrolysis-sneaker.html
- https://themmagazine.net/editors_voice/
- https://shoeoflife.blogspot.com/2022/02/newblance.html
- https://mokuren-blog.com/archives/111
- https://footprompter.com/2022/07/18/newbalancerepair/
- https://trsw.jp/blog/do-nike-and-new-balance-shoes-deteriorate-after-three-years-hydrolysis-of-shoes/
- https://engineershareinfo.com/2018/05/20/long-term-use-m1300/
- https://www.totachi.co.jp/item/1465794180.shtml
- https://tobiuo.co.jp/search?search_word=69891043403710830
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