バーバリーと聞くと「古臭い」「時代遅れ」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。特にバッグについては、90年代後半に安室奈美恵さんが着用して大流行した後、「昔流行ったブランド」というレッテルを貼られがちです。
しかし、2018年以降のバーバリーは大きく進化しています。元GIVENCHYのデザイナー、リカルド・ティッシが加入したことで、ラグジュアリーストリートブランドとして生まれ変わり、新たなロゴやTBモノグラムの導入、若者向けのデザイン展開など、ブランドの印象を一新させることに成功しました。
この記事のポイント!
- バーバリーバッグの歴史的な変遷と現在のブランド戦略
- 2018年以降の大きな転換点とその理由
- 現代のバーバリーバッグが支持される具体的な要因
- アウトレットでのお得な購入方法とおすすめアイテム
バーバリーバッグは本当に時代遅れなのか?最新トレンドから徹底解説
- バーバリーバッグの歴史と変遷
- 三陽商会のライセンス時代を振り返る
- 2018年に大きな転換期を迎えたバーバリー
- リカルド・ティッシの加入で生まれ変わったデザイン
- 現代のバーバリーバッグは若者からの支持も獲得
- アウトレットで手に入るお得な購入方法
バーバリーバッグの歴史と変遷
バーバリーは1856年、わずか21歳のトーマス・バーバリーによってイギリスで創業されました。当初はジャケットやアウターの品揃えで評判を呼び、イギリス全土から顧客が訪れる人気店となりました。
創業者のトーマス・バーバリーは、耐久性と防水性に優れた革新的な素材「ギャバジン」を開発。この素材を使って軍人や冒険家、登山家のための機能的な服を作り出しました。従来の重く着心地の悪いアウターに革命をもたらしたと言われています。
バーバリーの象徴であるチェック柄は、約100年前に初めて登場しました。しかし、このチェック柄が「バーバリーチェック」として世界的に広まったのは、1964年の東京オリンピックでイギリス女子代表チームが着用したトレンチコートの裏地として使用されてからでした。
現在では、クラシックなバーバリーチェックだけでなく、ハウスチェック、ノバチェック、メガチェックなど、様々なバリエーションのチェック柄が展開されています。各チェック柄にはそれぞれ特徴があり、使用されるアイテムも異なっています。
長い歴史を持つバーバリーのバッグは、時代とともに進化を続けてきました。特に近年では、伝統的なデザインを守りながらも、現代的なエッセンスを取り入れた新しいスタイルを確立しています。
三陽商会のライセンス時代を振り返る
日本でのバーバリーの歴史は、約100年前に丸善がレインコートを輸入したことから始まりました。その後、三陽商会が約50年前にバーバリーコートの輸入を開始し、本格的な日本展開が始まりました。
当初、バーバリーは中高年やシニア向けのブランドというイメージが強く、若者にはあまり人気がありませんでした。これは、格式高いイギリスブランドとしての堅苦しいイメージと、高価格帯が理由でした。
1990年代、三陽商会は若者層への展開を図るため、日本独自のブランド「BLUE LABEL」を立ち上げました。このラインは、バーバリーの伝統的なスタイルと新しいデザインを融合させたもので、特に若い女性から支持を得ました。
その後、男性向けの「BLACK LABEL」も展開され、バーバリーは若い世代のステータスシンボルとしての地位を確立。しかし、2015年末をもってライセンス契約は終了し、これらの日本独自のラインは「ブラックレーベルクレストブリッジ」「ブルーレーベルクレストブリッジ」として独立したブランドとなりました。
三陽商会時代のバーバリーは、日本人の体型に合わせたサイズ感や、日本市場に特化したデザインで人気を集めました。特に、独自のチェック柄を採用したバッグは、日本でしか見ることができない特別なアイテムとして評価されていました。
2018年に大きな転換期を迎えたバーバリー
2018年は、バーバリーにとって大きな転換点となりました。この年、ブランドは大胆なロゴの変更を実施し、新たなTBモノグラムを導入しました。TBモノグラムは創業者トーマス・バーバリーのイニシャルから名付けられました。
この変革は単なるロゴの変更だけではありません。ブランド全体のイメージを刷新し、より現代的でストリート感のあるデザインへと舵を切りました。特にバッグのデザインは、従来の保守的なスタイルから大きく変化しています。
新しいバーバリーは、ロゴやモノグラムを大胆に使用したデザインを展開。これは現代のファッショントレンドに合わせた戦略で、シュプリームやバレンシアガなどのブランドと並ぶ存在として認識されるようになりました。
デザインの変更に加えて、環境への配慮も強化されました。売れ残り商品の焼却処分を中止し、より持続可能なファッションブランドとしての姿勢を示しています。
この大きな変革により、バーバリーは「古い」「保守的」というイメージから脱却し、現代のファッションシーンで重要な位置を占めるブランドへと進化を遂げました。
リカルド・ティッシの加入で生まれ変わったデザイン
2018年、バーバリーに元GIVENCHYのデザイナー、リカルド・ティッシが加入したことは、ブランドの方向性を大きく変えるターニングポイントとなりました。ティッシは、GIVENCHYでラグジュアリーファッションにストリートの要素を取り入れ、世界的な成功を収めた実績を持つデザイナーです。
バーバリーでもティッシは同様のアプローチを採用し、伝統的なブランドイメージを保ちながら、ストリート要素を効果的に取り入れました。特にバッグのデザインでは、クラシカルな要素とモダンなデザインの融合を実現しています。
新しいデザインの特徴は、従来のチェック柄やレザー素材を活かしながら、よりカジュアルで若々しい印象を与える点です。特に、ロゴやモノグラムを大胆に使用したデザインは、若い世代からの支持を獲得しています。
ティッシの加入により、バーバリーのバッグは「高級だけど手の届かない」ブランドから、「欲しい」「カッコいい」ブランドへとイメージを変えることに成功。特にミニバッグやクロスボディバッグなど、現代のライフスタイルに合わせたアイテムが人気を集めています。
リカルド・ティッシの革新的なデザインアプローチは、バーバリーを再びファッション業界の最前線に押し上げる原動力となりました。
現代のバーバリーバッグは若者からの支持も獲得
現代のバーバリーバッグは、世界的な影響力を持つファッションアイコンや海外セレブからの支持を集めています。タイガ、ニッキー・ミナージュ、リアーナ、ガンナ、ルカ・サバットなど、多くのセレブリティが着用しているのが確認されています。
特に人気が高いのは、コンパクトなサイズのバッグです。キャッシュレス化が進む現代のライフスタイルに合わせて、小さく使いやすいサイズのバッグが豊富に展開されています。20SSシリーズのミディアムヴィンテージチェックボンデッドコットンバムバッグ(定価約88,000円)などが代表的な商品です。
また、グラフィックプリントを多用したアイテムも注目を集めています。バーバリーチェックとグラフィックを組み合わせた独創的なデザインは、他のブランドには見られない特徴として評価されています。
バーバリーは現在、ストリート感のあるキャップやハットなど、カジュアルなアイテムも展開。20SSのヴィンテージチェックモノグラムモチーフベースボールキャップ(定価約50,000円)などが、男女問わず人気を集めています。
これらの新しいアイテムは、伝統的なバーバリーの品質の高さを保ちながら、現代的なデザインと機能性を備えているのが特徴です。
アウトレットで手に入るお得な購入方法
バーバリーの商品は高級ブランドならではの価格設定ですが、アウトレットを利用することで比較的手頃な価格で購入することが可能です。アウトレットでは、過去のシーズンの商品や若干の難あり商品が通常より安価で販売されています。
ただし、アウトレットで購入する際は、いくつかの注意点があります。商品の状態をよく確認することや、返品・交換の条件を事前に把握しておくことが重要です。また、アウトレット専用モデルと通常の店舗で販売されているモデルでは、品質に差がある場合もあるので、購入前によく確認する必要があります。
現在、バーバリーのアウトレットでは、ショルダーバッグやクロスボディバッグなど、人気のアイテムも多く取り扱われています。特に、TBモノグラムやチェック柄を使用した商品は、定価よりも大幅に安い価格で購入できることがあります。
実際の価格例として、20SSのソニーバムバッグは定価約75,000円のところ、アウトレットでは約35,000円程度で購入できることもあります。このように、定価の40-50%程度の価格で商品を入手できる可能性があります。
アウトレットは予算を抑えながらバーバリーの商品を手に入れる良い機会となっています。
人気復活中!バーバリーバッグの魅力を徹底解説
- 20年前のヴィンテージバッグが再注目される理由
- 現行モデルで人気の高いショルダーバッグ
- レディースに人気のバッグコレクション
- ブランドロゴの一新で生まれ変わったデザイン
- セレブ着用で再び注目を集めるバーバリー
- まとめ:バーバリーバッグは進化し続けるブランドへ
20年前のヴィンテージバッグが再注目される理由
近年、90年代から2000年代初頭のバーバリーバッグが、ヴィンテージアイテムとして再び注目を集めています。これは、ファッション業界全体でY2Kファッション(90年代後半~2000年に流行った系統のファッション)が人気を集めていることと関連しています。
特に、当時流行したショルダーバッグやトートバッグは、現在の若者からも支持を得ています。これらのバッグは、現代のものとは異なる独特の雰囲気や希少性を持っており、ファッション通の間で価値が高まっています。
ヴィンテージバーバリーバッグの魅力は、その耐久性の高さにもあります。丈夫な作りで長く使用できるため、中古品であっても十分に使用に耐えうる状態を保っているものが多く存在しています。
当時のバーバリーバッグは、クラシックなチェック柄を使用したデザインが主流でした。このチェック柄は、バーバリーのブランドアイデンティティを象徴するものとして、時代を超えて愛され続けています。
ただし、ヴィンテージバッグを購入する際は、素材の劣化や修理の跡などにも注意を払う必要があります。状態の良いものを選ぶことで、長く愛用できるアイテムとなります。
現行モデルで人気の高いショルダーバッグ
バーバリーのショルダーバッグは、近年特に需要が高まっています。特にハンズフリーで使えるショルダーバッグの便利さが広く認識され、仕事や日常生活でアクティブに動き回る人々に支持されています。
現行モデルのショルダーバッグは、クラシックなチェック柄を使用したものから、モダンなレザーモデルまで、幅広いラインナップが用意されています。サイズも、小型のクロスボディバッグから大容量のメッセンジャーバッグまで多様です。
中でも「TBモノグラム」を使用したショルダーバッグは、新しいバーバリーを象徴するアイテムとして注目を集めています。このモノグラムは創業者トーマス・バーバリーのイニシャルをモチーフにしたもので、現代的なデザインと伝統を融合させています。
価格帯は、クロスボディバッグで約16万円から、大きめのショルダーバッグで約30万円程度まで様々。アウトレットでは、これらの商品を通常価格の40-50%程度で購入できることもあります。
ショルダーバッグの特徴として、キャッシュレス化による財布の小型化に対応した収納設計や、スポーティーなデザインの採用などが挙げられます。
レディースに人気のバッグコレクション
バーバリーのレディースバッグコレクションでは、トートバッグが特に人気を集めています。「フレヤトート」シリーズは、ミニサイズ(約21万円)からミディアムサイズ(約25万円)まで展開されており、サイズによって使い分けが可能です。
バケットバッグも人気アイテムの一つです。「TBバケットバッグ」は、ミニサイズ(約19万円)とスモールサイズ(約28万円)があり、アーカイブベージュやダークバーチブラウンなど、複数のカラーバリエーションが用意されています。
新しいコレクションでは、クラシックなチェック柄はもちろん、かわいらしいデザインや斬新なスタイルも登場し、若い世代にも支持されています。特に、ミニバッグやクロスボディバッグなど、現代のライフスタイルに合わせたアイテムが豊富です。
バーバリーのレディースバッグは、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンで活用できるデザインが特徴です。特に、ブランドの象徴であるチェック柄を使用したバッグは、カジュアルな装いでも品のある印象を与えます。
最新のコレクションでは、従来のチェック柄に加えて、新しいTBモノグラムを採用したデザインも増えており、選択肢が広がっています。
ブランドロゴの一新で生まれ変わったデザイン
2018年、バーバリーは大胆なブランドロゴの変更を実施しました。新しいロゴは「BURBERRY LONDON ENGLAND」という表記になり、以前の「騎士に跨る馬」のシンボルマークは姿を消しました。
同時に導入された新しいTBモノグラムは、創業者トーマス・バーバリーへの敬意を表したデザインです。このモノグラムを使用したバッグは、従来のチェック柄とは異なる新しい魅力を持つアイテムとして注目を集めています。
ブランドロゴの刷新は、単なるデザインの変更以上の意味を持っています。これは、伝統的な高級ブランドからラグジュアリーストリートブランドへの進化を象徴する出来事でした。
新しいロゴやモノグラムを大胆に使用したデザインは、シュプリームやバレンシアガなど、現代のトレンドを牽引するブランドと並ぶ存在感を示しています。
特に、ロゴを全面に押し出したバッグは、若い世代からの支持を集めています。これは現代のファッショントレンドに合致した戦略といえるでしょう。
セレブ着用で再び注目を集めるバーバリー
バーバリーの新しいデザインは、世界的な影響力を持つセレブリティたちからも支持を得ています。タイガ、ニッキー・ミナージュ、リアーナ、ガンナ、ルカ・サバットなど、多くの著名人が着用しているのが確認されています。
特に、新しいTBモノグラムを使用したバッグは、セレブリティの間で人気のアイテムとなっています。彼らのスタイリングは、バーバリーの新しいイメージを世界に発信する役割を果たしています。
セレブリティの着用により、バーバリーは「古い」「保守的」というイメージから脱却し、現代的でトレンディなブランドとしての認識を広めることに成功しました。この変化は、特に若い世代からの支持獲得につながっています。
ソーシャルメディアの影響力も大きく、セレブリティが着用する姿がSNSで共有されることで、バーバリーの新しいスタイルは瞬く間に世界中に広まりました。
現在のバーバリーは、伝統的な品質の高さを保ちながら、現代的なデザインと機能性を備えたブランドとして、新たな支持層を獲得しています。
まとめ:バーバリーバッグは進化し続けるブランドへ
最後に記事のポイントをまとめます。
- バーバリーは1856年創業の伝統的ブランドだが、2018年から大きな変革期を迎えた
- リカルド・ティッシの加入により、ラグジュアリーストリートブランドとして進化
- 新ロゴとTBモノグラムの導入で、ブランドイメージを一新
- 20年前のヴィンテージバッグが、Y2Kファッションブームで再注目を集める
- 現行モデルではショルダーバッグやクロスボディバッグが人気
- レディースバッグはトートバッグやバケットバッグが充実
- セレブリティの着用により、世界的な注目度が上昇
- アウトレットでは定価の40-50%程度で購入可能
- キャッシュレス時代に対応した小型バッグの展開が充実
- 伝統的なチェック柄と新しいモノグラムの両方を展開
- 若者向けのカジュアルなアイテムも増加
- 環境に配慮した持続可能なブランド戦略を展開
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