バーバリーの人気と高級感から、残念ながら偽物が数多く出回っています。特にバッグは代表的なアイテムであり、フリマアプリやオークションサイトでの取引も多いため、偽物を掴まされるリスクが高くなっています。
ポチップ
本物のバーバリーバッグは、縫製の品質やロゴの精密さ、金具の作りまで、細部にわたって丁寧な仕上がりが特徴です。しかし近年は偽物の製造技術も向上しており、一見しただけでは判別が難しいケースも増えています。そこで今回は、バーバリーバッグの本物と偽物を見分けるためのポイントを詳しく解説していきます。
この記事のポイント！
- バーバリーバッグの本物と偽物を見分けるための5つの具体的なチェックポイント
- 年代別のタグデザインの違いと特徴について
- 三陽商会製品と本国バーバリーの違いの見分け方
- 偽物を買わないための具体的な購入時の注意点
バーバリーバッグ偽物の基本的な見分け方5つのポイント
- タグとラベルで見分けるポイント
- ロゴマークとその配置の特徴
- 刺繍の品質と仕上がり
- 金具の位置と品質チェック
- 内側の生地と縫製を確認
- シリアルナンバーの確認方法
タグとラベルで見分けるポイント
バーバリーの本物のアパレル製品やバッグには、必ず品質表示のタグが縫い付けられています。このタグには、商品を識別するための型番が記載されており、偽物を見分けるための重要な手がかりとなります。
本物のバーバリー製品の組成タグには、型番が濃いグレーのインクで印字されています。一方、偽物の場合は型番が記載されていないことが多く、また印字が黒色で行われているのが特徴です。
タグのデザインは年代によって異なり、例えば1990年以前は「’BURBERRYS’」という表記が使用されていました。1990年代には背景が白色になり、1999年以降は「BURBERRY」という表記に変更されています。
シリアルナンバーや購入日、購入店などが記載された「ギャランティカード」も、本物であることを証明する重要な要素です。ただし中古品の場合、ギャランティカードが付属していないケースもあるため、これだけで判断するのは避けましょう。
タグの色でも見分けることができ、本家バーバリーはベージュ、三陽商会製は紺色のタグが使用されています。2015年までは三陽商会がバーバリーの日本での製造・販売ライセンスを持っていたため、この違いを理解しておくことが重要です。
ロゴマークとその配置の特徴
本物のバーバリー製品は、「BURBERRY」というロゴの文字の太さや大きさが均一で、印字がはっきりしているのが特徴です。偽物の場合、「R」の大きさが一致していなかったり、字が曲がっていたりするケースが多く見られます。
特に注意が必要なのは、「U」の字だけが極端に細かったり、「B」の字が幅を取りすぎていたりする場合です。本物のロゴは、全体的なバランスが整っており、文字の太さにばらつきがありません。
古いモデルの場合、1950年代までは「BURBERRYS」という表記で、馬上の騎士をモチーフにしたロゴの下に配置されていました。1960年代以降は頭文字以外が小文字の「Burberrys」となり、さらにレジスターマークも追加されています。
ロゴの配置も重要なポイントで、本物は決められた位置に正確に配置されています。また、印字の色も鮮やかで、擦れやくすみが見られないのが特徴です。
偽物の場合、プリントが擦れていたり、ロゴ全体のバランスが悪かったりするため、これらの点に注目して確認することが大切です。
刺繍の品質と仕上がり
バーバリーの商品には、ロゴマークが刺繍で施されているものがあります。本物の場合、ロゴのシルエットが繊細に表現され、輪郭がはっきりしているのが特徴です。
偽物の刺繍は雑な仕上がりが多く、ロゴ全体に隙間が見られることがあります。本物の刺繍は、一針一針が丁寧で、糸のほつれなども見られません。
ただし、商品や年代によって刺繍の印象は異なるため、刺繍だけで偽物を判断するのは難しい場合があります。他の見分け方と併せて総合的に判断することが重要です。
刺繍の色合いも見分けるポイントの一つです。本物は色むらがなく、均一な仕上がりとなっています。偽物は色のムラや刺繍の密度にばらつきが見られることがあります。
また、刺繍の裏側の処理も本物は非常に丁寧です。糸の始末がきちんとされており、乱雑な処理は見られません。
金具の位置と品質チェック
バーバリーのバッグの金具は、本物の場合、高品質な素材が使用され、取り付け位置も正確です。留め具のはまり具合がスムーズで、背負った時に違和感がないのが特徴です。
偽物の場合、金具が曲がっていたり、留めにくかったりすることがあります。また、コスト削減のために安価な金具が使用されていることも多く、金メッキやカニカンのような安っぽい部品が使われている場合は注意が必要です。
金具の取り付け位置も重要なチェックポイントです。本物は使いやすさを考慮して適切な位置に取り付けられていますが、偽物は位置が不自然だったり、バッグを肩にかけた時に違和感を感じることがあります。
また、金具の輝きや質感も見分けるポイントです。本物は上質な輝きがあり、グネっと曲がるような箇所はありません。偽物は安っぽい光沢が特徴です。
金具の刻印もチェックすることをお勧めします。本物は細部まで丁寧に刻印されていますが、偽物は荒い仕上がりになっていることが多いです。
内側の生地と縫製を確認
バーバリーバッグの内側は、本物の場合、チェック柄の裏地が使用されているのが特徴です。偽物は無地の場合が多く、また縫製が雑で糸のほつれが目立つことがあります。
内側の縫い目を確認することも重要です。本物は均一で丁寧な縫製が施されていますが、偽物は全体的に縫製が雑で、糸の処理も不十分な場合が多くみられます。
また、内側のポケットの作りも重要なチェックポイントです。本物は丁寧な仕上がりで、縫い目が均一です。偽物はポケットの縫製が甘かったり、歪みがある場合があります。
バッグの角の処理も見分けるポイントです。本物は丁寧な補強がされていますが、偽物は角の処理が雑な場合が多いです。
外見だけでなく、内側まで細かくチェックすることで、より確実に本物と偽物を見分けることができます。
シリアルナンバーの確認方法
バーバリーの本物のバッグには、商品を識別するためのシリアルナンバーが付いています。このナンバーは通常、内側のタグに記載されており、13桁の番号とロンドンの住所が書かれています。
シリアルナンバーは、商品の製造時期や商品の種類を特定するための重要な情報です。偽物の場合、このシリアルナンバーが存在しない、もしくは不自然な番号が記載されていることがあります。
一方で、古いモデルや特定の商品ラインでは、シリアルナンバーの表記方法が異なる場合もあります。そのため、シリアルナンバーだけで本物かどうかを判断するのは避けましょう。
バーバリーの正規品には、商品の品質保証を示すギャランティカードが付属していることが多いです。このカードにもシリアルナンバーが記載されているため、バッグのナンバーと照合することができます。
ただし、中古品の場合はギャランティカードが紛失していることもあるため、他の確認ポイントと併せて総合的に判断することが重要です。
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バーバリーバッグを安全に購入するためのアドバイス
- 正規品と偽物の価格差に注意
- 購入前の本物確認サービスの活用方法
- フリマアプリでの購入時の注意点
- 三陽商会製品との違いを理解する
- 年代別タグの特徴を把握する
- バーバリー公式販売店での購入がおすすめ
- まとめ：バーバリーバッグ偽物見分け方完全ガイド
正規品と偽物の価格差に注意
バーバリーは高品質な素材と技術を用いた高級ブランドであり、めったにセールを行いません。例えば、正規品のトートバッグは10万円程度が相場です。
一方、偽物は中国などで5-6千円程度で製造され、それが偽物販売サイトでは2-3万円程度で取引されています。極端に安い価格設定は偽物を疑うべき重要なシグナルとなります。
「激安」や「値下げセール」など、大幅な値引きをうたう販売サイトには要注意です。高品質な素材や技術を使用している本物のバーバリー製品は、大幅な値下げができない性質があります。
価格の妥当性を判断する際は、正規店やオンラインストアの定価を参考にすることをお勧めします。あまりにも安価な商品は、たとえ本物に見えても偽物の可能性が高いでしょう。
値段が魅力的でも、製品の品質や作りが値段相応になってしまうため、長期的な視点で考えると必ずしもお得な買い物とは言えません。
購入前の本物確認サービスの活用方法
商品が本物かどうか判断に迷った場合、プロの鑑定士による鑑定サービスを利用することができます。鑑定士は商品を詳細にチェックし、鑑定証明書を発行します。
買取店での査定も、商品の真贋を確認する有効な手段です。多くのブランド買取店では、ブランド知識が豊富な査定士が無料で査定を行っています。
鑑定証明書は、プロの目利きによって本物と判断された証明となり、将来の転売時の保証としても活用できます。ただし、鑑定サービスは有料となることが一般的です。
買取店での査定は、査定後に買取を断ることも可能です。無料で専門家の意見を聞けるため、気軽に利用できるサービスといえます。
商品の状態や年代によって、鑑定や査定の結果が異なる可能性もあるため、複数の専門家に相談することをお勧めします。
フリマアプリでの購入時の注意点
フリマアプリは便利なサービスですが、個人間取引のため偽物掴まされるリスクが存在します。企業を介さない取引であるため、悪質な出品者が潜んでいる可能性があります。
商品を購入する前に、出品者のレビューや評価をしっかりとチェックすることが重要です。また、商品の写真は複数角度から撮影されたものを確認し、細部までしっかりと確認しましょう。
大手フリマアプリは偽物対策に取り組んでいますが、完全な防止は難しい状況です。商品説明や写真、価格設定に不自然な点がないか、慎重にチェックする必要があります。
本物の商品写真を使って、実際には偽物を送付するという詐欺的な販売方法もあります。商品が届いたら、すぐに真贋を確認することが重要です。
フリマアプリでの購入を検討する場合は、偽物への対応方針や補償制度についても事前に確認しておくことをお勧めします。
三陽商会製品との違いを理解する
三陽商会は2015年まで、バーバリーの日本での正規代理店として製造・販売を行っていました。タグの色で見分けることができ、本家バーバリーはベージュ、三陽商会製は紺色のタグを使用しています。
三陽商会製のバーバリー製品は、本場のデザインを再現しつつ、日本人の体型に合わせた仕様となっています。特に「バーバリーロンドン」は日本製が多く、品質も高い評価を受けています。
内タグに「C-TK83」という記載があれば、それは三陽商会の製品を示すコードです。この表記がある商品は、日本の正規品として認められています。
三陽商会はバーバリーブラックレーベルやブルーレーベルといった日本独自のラインも展開していました。これらは中国製が多く、バーバリーロンドンと比べると品質面で差があるとされています。
2015年以降は、バーバリー本社が直接日本市場を管理する体制に移行しました。それに伴い価格帯も上昇し、例えばトレンチコートは三陽商会時代の15万円から30万円程度に値上がりしています。
年代別タグの特徴を把握する
バーバリーのタグは年代によってデザインが異なります。1950年代までは、すべて大文字で「BURBERRYS」と表記され、馬上の騎士のロゴの下に配置されていました。
1960年から1970年代には、「Burberrys」という小文字表記になり、右下に「REGD」という商標マークが追加されました。1970年代以降は「REGD」が「®」に変更されています。
1990年代に入ると、従来の配色を反転させた「白タグ」が登場しました。この時期のタグは現在でも人気が高く、中古市場でも注目されています。
1999年には「Burberrys」から「BURBERRY」へとブランド名が変更され、タグデザインも大きく変わりました。騎士の旗に書かれていた「PRORSUM」の文字も消え、よりシンプルなデザインとなっています。
2018年には約20年ぶりの大幅なロゴ変更が行われ、馬上の騎士のシルエットが削除され、ゴシック体風の太い文字による新しいデザインが採用されました。
バーバリー公式販売店での購入がおすすめ
バーバリーの正規品を確実に手に入れるなら、バーバリー社から認可を受けた正規販売店での購入がもっとも安全です。正規店では偽物を掴まされるリスクがなく、安心して購入できます。
正規店では商品の補修サービスやメンテナンスも受けられるため、長く愛用したい方に特におすすめです。ただし、日本全国に店舗があるわけではないため、アクセスの面で不便を感じる場合もあります。
公式オンラインストアも、場所を問わず正規品を購入できる信頼できる選択肢です。配送に時間がかかる場合もありますが、確実に本物を入手できる安全な購入方法といえます。
商品の状態やサイズ感を実際に確認したい場合は、直営店での購入が理想的です。店頭では専門スタッフによるアドバイスも受けられ、より確実な判断が可能になります。
また、正規店での購入であれば、ギャランティカードなどの付属品も確実に入手でき、将来の転売時にも有利になります。
まとめ：バーバリーバッグ偽物見分け方完全ガイド
ポチップ
最後に記事のポイントをまとめます。
- ロゴの字体は均一で、特に「R」の大きさが揃っているのが本物の特徴
- 本物の組成タグは濃いグレーで印字され、必ず型番が記載されている
- 刺繍は繊細で輪郭がはっきりしており、雑な仕上がりは偽物のサイン
- 金具は高品質で取り付け位置が正確、安っぽい金具は偽物の可能性
- 内側の縫製が丁寧で、チェック柄の裏地が特徴
- タグの色でベージュが本家バーバリー、紺色が三陽商会製と判別可能
- シリアルナンバーと13桁の番号が内側のタグに記載
- 極端な安値での販売は偽物を疑うべき
- 購入前の鑑定サービスや買取店での査定活用を推奨
- フリマアプリでの購入は出品者評価や商品説明を慎重に確認
- 確実な本物購入には正規販売店の利用がベスト
- 年代によってタグデザインが異なり、1999年以降は「BURBERRY」表記に統一
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