韓国旅行でコンバースを購入したいけれど、税関で没収されるのではないか?という不安を持つ方が増えています。特にCT70やランスターモーションなどの人気モデルは、日本では入手が難しいため、韓国での購入を検討する方も多いはずです。
実は、この問題について税関に直接問い合わせてみたところ、個人使用目的であれば1-3足程度なら持ち帰れる可能性が高いことが分かりました。ただし、転売目的での持ち込みは禁止されており、数量が多い場合は没収のリスクが高まります。
この記事のポイント!
- 韓国コンバースが没収対象となる法的背景と実態
- 個人使用での持ち帰り可能な数量の目安
- CT70など人気モデルの安全な持ち帰り方
- 税関での確認時の注意点と対策方法
韓国コンバースは本当に没収されるの?実態と対策を徹底解説
- 韓国コンバースが没収される理由を税関に直接確認
- 個人使用なら1-3足程度は持ち帰り可能
- 商標権の違いが没収の主な原因
- 履いて帰る必要はない!税関職員が回答
- CT70など人気モデルの持ち帰り方法
- 税関での注意点と対策方法
韓国コンバースが没収される理由を税関に直接確認
韓国で販売されているコンバースと日本で販売されているコンバースでは、商標権を持つ会社が異なります。具体的には、韓国ではNIKEが販売権を持っており、日本では伊藤忠商事が商標権を保有しています。
このため、韓国のコンバースは日本国内では正規品として認められず、商標権を侵害する可能性のある商品として扱われます。税関への問い合わせによると、この違いが没収の可能性が生じる主な理由となっています。
しかし、税関職員への取材では、個人使用目的での少量の持ち込みについては、商標権侵害とはみなされにくいことが分かりました。これは、商標権侵害の判断には「事業性」が重要な要素となるためです。
実際の運用では、明らかな販売目的や大量持ち込みでない限り、個人使用の範囲内であれば柔軟な対応がされているようです。ただし、この判断は現場の税関職員によってケースバイケースとなります。
輸入規制の対象となっているのは、主に「外国にある者が外国から日本国内に他人をして持ち込ませる行為」であり、個人が自ら持ち込む場合は、この規制の対象外となります。
個人使用なら1-3足程度は持ち帰り可能
税関職員への確認によると、個人使用目的であれば1-3足程度の持ち込みについては、没収される可能性は低いとのことです。これは、その程度の数量であれば、通常の個人使用の範囲内と判断されやすいためです。
ただし、具体的な数量の上限は明確には定められていません。税関での判断は、持ち込み時の状況や、税関職員の判断によって変わる可能性があります。
特に注意が必要なのは、同じサイズを複数持ち込むケースです。これは転売目的と疑われやすく、没収のリスクが高まる可能性があります。
個人使用であることを示すためには、1人で履ける程度の数量に抑えることが重要です。また、箱や付属品は処分して持ち込むことで、より個人使用の印象を強められます。
税関職員の話では、例えば旅行のお土産として知人に配る目的であることが明確な場合は、それなりの数量でも認められる可能性があるとのことでした。
商標権の違いが没収の主な原因
コンバースの商標権を巡る問題は、2011年に東京税関での輸入差止申立てが受理されたことに始まります。この結果、全国の税関でコンバースシューズの輸入が差止対象となっています。
この背景には、知的財産高等裁判所での判決があります。2010年4月27日の判決で、日本の商標権者の許諾を得ていない海外のコンバース商品の輸入は、日本国内の商標権を侵害すると確定しました。
この状況は2022年の法改正でさらに厳格化され、海外の事業者が郵送等で日本国内に持ち込む商品については、個人使用目的であっても輸入が禁止されることになりました。
ただし重要なのは、この規制が主に事業者による輸入や郵送での持ち込みを対象としている点です。個人が自ら持ち込む場合は、この規制の直接の対象とはなっていません。
法律上の規制は、主に「外国にある者が外国から日本国内に他人をして持ち込ませる行為」に焦点を当てています。つまり、個人が旅行先で購入して直接持ち帰る場合は、この定義には該当しないのです。
履いて帰る必要はない!税関職員が回答
税関職員への取材で明らかになったのは、個人使用目的であれば必ずしも履いて帰る必要はないという点です。「履いているコンバースを脱げ」というような確認は行われないとのことです。
実際の運用では、キャリーバッグに入れて持ち帰ることも可能です。これは、携帯品として認められる範囲内であれば、特に問題視されないためです。
ただし、新品の状態で大量に持ち込もうとする場合は、転売目的と疑われる可能性が高まります。その場合は、税関での確認が厳しくなる可能性があります。
税関職員の説明によると、個人使用であることが明確な場合は、履いているか否かよりも、持ち込む数量や目的の方が重要な判断基準となるようです。
持ち込み方法について過度に神経質になる必要はありませんが、明らかに転売目的と思われるような持ち込み方は避けるべきでしょう。
CT70など人気モデルの持ち帰り方法
CT70などの人気モデルについても、基本的な持ち込みのルールは同じです。個人使用目的であれば、1-3足程度の持ち込みは可能性が高いとされています。
特にCT70は韓国で人気の高いモデルですが、日本での入手が難しいため、旅行時の購入を検討する方も多いモデルです。税関での確認においても、特定のモデルだけが厳しく取り締まられることはありません。
ただし、CT70を含む韓国コンバースは、2021年10月以降、コンバースジャパンによる海外輸入の差し止めが強化されています。この影響で、多くの海外通販サイトでの販売が中止されています。
そのため、現在CT70を入手する場合は、直接韓国に行って購入するか、Amazon経由での購入が主な選択肢となっています。Amazonでの購入の場合は、税関での問題は発生しません。
なお、Amazonでの購入時は、信頼できる出品者を選ぶことが重要です。特に「スニーカードットコム」や「yongmostore-kr」などの出品者は、本物を扱っていることが確認されています。
税関での注意点と対策方法
税関での確認をスムーズに通過するためには、いくつかの注意点があります。まず、個人使用目的であることを明確にできる程度の数量に抑えることが重要です。
大量の在庫を抱えているように見える持ち込み方は避けるべきです。特に、同じサイズや同じモデルを複数持ち込むことは、転売目的と疑われやすいので注意が必要です。
また、税関職員への対応も重要です。質問された場合は、個人使用目的であることを正直に説明することが大切です。知人へのお土産として持ち帰る場合も、その旨を説明できるようにしておくと良いでしょう。
なお、一度日本に持ち込んだ後は、転売や個人間取引は避けるべきです。税関職員の説明によると、メルカリなどでの販売が確認された場合、警察が動く可能性もあるとのことです。
商標権の問題は継続的に存在するため、個人使用の範囲内で楽しむことを心がけましょう。
韓国コンバースの種類と没収リスクを詳しく解説
- 厚底モデルの特徴と人気の理由
- チャックテイラーCT70の魅力と価格帯
- 新作モデルの入手方法とリスク
- 韓国コンバースの購入におすすめの店舗
- 転売目的での持ち込みは絶対NG
- 通販での個人輸入は規制対象
- まとめ:韓国コンバースは個人使用なら没収されにくい!気を付けるべきポイント
厚底モデルの特徴と人気の理由
韓国のコンバースには、日本では販売されていない厚底モデルが多く展開されています。特にランスターモーションといった厚底タイプは、スタイルアップ効果が期待できると注目を集めています。
価格帯は一足あたり11万9000ウォン程度で、日本円にして約13,000円ほどです。店舗では税金還付の手続きも可能で、数百円程度が返金される場合があります。
カラーバリエーションは白と紺の2色が基本となっており、特に白は黒のソールとの組み合わせが特徴的です。このデザインは、白系・黒系どちらの服装にも合わせやすいと評価されています。
厚底モデルは見た目のインパクトが強いものの、実際の履き心地は良好です。ソールにはクッション性があり、歩きやすさも考慮されている点が特徴です。
ただし、厚底モデルは他のコンバース商品と同様に、日本への持ち込み時には商標権の問題が発生する可能性があります。個人使用目的での1-3足程度の持ち込みであれば、没収のリスクは比較的低いとされています。
チャックテイラーCT70の魅力と価格帯
CT70は、1970年代のコンバースを復刻したモデルとして知られています。このモデルの特徴は、ソールの厚みが通常のコンバースとは異なり、より快適な履き心地を提供する点です。
現在、CT70の入手方法は大きく限定されています。2021年10月以降、コンバースジャパンによる海外輸入の差し止めが強化され、多くの海外通販サイトでの販売が中止されている状況です。
ただし、Amazonでは現在も購入可能です。特に信頼できる出品者として「スニーカードットコム」「yongmostore-kr」が確認されています。これらの出品者からの購入であれば、確実に本物を入手できます。
CT70は厚みのあるソールと細めのシューレースが特徴で、クラシカルな雰囲気を持ちながらも現代的なデザインに仕上げられています。かかと部分には特徴的なヒールパッチが配置されています。
なお、韓国での購入を検討する場合は、サイズ選びに注意が必要です。店舗が混雑している場合、十分な試着ができないケースもあるため、普段のサイズ感を事前に把握しておくことをお勧めします。
新作モデルの入手方法とリスク
韓国コンバースの新作モデルは、主にミョンドン周辺の3店舗で展開されています。特にミョンドンの7番街の店舗では、カスタマイズなども可能となっています。
店舗では外国人観光客向けのサービスも充実しており、日本人にも人気があります。特に日本未発売のモデルや、厚底デザインのスニーカーが注目を集めています。
新作モデルの購入時には、免税手続きが可能です。ただし、履いて帰国する場合は免税の対象外となる可能性が高いため、注意が必要です。
商品の在庫状況は時期によって大きく変動します。特に人気モデルは早い段階で売り切れることもあるため「イーコリア マート」なども合わせてチェックすることをお勧めします。
持ち帰りに関しては、他のモデルと同様に個人使用目的であることを明確にできる数量に抑えることが重要です。新作モデルだからといって、特別な規制があるわけではありません。
韓国コンバースの購入におすすめの店舗
コンバースの購入場所として、ミョンドンと東大門の店舗が主要な選択肢となります。ミョンドンエリアには3店舗のコンバース店があり、特にカスタマイズ可能な店舗が人気です。
東大門エリアでは、DTAモール内のコンバース店舗が注目を集めています。この店舗ではタックスフリーの対応も可能で、K-POPアイドルのモデルポスターなども展示されています。
店舗での価格は、モデルによって異なりますが、例えば一般的なモデルであれば日本より数千円程度安く購入できる場合があります。さらにセールやアウトレットを利用すれば、より安価に入手できる可能性もあります。
商品の品揃えは店舗によって異なり、特にミョンドンの店舗は日本人観光客向けの商品も豊富です。ただし、人気商品は混雑時に十分な試着ができないケースもあるため、時間帯の選択も重要です。
免税手続きについては、各店舗で対応可能です。ただし、免税で購入した商品を履いて帰国する場合は、免税の対象外となる可能性があるため、事前に確認が必要です。
転売目的での持ち込みは絶対NG
コンバースジャパンは、海外のコンバース商品の輸入に関して明確な声明を発表しています。特に販売目的での持ち込みは、商標権侵害となることが明確に示されています。
2011年には東京税関において輸入差止申立てが受理され、全国の税関でコンバースシューズの輸入が差止対象となっています。この規制は現在も継続しており、特に事業目的での持ち込みは厳しく取り締まられています。
税関職員の説明によると、メルカリなどのプラットフォームでの販売が確認された場合、警察が介入する可能性もあるとのことです。このため、一度持ち込んだ商品を転売することは避けるべきです。
特に注意が必要なのは、同じサイズや同じモデルを複数持ち込むケースです。このような場合、転売目的と判断される可能性が高く、税関での没収リスクが大幅に上昇します。
個人使用の範囲を超えた数量の持ち込みは、たとえお土産目的と説明しても認められない場合があります。転売目的での持ち込みは、法的リスクを伴う行為として認識する必要があります。
通販での個人輸入は規制対象
2022年10月1日の法改正により、海外通販サイトからの個人輸入は厳しく規制されています。特に「外国にある者が外国から日本国内に他人をして持ち込ませる行為」が規制の対象となっています。
この規制により、主要な海外通販サイトでのCT70の販売が中止されています。SSENSEやSneakersnstuff、MATCHESFASHIONなど、かつて人気だった通販サイトでは現在購入できない状況です。
郵送での個人輸入の場合、たとえ個人使用目的であっても、税関で見つかると返金されずに没収される可能性が高くなっています。この規制は、商標権保護の観点から導入されました。
ただし、Amazonの国内出品者からの購入は可能です。特に「スニーカードットコム」や「yongmostore-kr」などの信頼できる出品者から購入する場合は、安全に商品を入手することができます。
通販での購入を検討する場合は、必ず国内から発送される商品を選択することが重要です。海外からの直接発送を選択すると、税関で没収されるリスクが高まります。
まとめ:韓国コンバースは個人使用なら没収されにくい!気を付けるべきポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- 韓国コンバースは商標権の違いにより、日本では正規品として認められていない
- 個人使用目的での1-3足程度の持ち込みは、没収される可能性は低い
- 税関職員への取材では、履いて帰る必要は特にないことが確認された
- 転売目的での持ち込みは法律違反となり、警察が介入する可能性もある
- 海外通販サイトからの個人輸入は2022年10月の法改正により規制対象となっている
- Amazonの国内出品者からの購入は可能で、特定の信頼できる出品者が存在する
- 免税手続きは可能だが、履いて帰国する場合は対象外となる可能性がある
- 同じサイズや同じモデルの複数持ち込みは転売目的と疑われやすい
- 店舗での購入時は混雑状況に注意し、十分な試着時間を確保することが重要
- 一度日本に持ち込んだ後の転売や個人間取引は避けるべき
- CT70などの人気モデルも、個人使用目的であれば同様の扱いとなる
- 持ち込み時の判断は現場の税関職員によってケースバイケースとなる
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