ニューバランスの人気モデルM1300J(1995年/2000年/2005年復刻版)のリペアサービスが2019年6月末に終了し、その後もM576シリーズなど複数のモデルで修理受付が終了しています。大切なスニーカーを長く履き続けたい方にとって、この状況は深刻な問題となっています。
公式リペアサービスでは、オールソール交換修理が12,650円、オールソール交換修理+ライニング交換修理が18,150円で提供されていました。しかし、C-CAPソール搭載モデルの取り扱いが完全終了するなど、対応可能なモデルが徐々に減少しているのが現状です。
この記事のポイント!
- ニューバランス公式リペアサービスの終了状況と対象モデル
- 公式修理の料金体系と具体的な修理内容
- 代替となる修理専門店の選択肢と費用
- 各修理方法のメリット・デメリットと注意点
ニューバランスリペアサービス終了はなぜ?対象モデルと今後の修理方法
- 公式リペアサービスの受付終了モデルと理由を解説
- ニューバランス公式リペアサービスの料金と内容
- リペアサービス対象モデルの一覧と注意点
- リペアサービスを依頼する前に確認すべき3つのポイント
- オールソール交換とライニング修理の違いと費用
- 公式リペアサービスの申込み方法と流れ
公式リペアサービスの受付終了モデルと理由を解説
ニューバランスの公式リペアサービスでは、一部のモデルやソールユニットの取り扱いを順次終了しています。特にM1300J(1995年/2000年/2005年復刻版)は2019年6月末に取扱いが終了しました。
また、M576シリーズのソールユニット(M576WT、M576GY、M576JG、M576J/TKシリーズ)は2020年4月末受注分をもって取扱いを終了しています。これらの終了は、修理用部材の供給状況に起因すると考えられます。
現在、C-CAPソール搭載モデルの修理受付も終了しており、対応可能なモデルが限定されています。特にM576UKなどのC-CAP搭載モデルは公式での修理が不可能となっています。
終了の背景には、修理用部材の確保が難しくなっていることがあります。特に古いモデルのパーツ供給が困難になっているようです。
修理受付終了後は、専門の修理店での対応を検討する必要があります。三軒茶屋などに専門店があることが確認されています。
ニューバランス公式リペアサービスの料金と内容
公式リペアサービスの基本料金は、オールソール交換修理が12,650円、オールソール交換修理+ライニング交換修理が18,150円となっています。2023年5月時点の価格です。
修理内容は、靴底のすり減りやミッドソール素材の劣化で履けなくなったシューズのソールユニット交換が主となっています。交換作業には約2ヶ月半程度の時間がかかる事例が報告されています。
修理品の返送は、ヤマト運輸の代金引換での対応となっています。配達日については、サービスセンターから事前に電話連絡があります。
修理の際は、事前に電話での問い合わせが必要です。リペアサービス事務局の受付時間は平日10:00~17:00(年末年始、土日祝日を除く)となっています。
修理は1回のみの対応となっており、大きな負担がかかるため複数回の修理は受け付けていません。
リペアサービス対象モデルの一覧と注意点
リペアサービスの対象モデルには、M1300CL、M1300JP、M1400、M1500/1500UK、M1700/M1700UK、CM1700、M996、M576、M577/M577UK、LM576UK/M576UKなどが含まれています。
ただし、対象モデルであっても使用されているソールユニットの種類によって修理可能かどうかが変わってきます。ENCAPソール搭載モデルは現在も対応可能ですが、C-CAPソール搭載モデルは対応が終了しています。
修理用部材の供給状況や受注状況により、予告なく受付を休止したりサービスを終了したりする可能性があります。その際の事前連絡は行われない場合があります。
対象モデルか確認するには、リペアサービス事務局への電話確認が必要です。フリーダイヤル0120-85-0266で問い合わせが可能です。
特に古いモデルの場合、部品の在庫状況を事前に確認することが重要です。
リペアサービスを依頼する前に確認すべき3つのポイント
修理依頼を検討する前に、まずモデル品番を確認する必要があります。対象モデルは限定されており、すべてのニューバランスシューズが修理可能というわけではありません。
次に、使用されているソールユニットの種類を確認します。特にC-CAPソールを使用しているモデルは、現在修理対応が終了しているため注意が必要です。
また、修理は1回限りとなっているため、修理後の使用期間も考慮に入れる必要があります。スニーカー本体への負担が大きいため、複数回の修理は受け付けていません。
修理費用は代金引換での支払いのみとなっているため、支払い方法の準備も必要です。配送料と手数料は別途かかります。
事前に電話での問い合わせが必須となっているため、受付時間内に連絡できるよう計画を立てることが重要です。
オールソール交換とライニング修理の違いと費用
オールソール交換修理は、靴底全体を交換する修理で、料金は12,650円となっています。すり減った靴底やミッドソールの劣化に対応する基本的な修理です。
一方、ライニング修理を含むフルサービスは18,150円で、靴の内側の生地も合わせて交換します。履き心地を大きく改善したい場合はこちらがおすすめです。
修理期間は約2ヶ月半程度必要となります。これは、手作業による丁寧な修理が行われているためと考えられます。
修理後の仕上がりは、ソールの色や素材が変更になる可能性があります。特にミッドソールの色味が若干異なる場合があります。
修理後は接着剤の跡が残る可能性がありますが、履き心地には影響ありません。むしろ修理による愛着が増すという報告もあります。
公式リペアサービスの申込み方法と流れ
申し込みはまず、リペアサービス事務局への電話連絡から始まります。フリーダイヤル0120-85-0266で、平日10:00~17:00の間に受け付けています。
電話で対象モデルであることを確認後、必要書類が自宅に送られてきます。品番や修理内容を記入し、修理したい靴と一緒に返送する流れとなっています。
修理完了後は、サービスセンターから電話連絡があり、配達希望日を確認できます。返送はヤマト運輸の代金引換のみの対応となっています。
修理品は新しい箱に入れて返送され、お礼の文面も同封されます。梱包材は同梱されないため、発送時は自前の梱包材を用意する必要があります。
修理の詳細や確定見積もり、確定納期は、修理品が到着次第電話連絡があります。納得してから修理加工が開始されます。
公式リペアサービス終了後の代替修理方法を徹底解説
- スニーカー修理専門店での修理内容と料金相場
- 三軒茶屋の修理専門店の対応可能範囲
- カカト内側の破れ修理の選択肢と費用
- シュータンとライニングの革製補修オプション
- 加水分解したソールの対処方法と予防策
- まとめ:ニューバランスリペアサービス終了後の修理選択肢
スニーカー修理専門店での修理内容と料金相場
スニーカー修理専門店では、メーカー修理では対応できないインポートのニューバランスも修理可能です。特にカカト内側の破れ修理は多く依頼があるようです。
カカト内側の破れ修理は、メッシュ部分を牛革で補修することで、元の素材より丈夫になり長持ちする特徴があります。革の色も近い色を選べるため、高級感のある仕上がりになります。
料金は、ショートタイプで4,000円から、ロングタイプで7,000円(両足)からとなっています。ただし、状態によって料金は前後する可能性があります。
内部のスポンジが劣化している場合は、新しいクッションスポンジを詰め直すオプションもあります。このスポンジ詰め替えには、追加で1,100円程度かかります。
納期は最短で1週間程度ですが、修理内容や混雑状況によって変動する可能性があります。
三軒茶屋の修理専門店の対応可能範囲
三軒茶屋の修理専門店では、C-CAPが終了したM576UKなど、公式では対応不可能なモデルの修理にも対応しています。特にカカト内側の補修やシュータンの作り直しなど、幅広い修理に対応可能です。
シュータンの作り直しでは、劣化したベロ部分を革で新しく製作し、既存のブランドネームタグを移植する技術を持っています。価格は両足で8,800円程度です。
カカト内側の破れ修理では、履き口のステッチをほどいて分解し、クッションスポンジの状態まで確認する丁寧な作業を行っています。
アウトソールの貼り替えでは、ビブラムソールを使用したカスタム修理も可能です。料金は両足で14,300円程度からとなっています。
修理前の状態確認から、最適な修理方法の提案まで、専門的なアドバイスを受けることができます。
カカト内側の破れ修理の選択肢と費用
カカト内側の破れ修理には、複数の選択肢があります。基本的な革での補修は13,200円程度で、内部のスポンジ詰め替えを追加すると14,300円程度になります。
修理方法としては、履き口のステッチを解いて分解し、新しい革を履き口外側に縫い付け、その革をカカト内側に巻き込むように接着する手法が一般的です。
柔らかい革を使用することで、足当たりも良く、すぐに馴染むという特徴があります。色も白やこげ茶など、複数の選択肢から選べます。
予防的な補強として、破れる前に革で補強することも可能です。この場合も同様の料金体系となっています。
作業時には内部のクッションスポンジの状態も確認され、必要に応じて交換することで履き心地を改善できます。
シュータンとライニングの革製補修オプション
シュータンの作り直しでは、表面を黒い革、裏を白革で作るなど、カスタマイズが可能です。内部にクッションスポンジを入れることで、フィット感も向上させることができます。
劣化したベロを靴本体から外し、型を取って革をカットし、縁を縫い付けて袋状にする際に、「NB1400」などのタグを移植することで、オリジナルに近い仕上がりを実現できます。
作業工程には、型取り、革のカット、縫製、タグの移植など、複数の専門的な技術が必要となります。両足での料金は8,800円程度です。
シュータン修理では、内部のスポンジが崩壊している場合、新たなスポンジを詰め直すことも可能です。この場合、フィット感が大幅に改善されます。
修理後は、合成素材から本革になることで、耐久性が向上し、高級感のある仕上がりになります。
加水分解したソールの対処方法と予防策
加水分解したソールの修理には、ビブラムソールでの貼り替えという選択肢があります。EVA系のソールをビブラムゴムソールに変更することで、耐久性が向上します。
ソールの貼り替え修理は、両足で14,300円程度からとなっています。作業内容には、古いソールの除去、接着面の処理、新しいソールの接着が含まれます。
ミッドソールの再利用が可能な場合は、履き心地の変化を最小限に抑えることができます。ただし、状態によってはミッドソールの交換も必要となる場合があります。
予防策としては、高温・多湿の場所での使用や保管を避けることが重要です。ポリウレタン素材の寿命は製造から3年~5年が目安となっています。
ソールの状態は定期的に確認し、ひび割れなどの初期症状が見られた段階で修理を検討することをお勧めします。
まとめ:ニューバランスリペアサービス終了後の修理選択肢
最後に記事のポイントをまとめます。
- 公式リペアサービスはM1300J等の人気モデルで順次終了している
- C-CAPソール搭載モデルの修理は完全終了している
- 公式修理の基本料金は12,650円から18,150円である
- 修理専門店ではC-CAP終了モデルにも対応可能である
- カカト内側の革補修は4,000円から7,000円で対応可能
- シュータンの革製作り直しは8,800円程度である
- ビブラムソールでの貼り替えは14,300円からとなっている
- 修理は予防的な補強も可能である
- 革での補修は元の素材より耐久性が向上する
- スポンジ詰め替えは1,100円程度で追加可能である
- 修理後は合成素材から本革になり高級感が増す
- 公式修理は1回限りだが、専門店では複数回の修理が可能
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